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得意のラップで完勝メジャーエンブレム【NHKマイルCのタイム分析】

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こんにちわ、ウキョーです。
NHKマイルCは、メジャーエンブレムが鮮やかな逃げ切り。
桜花賞と同じ轍は踏まず、再び輝きを取り戻しました。
それにしても、スピードの持続力には恐れ入ります。

各開催場の馬場差

5月7日(土)
東京 芝 -0.9 
東京ダート-0.3 
京都 芝 -1.2 
京都ダート-1.0 
新潟 芝 +0.4 
新潟ダート+-0 

各開催場の馬場差

5月8日(日)
東京 芝 -0.8 
東京ダート-0.3 
京都 芝 -1.1 
京都ダート+0.1 
新潟 芝 -0.1 
新潟ダート+0.1 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
東京は、芝もダートも土日ともに早くなっている。
京都は、芝は土日ともに速い。ダートは土曜は相当に速かったが、日曜は一転、時計がかかっている。
新潟は、雨の影響があったとしても、芝の時計がかなり遅い。例年の新潟なら、これくらいの雨なら馬場差-1.0くらいはあるのに、今年はどうしたことか。とにかく時計が読みづらくなっている。

得意のラップで完勝メジャーエンブレム/NHKマイルC

◎メジャーエンブレムが復権を果たしたNHKマイルCから振り返る。
馬場差-0.8で、レースタイム差が-1.0

スタートから◎メジャーエンブレムが迷わず逃げを打ち、半マイル通過46.0秒の平均やや速めの淀みないペース。そこから、11.7-11.3-11.5とまったく緩まないレース運びで、先行集団にはかなり厳しい展開となった。
 
このラップで、◎メジャーエンブレムはラスト12.3秒でまとめて後続を寄せ付けなかった。
クイーンCのときはラスト12秒を切っていたから、今回は若干脚が止まっているが、それも許容範囲内。勝ち切ったことに価値がある。
最後、大外から×ロードクエストに差を詰められたが、このラップでの逃げ切りだから、完勝といっていいだろう。

 
2着の×ロードクエストは、3/4馬身差まで詰めたとはいえ、◎メジャーエンブレムが作ったペースに恵まれた部分は否定できず、3着以下の馬たちには貫録を見せつけた点は評価できるが、◎メジャーエンブレムとの力差は明らか。
今後、逆転を視野に入れるためにはレースの幅を広げていきたい。

 
○ティソーナは、出遅れで一巻の終わり。まったく見せ場なく、流れこんでの17着敗退。ノーカウントとしたいところだが、もう少し抵抗してほしかったのが本音で、G1ではまだ足りない。

 
▲アーバンキッドは、3番手から◎メジャーエンブレムのペースに付き合って自滅。このペースで勝ち切るまでの地力はなかった。

 
クラシック戦線組と、マイル路線組とのレベル差が顕著なレースとなったといってもいい。
アーリントンC勝ちのレインボーラインが3着、ニュージーランドT勝ちのダンツプリウスが4着、ファルコンS勝ちのトウショウドラフタが5着。
この中で、今後に期待を抱かせたのは、序盤引っ掛かっていたトウショウドラフタか。


 

ダービーでの好走は疑問だが潜在能力抜群スマートオーディン/京都新聞杯

次は、土曜の京都で行われた京都新聞杯を振り返る。

馬場差-1.2で、レースタイム差が-1.3
 
時計が出る馬場だったのは確かだが、そこそこ時計が速い京都芝2200mでレースタイム差-1.3なら及第点以上。

 
勝ったスマートオーディンは、1000m通過60.8秒の平均ペースを、4角9番手からラスト33.8秒という豪脚で突き抜けた。
個人的にスマートオーディンを無印にしたのは、ワンターンのコースばかりで好成績を残してきたことで、予想優先順位の高い戦績項目がマイナスだったから。
しかし、この馬にはそんなマイナスはなんら問題ではなかったようだ。
ダービーの2400mは個人的には長すぎる印象だが、有利枠を引いて展開がはまれば克服できないこともない。

2着の×アグネスフォルテは、逃げたカルムパシオンが早めに脱落したことで、先頭に立つのが早すぎた。それでも、得意の高速決着になったことで、◎ロイカバードの追い上げを退けて粘り込み。
相性の良いコースなら、オープンに入っても遜色ない。

 
◎ロイカバードは、有利枠を引いて絶好の時計。さらに、鞍上はコース得意の池添騎手。最高の舞台だったはずが、コンマ3秒届かなかった。
残念ながら、これが現状の立ち位置ということなのだろう。
距離も、もう少し短い方がよさそう。

 
2番人気×ブラックスピネルは、このペースなら連対は欲しかったところ。不利枠が、思いのほか響いたということなのかもしれない。
 
 

3歳戦の注目馬はアムネスティ/未勝利(東京芝1800m)

日曜の東京第3Rに行われた未勝利戦(芝1800m)の時計が速かった。

勝ったアムネスティの勝ちタイムは1.48.0。馬場差-0.8で、レースタイム差-1.9

特筆するほどのタイムではないが、この日の芝レースでレースタイム差-1.0より速かったのは、NHKマイルCとアムネスティの2鞍だけだった。

 
アムネスティは、800m通過47.2秒、1000m通過59.3秒の平均やや速めのペースを、4角12番手から34.9秒の脚で突き抜けて、2着に1+3/4馬身差。
前走はレースタイム差-0.1で6着、前々走もレースタイム差-0.1で4着に負けており、時計が速くなって一変した。

 
昇級して即通用と言えるほどの記録ではないが、時計が速くなる馬場ならそこそこの成績は残せそう。
経験を積んで、もう一列前で脚を溜めることができるようになれば、500万下卒業だって見えてくる。
 
 

次走の注目馬・ジェベルムーサ

日曜 東京第10R ブリリアントS(OP)・ダ2100m8着ジェベルムーサ

ブリリアントSのレースタイム差は+0.4と、馬場差-0.3の中で時計がかかっており、時計勝負でこそのジェベルムーサには苦しいレースとなってしまった。

 
ブリリアントSは、逃げたキングノヨアケにトウショウフリークがプレッシャーをかけ、さらに引っ掛かったドコフクカゼが3角で先頭に立つ特殊なペースで、1000m通過60.5秒のハイペース。
こうなると、先行勢にはかなり厳しいレースとなる。

 
ジェベルムーサは、珍しく良いスタートを切ったことが仇となり、3-4-3-2の位置取りで1.8秒差の8着に大敗。

ただ、今回は9か月振りの休み明け。いつもと同じような大外まくりの競馬ができなかったのも敗因か。
いずれにしても、ここを叩いた次走は改めて見直したい。
 

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