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ディーもシンハも一級品【ローズS、セントライト記念のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週は雨の影響で、中山も阪神も時計がかかっており、ディーマジェスティもシンハライトも厳しいかなと思っていたら、どちらも圧巻の強さを見せてくれました。
菊花賞、秋華賞へ向けて視界良好です。

各開催場の馬場差

9月17日(土)
中山 芝 +0.2 
中山ダート-1.4 
阪神 芝 -0.7 
阪神ダート-0.8 

各開催場の馬場差

9月18日(日)
中山 芝 +0.4 
中山ダート-0.5 
阪神 芝 +0.5 
阪神ダート+-0 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
中山も阪神も、雨の影響で日曜の芝の時計が遅くなっており、ダートの時計が速くなっている。

別格の脚力を見せつけたディーマジェスティ/セントライト記念

ディーマジェスティが圧巻の強さを見せたセントライト記念から振り返る。

馬場差+0.4で、レースタイム差+0.3。

土曜から断続的に降り続いた雨の影響で、日曜の中山芝は時計がかかっていた。
中山芝2200mはそもそも時計がかかるコースで、時計勝負に強い▲ディーマジェスティは、今回タイム項目に加点がなく、さらにレースタイム差+0.3では惨敗してもおかしくないケースである。

キークラッカーの逃げは、1000m通過61.0秒のスローペースで、直線ヨーイドンの競馬になりそうだった。
ダービーもそうだったが、▲ディーマジェスティはスローのヨーイドンが苦手で、タフな競馬で真価を発揮するタイプ。

それを、3角過ぎから大外まくりを開始し、1400m通過から直線に向くまで11.7-11.7-11.5秒とレースを動かし、ラスト34.5秒でまとめて完勝。
かなり長く脚を使えており、他馬との脚力の差は圧倒的だった。着差はクビ差だが、まさにG1馬の貫録を示した一戦となった。

2着○ゼーヴィント、3着◎プロディガルサン、4着ネイチャーレットの3頭も、どちらかというと時計が速いコースに向くタイプなので、かなり頑張っている。この3頭は、次走も上位争いに加われるだろう。

ただ、◎プロディガルサンは直線一気に突き抜けるかと思いきや、ゴール前でピタッと止まってしまった。休み明けの分なのか、そうでなければ距離が長い。
権利は取れたが、さらに距離が延びる菊花賞で疑問が残るレース内容だった。

注目していた△ステイパーシストは、出遅れから流れに乗れず、ペースアップしたときにもついて行けなかった。重賞ではまだまだ力不足の結果となってしまったが、条件戦で改めてレースを見てみたい。


相性が悪いコースもなんのそのシンハライト/ローズS

○シンハライトが最高のスタートを切ったローズSを振り返る。

馬場差+0.5で、レースタイム差+0.5。

阪神芝1800mはかなり時計が速いコースなので、レースタイム差+0.5でも基準タイムより速い。そうはいっても、重賞としてはかなり遅く、時計勝負に強いタイプには厳しいタイムといえる。

クロコスミアの逃げは、1000m通過59.9秒で馬場を考慮すれば平均ペース。
○シンハライトは、3角付近でごちゃついた関係で直線を向いていもまだ後方。時計がかかっていることもあって、これは届かないなと思ってみていたら、ラスト33.7秒の豪脚でまさかの差し切り勝ち。

予想の記事にも書いたが、阪神芝1800mと阪神マイルがは相性が良くないコースで、○シンハライトを対抗に推したが、今回は惨敗でも仕方ないと持っていた。
着差はハナ差だが、相性の悪いコースで、このペースを勝ち切ったことに意味があり、その評価は高い。秋華賞に向けて、最高のスタートを切ったといえよう。

2着クロコスミアは、時計勝負になると甘くなるタイプで、時計がかかったことが好走の要因。
時計が速くなる秋華賞では、時計ひとつ詰めないと、今回と同じ競馬は厳しいだろう。

◎デンコウアンジュは、4角8番手からラスト34.4秒の末脚で伸びるが4着まで。
時計が速い方が良いタイプなので、今回の結果は頑張っているといえるが、勝った○シンハライトとの差は圧倒的で、秋華賞での逆転は厳しくなった。

2番人気で11着敗退の▲ジュエラーは、時計がかかる馬場が苦手だし、戦績面からもイマイチなので、この敗戦はやむを得ない。
同じような○シンハライトが完勝してしまったので、その比較でかなり過小評価されているが、負けて当然のレースなので、ここを叩いて次走は変わってくるだろう。

 

2歳戦の注目馬はパフォーム/未勝利戦(中山芝1600m)

先週の2歳戦で、もっとも時計が速かったのは、土曜の中山第2Rで行われた未勝利戦(芝1600m)である。

馬場差+0.2で、レースタイム差-1.5。

この日の中山芝レースで、レースタイム差がマイナスになったのはこのレースだけ。
それがレースタイム差-1.5だから、勝ったパフォームの時計は抜群に速い。

800m通過47.3秒の平均ペースを、4角4番手からラスト35.1秒で駆け抜けた。
展開面で向いたのは確かだが、鞍上はランク外の木幡巧騎手で、さらに不利枠を克服してのものだから価値は高い。
このスピードなら、昇級しても即通用するだろう。

このレースはかなりレベルが高く、2着サンアンカレッジから6着ブーカローズまでが次走でも好走が約束されたといえる。中でも騎手ランクでワースト入りの二本柳騎手を背負って2着に頑張ったサンアンカレッジは、次走確勝級。
 
 

次走の注目馬・アットザシーサイド

日曜 阪神第11R ローズS(G2)・芝1800m 5着アットザシーサイド

勝った◎シンハライトが強すぎたため、5着に負けた×アットザシーサイドの評価も低くなりつつあるが、時計勝負に強いタイプが、この時計でコンマ9秒差なら頑張っている。

とはいえ、直線で粘り切れそうなところをラスト100mあたりで止まってしまっており、明らかに距離が長い。
個人的には秋華賞に向かうのではなく、できれば1200m戦でのレースを見てみたい。
 

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