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時計への対応が明暗を分けた【中京記念のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
中京記念の◎ケントオーは、惜しくも3着でした。○ピークトラムとの馬連を、かなり厚く買っていたので、がっかり感がもの凄いです。

各開催場の馬場差

7月23日(土)
福島 芝 +0.7 
福島ダート-0.2 
中京 芝 -2.1 
中京ダート-1.7 
函館 芝 -1.7 
函館ダート-0.5 

各開催場の馬場差

7月24日(日)
福島 芝 -0.1 
福島ダート+0.3 
中京 芝 -2.2 
中京ダート-2.4 
函館 芝 -1.7 
函館ダート-0.2 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
福島は最終週らしく、芝もダートも時計がかかっている。とくに、土曜の芝のタイムはかなり遅く、時計勝負に強いタイプで惨敗した馬は、次走に時計が速い馬場に替われば見直せる。

中京は、福島とはまったく違って、最終週とは思えない速さの時計が出てる。芝もダートもかなり時計が速く、もう、この速さがスタンダードになるのだろう。

函館は、例年と違い、最終週になってもコンディションが良く、芝もダートも時計が速い。とくに、芝は土日ともに馬場差-1.7と、かなりの高速決着となっている。

時計への対応が明暗を分けた/中京記念

ガリバルディが重賞初制覇を果たした中京記念を振り返る。

カオスモスの逃げは、600m通過35.5秒-800m通過47.2秒のスローペースで、カオスモスがリードを広げるが以下の各馬はほぼ一団。

勝ったガリバルディは、4角13番手から直線大外に持ち出して、ラスト33.6秒の末脚で一気に差し切った。
ガリバルディは時計勝負に強いタイプで、本質的には中京マイルに向かないのだが、レースタイム差-1.1の時計がアドバンテージになった。

逆に、時計がかかって好勝負する○ピークトラム
◎ケントオーにとっては、ちょっと時計が速かった。
それでも、○ピークトラムは2着、◎ケントオーは3着を確保できたのは、次走以降の収穫となった。

 
1番人気△ダッシングブレイズは、4角9番手からまったく伸びず、コンマ8秒差10着に敗れた。時計がかかって良いタイプではあるものの、前記2頭が上位を形成しているのだから、ちょっとだらしない。
直線では、鞍上ルメール騎手に反応しようとせず、東京新聞杯の落馬がトラウマになっているようにも感じた。

 
2番人気トウショウドラフタは、見せ場なく12着惨敗。
トウショウドラフタは、不良馬場の中京芝1400mで行われたファルコンSを勝っているものの、本質的には時計勝負でこそのタイプ。レースタイム差-1.1とはいえ、そもそも時計がかかる中京芝1600mだから、この時計でも遅すぎる。
マイルが長いかというと、まだ判断できない。時計が速くなるコースで、改めてレースを見てみたい。

 
3番人気タガノエスプレッソは、今回のメンバーでもっとも時計勝負に向かないタイプで、レースタイム差-1.1では手も足も出ず、15着惨敗。今回の結果で、時計への柔軟性が皆無であることがわかり、今後も時計が速くなるコースでは買いづらい。


馬場差が速かったので、レコード決着でもそれほど評価できない/函館2歳S

2歳馬初の重賞となる函館2歳Sを振り返る。
馬場差-1.7で、レースタイム差-1.5。

レヴァンテライオンの勝ちタイム1.09.2はレコードタイム。ただ、函館の芝は馬場差-1.7とかなりの高速馬場だったので、それほど高くは評価できない。

それでも、レヴァンテライオンは稍重のデビュー戦(函館芝1200m)を1.10.9で勝ち上がり、1秒以上も時計を短縮している。その点は評価できる。

1番人気で2着に敗れたモンドキャンノは、デビュー戦を1.09.4で勝ち上がったように、現段階では時計勝負になって強い。今回も、最終週とは思えない高速決着が功を奏した。今後は成長しだいではあるが、時計はもっと詰めていけるだろう。

13番人気ながら3着に食い込んだタイムトリップも、時計が速くなって良いタイプ。今後も、時計が速い馬場ならオープンでも通用する。

 
3番人気で5着に敗れたドゥモワゼルは、上位馬とは逆に、時計に限界がありそう。

 

2歳戦の注目馬はナリノメジャー/新馬戦(福島芝1200m)

今週に行われた新馬戦の中でもっとも時計が速かったのは、土曜の福島第6Rに行われた新馬戦(芝1200m)だった。

馬場差+0.7で、レースタイム差-0.4。

レースタイム差は-0.4と大したことないが、この日の福島芝の馬場差は+0.7とかなり時計がかかっていたおり、芝コースでレースタイム差がマイナスになったのは、ナリノメジャーだけで、高く評価していい。

2着馬とはアタマ差の接戦だったが、3着馬はそこから2馬身半、4着馬はさらに2馬身半差をつけられており、今回は上位2頭の力が抜けていた。

ただ、福島芝1200mはもともと時計がかかるコースなので、昇級して通用するためにはもうちょっと時計は詰めていきたい。
それでも力は足りると思うので、まずは時計がかかるコースで買ってみたい。

2着のハルクンノテソーロも、次走は確勝級。
 
 

次走の注目馬・サクセスラディウス

日曜 福島第10R 横手特別(1000万下)・ダ1700m8着サクセスラディウス

日曜の福島ダートの馬場差が+0.3で、横手特別のレースタイム差は+0.7。
この日の福島ダートは時計がかかっており、横手特別も例にもれず時計が遅かった。
福島ダ1700mはそもそも時計がかかるコースなので、このレースタイム差では、時計勝負に強いタイプの馬たちには厳しかった。

その中でも、今回のメンバーでもっとも時計勝負に強いサクセスラディウスには、かなり苦しい条件となってしまった。
それでも4角先頭からコンマ6秒差に踏みとどまっており、時計が速いコースに替われば見直せる。
地方からの出戻り組だが、5歳にしてキャリア10戦。まだまだこれから。
 

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