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勝ちパターンに持ち込んだときのソウルスターリングの強さ【オークスのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
オークスは1番人気ソウルスターリングが、モズカッチャンに1+3/4馬身差の圧勝でした。
勝ちパターンになったときの強さは随一ですね。

各開催場の馬場差

5月20日(土)
東京 芝 -1.1 
東京ダート-0.5 
京都 芝 -0.9 
京都ダート-0.9 
新潟 芝 +0.2 
新潟ダート+0.4 

各開催場の馬場差

5月21日(日)
東京 芝 -1.3 
東京ダート-0.5 
京都 芝 -1.2 
京都ダート-0.4 
新潟 芝 -0.4 
新潟ダート+0.1 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、馬場が回復して芝の時計はかなり速くなっており、ダートもそこそこの時計が出ていた。

京都はも、土日ともに芝、ダートの時計が速い。

新潟は、相変わらず芝もダートも時計がかかっている。ただ、新潟はそもそも時計が速いコースなので、これでも基準よりは速い。

勝ちパターンに持ち込んだときのソウルスターリングの強さ/オークス

オークスは、×ソウルスターリングが桜花賞3着から巻き返して、見事に戴冠を果たした。

馬場差-1.3で、レースタイム差-1.1。

時計が速い馬場で、オークスもレースタイム差-1.1とかなり時計が速かった。
レースは、1000m通過61.7秒-1400m通過86.3秒のスローペースで、ラスト3F34.1秒の瞬発力勝負となった。
このペースを、3番手追走の×ソウルスターリングに34.1秒で上がられたら、他馬に付け入る隙はない。

×ソウルスターリングは、ハイペースで時計がかかった桜花賞(阪神芝1600m)で3着に負けていたが、高速決着のスローペースとなれば抜群の瞬発力を発揮する。勝ちパターンにはまったときの切れ味はすさまじい。
レースレベル自体は高くはないので、牡馬や古馬に混じってどうかというと、まだ難しいかもしれないが、2着モズカッチャンに1+3/4馬身差、3着アドマイヤミヤビはそこから2馬身半差だから、同世代では屈指の力上位といえる。

2着モズカッチャンは、前走フローラS(東京芝2000m)のレースタイム差+0.5から、かなり時計を詰めており、1レースごとに経験を糧にできている。秋へ向けて楽しみな1頭である。

3着アドマイヤミヤビは、上がり最速の33.9秒で上がったが3着までが精一杯。×ソウルスターリングとの4+1/4馬身差は現時点での力量差で、逆転するにはもう一段階の成長が必要。


ダート戦線を席巻しそうなグレイトパールの圧巻勝利/平安S

土曜に行われた平安Sは、○グレイトパールがとんでもない強さを見せつけた。

馬場差-0.9で、レースタイム差-1.9。

レースは900m通過53.2秒-1100mm通過65.3秒のハイペースで、ラスト3Fが12.5秒-12.6秒-12.9秒という消耗戦となった。

このペースを作り上げたのは、他でもない勝った○グレイトパールである。
3角あたりから一気にポジションを上げて、自らハイペースを演出すると、先行勢はこのペースに翻弄されて壊滅状態。
こんな強引な競馬をしながら、2着◎クリソライトに4馬身差だから、とんでもない強さである。

初重賞挑戦でこんな競馬ができるとは驚き。
間違いなく、今後のダート戦線を引っ張っていける逸材である。
今後、どれだけ重賞を積み上げているか、非常に楽しみな1頭だ。ダート大好きな私としては、本当に嬉しい馬が現れた。

2着◎クリソライトは、高速決着になると甘くなるタイプで、この2着は評価していい。
ただ、今回に限っては○グレイトパールが作った乱ペースに助けられた感は否めない。
とはいえ、まだまだ力は衰えていない。

2番人気グレンツェントは、直線まったく反応できずに、2.0秒差10着に完敗。
これでアンタレスS(阪神ダ1800m)に続く惨敗で、どうも競争意欲に欠けている気がする。休養中になにかあったのか心配になってくる。

 

3歳戦の注目馬はアルメリアブルーム/メルボンT(京都芝2200m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の京都第9Rに行われたメルボルンT(芝2200m)である。

馬場差-0.9で、レースタイム差-2.7。

土曜の京都芝は時計が速いコンディションだったが、メルボルンTのレースタイム差-2.7はかなり速い。
レース自体も、7頭立ての少頭数ながら800m通過48.2秒-1000m通過60.2秒とペースが緩まず、ラスト3Fが35.4秒というタフなレースとなった。

勝ったアルメリアブルームは、ここまでスローの瞬発力勝負ばかりで結果を出してきたが、オープンに昇級する前にこのペースを経験できたのはアドバンテージになるはず。
ただ、未勝利勝ちが12頭立て、忘れな草賞(2着)が10頭立てで、今回が7頭立て。
多頭数でもまれたときに同じような競馬ができるか不安だが、時計だけならオープンでも即通用する。
 
 

次走の注目馬・マーシレス

土曜 新潟第11R 火打山特別・ダ1200m 2着マーシレス

火打山特別のレースタイム差は+1.0で、かなり時計がかかっていた。
勝った▲タガノヴィッターがスピードランク6位で、時計勝負に強いタイプには厳しかった。

マーシレスは、スピードランク3位ながら、ハナ差2着に健闘。
しかも、600m通過34.2秒のハイペースを自ら刻みながらのもので、負けて強しの内容である。

次走以降、時計が速くなるコースなら1000m下卒業は時間の問題。
 

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