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やけにタフなレースとなった函館記念【今週のタイム分析】

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各開催場の馬場差

7月18日(土)
福島 芝 -0.8 
福島ダート+-0 
中京 芝 -0.6 
中京ダート-2.0 
函館 芝 -1.6 
函館ダート-0.8 
7月19日(日)
福島 芝 -0.3 
福島ダート-0.7 
中京 芝 -1.6 
中京ダート-1.9 
函館 芝 -0.9 
函館ダート-1.0 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

台風の影響で芝が重くなるのかと思ったら、そんなことはなく、とくに日曜の中京芝の速さはとんでもない。
福島は、芝は土曜の方が速く、ダートは日曜の方が速かった。
函館は土日ともに、芝もダートも速く、とくに土曜の芝は尋常じゃない速さだった。

やけにタフなレースとなった函館記念

日曜日の函館で行われた函館記念から振り返ってみる。
馬場差-0.9で、レースタイム差が-1.4。想定以上に時計が速くなり、時計がかかる馬場でこその◎マイネルミラノにはキツかった。

時計がかかって逆に良かったのが、1着ダービーフィズと2着ハギノハイブリッドである。
この2頭は、東京や京都のように時計が速すぎると走れないが、今回のように、本質的には時計が遅い馬場でタイムが速くなったときには強い。

それにしても、◎マイネルミラノの逃げは、2F目で10.8秒、1000m通過が58.6秒のハイペースで、後半もまったくラップが緩まずタフなレースとなった。

〇リベルタス(12着)にとっては、初めてのタフなレースとなり、経験の浅さを露呈してしまった。この経験が次走に生きればいいのだが、ストレスになる場合もあるので、次走で見極めたいところ。

1番人気で4着に負けたエアソミュールは、トップハンデ云々よりも、基準より速かったとはいえ、この時計ではまだまだ遅すぎる。コンマ7秒差なら、むしろ頑張っている。

勝ったバーバラは次走以降も期待

次は、福島で行われたバーデンバーデンCを見てみよう。
△ニザエモンの逃げは、前半600m通過が33.9秒の平均ペース。逃げ宣言をしていた×カハラビスティーが退いた理由はわからないが、△ニザエモンにとっては絶好の展開となった。

ただ、レースタイム差-0.2では、△ニザエモンにとっては若干タイムが遅い。5着ならまずまずの結果で、逃げられさえすれば重賞も見えてくる。

◎アミカブルナンバーは、いつも通りの位置から33.1秒の末脚でコンマ6秒差の7着。内田博騎手なら、もう一列前から競馬ができるかと思ったが、これからも展開待ちとなりそう。

勝ったバーバラは、不利枠を克服しての勝利は誉めていい。本質的には時計の速い馬場に向くタイプなので、この時計で勝ち切れたのは、バーバラにとって選択肢が増えた結果となった。

破格の時計で勝ち上がったタニセンビクトリー

今週で注目したいレースは、土曜日の福島第1R 2歳未勝利戦(芝1800m)。

馬場差-0.8で、レースタイム差-2.2は、1歳の未勝利戦では破格の時計。
勝ったタニセンビクトリーは、今後も時計の速い馬場での好走が期待できる。

タニセンビクトリーだけでなく、2着ビービーバーレル、3着ビレッジシャトルの2頭も、タイム的には非常に優秀で、次走は確勝級。
未勝利クラスなら、多少は時計がかかっても大丈夫だろう。

次走の注目馬・ベルニーニ

土曜 中京第11R マレーシアC(1600万下・芝2000m)8着ベルニーニ
マレーシアCは馬場差-0.6、レースタイム差+0.2。降級馬が多いこの時期の準オープンにしては、時計がかなり遅い。
そもそも時計のかかる中京芝2000mで、さらに時計がかかったマレーシアCでは、時計勝負に強い馬たちが揃って馬群に沈んだ。
ベルニーニは、速い馬場に向くタイプで、今回は明らかにコースが合ってない。
次走、小倉などの時計が速い馬場に替われば一変していい。

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