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今年は函館で異次元タイム突入【函館SSのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週の函館はレコード連発の超高速馬場でした。
時計のかかる洋芝を求めていった馬たちには、本当にかわいそうな結果となりました。
時計が速けりゃいいってもんじゃないんだけどな、JRAさん。

各開催場の馬場差

6月17日(土)
東京 芝 -1.1 
東京ダート-0.8 
阪神 芝 -1.5 
阪神ダート-0.6 
函館 芝 -3.1 
函館ダート-0.6 

各開催場の馬場差

6月18日(日)
東京 芝 -0.9 
東京ダート+0.1 
阪神 芝 -2.4 
阪神ダート+0.1 
函館 芝 -3.0 
函館ダート-0.3 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、日曜に雨が降ったが馬場コンディションは良好で、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

阪神は、パンパンの良馬場で芝の時計が抜群に速くなっており、日曜芝の時計がとんでもない速さになっている。時計勝負に対応できない馬たちは、手も足も出なかった。

函館は、とにかく芝の時計が速く、洋芝とは思えない超高速決着が連発していた。ダートもそこそこ時計が速くなっていた。

今年は函館で異次元タイム突入/函館SS

函館芝1200mで1分6秒台の決着という前代未聞の超高速決着を制したのは、重賞2勝目のジューヌエコールだった。

馬場差-3.0で、レースタイム差-2.5。

レコードが連発する超高速馬場で、函館SSもまさかの1.06.8というレコード決着となった。
レースは、◎シュウジが600m通過32.2秒の超ハイペースで飛ばし、レースの上がりが34.6秒というタフなレースとなった。

勝ったジューヌエコールは、このハイペースで若干出負けしながらも好ポジションをキープし、直線抜け出すとキングハートに2馬身半差の完勝。
前走の桜花賞(阪神芝1600m)でハイペースを経験していたおかげだろう。まったく戸惑うことなくレースを作れていた。
50キロの恵量がきいたとはいえ、このメンバーに入っての完勝は誉めていい。

2着キングハートも、ラスト34.2秒で良く伸びてはいるものの、最後はジューヌエコールとの6キロの斤量差が響いた。
×セイウンコウセイをかわして、△エポワスの追撃を封じているのだから、かなり頑張っているといえる。

1番人気を裏切った×セイウンコウセイは、時計がかかって良いタイプなだけに、この時計では走れない。
むしろ、このハイペースの高速決着を2番手追走からコンマ5秒差の4着に踏みとどまったのは評価できる。
ただ、かなり無理を強いられたレースだったので、陣営はスプリンターズS(中山芝1200m)にこだわらないで、十分な休養を与えてあげてほしい。

◎シュウジは、×セイウンコウセイにプレッシャーをかけられる展開となってしまい、まったく息が入らなかった。また、時計がかかった方が良いタイプなので、今回のレコード決着はいかにも不向きで、今回の敗戦はノーカウントでいい。


ハイペースの高速決着を制したサンライズノヴァは強かった/ユニコーンS

日曜の東京で行われたユニコーンSは、午後からの雨の影響を受けて時計が速くなった。

馬場差+0.1で、レースタイム差-1.3。

テイエムヒッタマゲが逃げるところを、シゲルコングが競りかけたことで、800mm通過46.4秒のハイペースとなった。

勝った△サンライズノヴァは、このペースを4角10番手から、ラスト3F12.7秒-12.1秒-11.9秒という尻上りのラップの中、直線ぐいぐい伸びて2着ハルクンノテソーロに4馬身差だから、かなり強い競馬をしている。

そのハルクンノテソーロもよく頑張っているが、△サンライズノヴァと同じような位置から4馬身差をつけられてしまった。
ただ、これまでハイペースで結果が出なかったハルクンノテソーロにとって、この展開で結果を出せたのは収穫だった。

1番人気リエノテソーロは、4番手追走から前のタガノカトレアもかわせず、1.5秒差7着に沈んだ。
時計が速くなる分には構わないはずで、おそらく距離が長いのだろう。
NHKマイルCでは距離をこなしていたが、ダートでは短距離に的を絞った方がいい。

◎サンオークランドは、後方から上がり最速の36.1秒で上がってきたが、4着まで。
エンジンがかかってからの切れ味はオープンに入っても遜色ないが、そのエンジンのかかりが遅すぎる。
経験を重ねてその弱点を克服していかないと、今回のように上がり最速で届かず惜敗という場面が多くなりそうだ。

 

2歳戦の注目馬はコスモインザハート/新馬戦(阪神芝1600m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の阪神第5Rに行われた新馬戦(芝1600m)である。

馬場差-2.4で、レースタイム差-3.2。

時計が出る馬場ったとはいえ、この時期の2歳戦でレースタイム差が-3.0を越えて速くなるのはレアケース。
800m通過46.8秒の平均ペースを、勝ったコスモインザハートはポジションを上げながら、上がり最速の34.9秒で差し切り。
ここでは力が違った印象で、昇級しても即通用。2勝目は間近だろう。

2着ラテュロスも、3着馬に2馬身差をつけており、次走は確勝級。
 
 

次走の注目馬・クロコスミア

日曜 函館第12R 北斗特別・芝1800m 1着クロコスミア

前述の通り、函館の芝は異次元タイムだったが、北斗特別のレースタイム差-4.0は掛け値なしに評価できる好タイムである。

勝ったクロコスミアは、去年のローズS(阪神芝1800m)の2着馬で、さすがにここでは力上位。
800m通過47.4秒-1000m通過59.1秒の平均ペースを逃げ切って、2着に2馬身半差だから、準オープンも通過点にできるだろう。
再びオープンに返り咲くのも時間の問題だ。
 

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