レース回顧 PR

キタサンブラックは有馬へ直行してください【天皇賞(秋)のタイム分析】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわ、ウキョーです。
先週も台風の影響で、東京も京都も新潟も、芝はとてつもなくタフな馬場となっていました。
菊花賞の週もそうでしたが、タフな馬場を走った馬たちのダメージが心配になります。

各開催場の馬場差

10月28日(土)
   東京 芝-0.3
   東京ダート+0.1
   京都 芝+1.6
   京都ダート-0.4
   新潟 芝-0.2
   新潟ダート+0.1
10月29日(日)
   東京 芝+6.7
   東京ダート-1.0
   京都 芝+4.9
   京都ダート+0.8
   新潟 芝-1.3
   新潟ダート-1.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週も台風の影響が色濃く、東京と京都の芝はとてつもなく時計がかかっていた。それでも、ダートの時計が速かったので、先週よりはマシだった。
新潟は、さほど雨の影響を受けていなかったが、日曜の芝の時計はかなりかかっていた。

キタサンブラックは有馬へ直行してください/天皇賞(秋)

超不良馬場で行われた天皇賞(秋)は、▲キタサンブラックが宝塚記念9着から巻き返して、G16勝目を飾った。

馬場差+6.7で、レースタイム差+9.2。

台風の影響でかなり時計がかかる馬場となり、天皇賞(秋)のレースタイム差も+9.2と、過去もっとも時計がかかるレースとなった(時計自体ではなく、あくまでもレースタイム差)。

勝った▲キタサンブラックは、スタートで出遅れたものの、3角付近からまくって上がり最速(といっても38.5秒もかかっているけど)で勝ち切るとか、とんでもなく強い競馬だった。

前半1000mが64.2秒とかなり遅いが、後半1000mも64.1秒とかかっており、これでも平均ペース。
タフな馬場だったことを考えると、先行勢には厳しかったと思うが、まくった▲キタサンブラック◎サトノクラウンが1着、2着で、3番手追走のリアルスティールが4着。
この3頭はかなり厳しいレースを強いられたはず。3頭ともJCはパスして体を休ませてあげてほしい。

2着の◎サトノクラウンは、現役屈指の重の鬼。この馬場なら、勝ちたかったのが本音だろうが、ここは相手が悪かった。
それにしても、この馬はタフな馬場は本当に走る。

さて、ここまで時計がかかってしまうと時計勝負に強いスピードタイプでは太刀打ちできない。
スピードランク1位のサトノアラジンが18着、同2位のリアルスティールが4着、同3位タイのマカヒキが5着、シャケトラが15着である。
この4頭は、今回のレースはノーカウントでいいが、掲示板入りしたリアルスティールマカヒキは早めに休養に入った方がいい。


サングレーザー 時計勝負になったときに一抹の不安/スワンS

土曜の阪神で行われたスワンSは、3歳馬の○サングレーザーが4連勝で初重賞制覇を成し遂げた。

馬場差+1.6で、レースタイム差+1.8。

かなり重い馬場だったことから、スワンSもレースタイム差+1.8とかなり時計を要した。
これでは本番のマイルCSの前哨戦としての役割は果たせなかった。

勝った○サングレーザーは、スピードランク7位だったように、時計がかかったことが最大の勝因。1000万勝ちの道新スポーツ賞(札幌芝1500m)がレースタイム差+0.5で、1600万勝ちの仲秋S(阪神芝1400m)がレースタイム差+0.1だから、時計勝負になったときはまだ未知数。
本番へ向けて賞金加算はできたが、前哨戦としての価値はない。

また、2着◎ヒルノデイバローがスピードランク11位、3着レッツゴードンキが同15位。
この2頭は、今後も時計がかかれば重賞で上位争いが期待できる。

天皇賞(秋)と同じく、ここも時計勝負に強いスピードタイプには厳しかった。スピードランク1位のビップライブリーが4着で、同2位のトーセンデュークが7着、同3位のキャンベルジュニアが10着である。

この3頭は、時計が速いコースでもう一度、その走りに注目したい。

 

2歳戦の注目馬はプロミストリープ/新馬戦(東京ダ1400m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第4Rに行われた新馬戦(ダ1400m)である。

馬場差-0.3で、レースタイム差-2.0。

この日の東京ダートは全6鞍あったが、レースタイム差がマイナスになったのは、ここで取り上げる第4Rの新馬戦と、最終レースの1000万下(ダ1600m)の2鞍で、レースタイム差が-2.0より速かったのはここを勝ったプロミストリープだけだった。

2歳のデビュー戦で、この時計は出色といっていい。
2着馬が9馬身も離されるのも仕方ないだろう。

600m通過35.8秒、レースの上がりが36.9秒だから、見た目以上のハイペース。
プロミストリープは、2番手追走から自身の上がりが36.6秒。
最後は流す余裕を見せての楽勝だから、距離が延びても問題ないだろう。先々が楽しみな馬である。
 

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
応援よろしくお願いします!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA