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レースレベルが高かったアエロリットの圧勝劇【NHKマイルCのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
NHKマイルCは、2番人気アエロリットが快勝しました。
アエロリットも凄かったんですが、2着のリエノテソーロにビックリしました。この時計に対応できるとは思ってもみませんでした。3歳馬って難しい。

各開催場の馬場差

5月6日(土)
東京 芝 -1.3 
東京ダート-0.1 
京都 芝 -1.2 
京都ダート+0.1 
新潟 芝 +1.6 
新潟ダート+0.2 

各開催場の馬場差

5月7日(日)
東京 芝 -0.5 
東京ダート+0.5 
京都 芝 -0.8 
京都ダート+0.7 
新潟 芝 +0.1 
新潟ダート+1.1 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は。相変わらず芝の時計は速いままで、ダートの時計は遅かった。

京都も同じく、芝が速くてダートが遅い。ただ、京都のダートはそもそも時計が速いコースが多いので、これくらいの馬場差でも、時計勝負に強いスピードタイプが上位争いをしていた。

新潟は芝もダートも時計がかかっており、とくに土曜の芝はやたら時計がかかっていた。ここまでくると、時計勝負に強いタイプには厳しかった。

レースレベルが高かったアエロリットの快勝/NHKマイルC

NHKマイルCは、2番人気の◎アエロリットが、桜花賞5着から戴冠を果たした。

馬場差-0.5で、レースタイム差-1.5。

東京マイルはそもそも時計が速いコースで、レースタイム差-1.5はかなりの高速決着。
レースも、最初の1Fこそ12.4秒だったが、2F目から最後まで11.8秒以下のハイペースで、これを直線入り口で先頭に並びかけて押し切った◎アエロリットは強かった。
これまで1勝馬でNHKマイルCを制した馬はおらず(2着はコティリオン、ローレルゲレイロ、デアリングハートの3頭がいる)、これは今年の牡馬勢が弱いのか、それとも◎アエロリットがとんでもなく強いのか、今後の動向を見極めたいところ。

しかし、このラップと位置取りで1馬身半差の快勝だから、◎アエロリットは間違いなく強かった。

2着リエノテソーロは、出走馬のなかで唯一の4勝馬だったが、スピードランク9位だったように時計がかかって良いタイプだったので軽視した。まさかこの時計に対応して2着を確保できるとは思わなかった。
しかも上がり最速の34.0秒を繰り出して、3着以下に2馬身半差だから、この馬も強かった。

1番人気▲カラクレナイは、直線まったく反応せずに17着に惨敗。
内でもまれたことが初めてだったのも敗因のひとつかもしれないが、おそらく距離が長い。
今回のレースを見る限り、一線級のマイルでは乗り方が難しい。
適距離外での惨敗からの連戦は、馬の競争意欲を減退させることがあるので、今すぐに休養させてほしい。

次走で注目したいのは、2着のリエノテソーロと、7着のミスエルテの2頭。
リエノテソーロは前記の通り。

ミスエルテは、現状ではスピードランク18位と時計勝負になると厳しいが、今回はコンマ8秒差に踏みとどまっており、もう少し時計がかかってくれれば重賞でも十分やっていける。


ダービーにはつながらないプラチナムバレットの勝利/京都新聞杯

△プラチナムバレットがダービーへの最終切符を手にした京都新聞杯(プラチナムバレットは残念ながら故障発症で休養)。

馬場差-1.2で、レースタイム差+1.3。

土曜の京都芝はかなり時計が速かったが、京都新聞杯のレースタイム差は+1.3と時計がかかっている。
この日の京都芝レースでレースタイム差がプラスになったのは京都新聞杯だけで、時計面からはまったく評価できない。
レースも、1000m通過62.1秒のスローペースで、ラスト3Fが11.6秒-11.5秒-11.6秒の瞬発力勝負で、ダービーにつながるレースではなかった。

勝った△プラチナムバレットは、スローのヨーイドンで切れるタイプで、今回は展開がバッチリはまった。
とはいえ、今の主流はスローの瞬発力勝負だから、今後も2000m前後の重賞なら要注意だろう。

2着のサトノクロニクルは、未勝利戦を勝ち上がったときがハイペースだったが、本質的にはスローの瞬発力勝負に向くタイプで、△プラチナムバレット同様、今回は展開が向いた。
ただ、個人的にはもっと距離があった方が良さそう。

 

3歳戦の注目馬はダイワキャグニー/プリンシパルS(東京芝2000m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第11Rに行われたプリンシパルS(芝2000m)である。

馬場差-1.3で、レースタイム差-2.5。

土曜の東京芝コースは時計が速かったが、プリンシパルSのレースタイム差-2.5は掛け値なしに速い。
時計だけで言えば、ダービーでも十分通用する。

レース自体も、最初の1F目が12.8秒とかかったものの、そこから11.2秒-11.4秒-11.8秒-11.8秒で1000m通過59.0秒のハイペース。ラスト2Fが12.5秒-12.4秒というタフなペースとなった。

勝ったダイワキャグニーは、このペースを4番手追走からラスト35.3秒の切れ味で、レッドローゼスに2馬身半差だから、かなり強い競馬をしている。

相手関係が楽だったのは確かだし、前走の弥生賞では一線級相手に9着だからダービーでどうかといわれると難しいが、今回の経験は必ず糧となるはずで、ダービー以降も注目していきたい。
 
 

次走の注目馬・ナムラアラシ

日曜 東京第10R ブリリアントS・ダ2100m 3着ナムラアラシ

東京のダートは時計がかかっており、ブリリアントSもレースタイム差+0.2と時計が遅かった。
東京ダ2100mはそれほど時計が速くならないコースなので、この時計だと時計勝負に強いタイプでは厳しい。
勝った×ミツバがスピードランク4位で、2着◎キクノソルが同7位。

スピードランク1位の▲ピットボスが8着で、同2位のナムラアラシが3着、同3位の×マイネルトゥランが9着。

この中で1秒差以内に踏みとどまったのがナムラアラシである。
ナムラアラシは、折り合いを気にせず気合いをつけて出していかないとダメなタイプで、テン乗りはとにかく不安。
今回はテン乗りの蛯名正騎手だったため、思った通りの後方待機。これで終わったなと思っていたら、上がり最速36.0秒でコンマ5秒差3着まで差し込んできたから驚いた。

これで時計がもう少し速くなってくれれば勝てたかもしれない。
次走以降、時計が速くなるコースに替わったときに狙ってみたい。もちろんテン乗りの場合は、一枚割り引き。
 

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