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時計面からは評価できない中京記念【先週のタイム分析】

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各開催場の馬場差

7月25日(土)
福島 芝 -0.4 
福島ダート-1.1 
中京 芝 -2.4 
中京ダート-2.0 
函館 芝 -0.2 
函館ダート-2.4 
7月26日(日)
福島 芝 -0.6 
福島ダート-0.6 
中京 芝 -2.3 
中京ダート-2.0 
函館 芝 +0.7 
函館ダート-2.0 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

中京は最終週にも関わらず、時計は相変わらず速いまま。
福島は、多少は時計がかかってきたが、それでも最終週の割には芝もダートも速かった。
函館は、ダートは土日とも速かったが、日曜日の芝はかなり時計がかかった。

時計面からは評価できない中京記念

日曜日の中京で行われた中京記念から振り返ってみる。

馬場差-2.3で、レースタイム差が-1.7。中京記念の1.33.4の勝ちタイムは、中京芝1600mにしては速い時計といえるが、馬場差が-2.3なので、それほど評価はできない。

それでも時計が速かったため、時計がかかって出番がある◎カオスモスにとっては厳しかった。最終週なだけに、ある程度時計がかかると踏んでいたが、想定以上に時計は速くなった。

時計が速くなった恩恵を受けたのが、勝ったスマートオリオンと、2着アルマディヴァンである。
この2頭は時計勝負でこそのタイプで、本質的に中京マイルは向かないはずである。それがワンツーフィニッシュなのだから、今週の中京芝はかなり時計が速かったといえる。
時計面では評価はできないが、それでも初マイルをこなしたスマートオリオンには、今後の可能性を感じさせる結果となった。

1番人気で7着に敗れたカレンブラックヒルにとっても、この時計は想定外だった。戦績が示す通り、この時計ではいかにも速すぎる。

今年は期待を抱かせる函館2歳S

次は、函館で行われた函館2歳Sを見てみよう。

馬場差+0.7で、レースタイム差が-1.1。勝ちタイム自体は、昨年よりコンマ4秒遅いので、見た目はそれほど評価されそうもないが、馬場差+0.7のコースで、-1.1のレースタイム差は、かなり速い決着だったといえる。
函館2歳Sの勝馬で出世した馬はフィフスペトルくらいだが、今年の勝ち馬◎ブランボヌールは、今後も期待したい。

◎ブランボヌールから3馬身半差をつけられた2着以下の馬たちは、基本的にはまだまだ買いづらい。
その中でも、強いて言えば、前半600m通過34.1秒のハイペースを先行して、3着に粘った▲ヒルダは、次走にも注目したい。

評価しにくいシルバーテーストのレコードタイム

今週で注目したいレースは、日曜日の函館第9R 500万下平場戦(ダ1700m)

馬場差-2.0で、レースタイム差-2.8。たしかに馬場差も速かったが、勝ちタイムも基準以上で評価できる。
勝ったミキノノボリリュウは、時計が速い馬場であれば、昇級しても通用する。
ただ、今回は減量騎手を起用しての結果なだけに、斤量が増えてどうかは次走を見てから。

このレースの2着馬デモニオは、ミキノノボリリュウから3馬身離されており、次走確勝級とはいえない。

今週で注目を集めそうなのが、土曜・中京1Rだろう。
勝ったシルバーテーストの勝ちタイムは、従来のレコードを1.1秒更新する1.34.7。

勝ちタイムだけを見れば、たしかに評価したくなるのも仕方ない。しかし、この日の馬場差は-2.4。時計が速いのは当たり前のトラックバイアスで、実際のレースタイム差は-2.8である。
馬場差の時点でレコードタイムなのだから、シルバーテーストの勝ちタイムはそれほど評価に値しない。

次走の注目馬・サトノプレジデント

日曜 函館第10R 松前特別(1000万下・芝2000m)7着サトノプレジデント
松前特別は馬場差+0.7、レースタイム差+1.6。そもそも時計がかかる函館芝2000mで、レースタイム差+1.6は相当に時計がかかっている。

松前特別のメンバーで、もっとも時計勝負に向くタイムだったのがサトノプレジデントである。この時計は、いかにも遅すぎた。
次走、時計の速い馬場に替われば狙いの立つ1頭だと言える。今回の負けで、少しでも人気が落ちてくれるようなら絶好の買い場となるはず。

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