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スワーヴリチャード 時計面では及第点以上の評価【アルゼンチン共和国杯のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
アルゼンチン共和国杯のスワーヴリチャードは、ダービー以来の休み明けを嫌って△に落としましたが、あっさり勝たれてしまいました。

各開催場の馬場差

11月3日(金)
   京都 芝-0.5
   京都ダート+0.1
   福島 芝-1.2
   福島ダート+0.4
11月4日(土)
   東京 芝+0.7
   東京ダート-0.7
   福島 芝+0.2
   福島ダート+0.4
11月5日(日)
   東京 芝-0.4
   東京ダート+0.4
   京都 芝-0.7
   京都ダート-0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、金曜日は前週の影響で芝の時計は若干遅かったが、月曜日には回復していた。その替わり、日曜のダートは時計がかかっていた。

京都は、金曜・日曜ともに芝の時計は速かった。ただ、ダートの時計は若干遅くなっていた。とはいえ、京都ダートはそもそも時計が速いので、時計勝負への対応力が必要だった。

福島は、土曜の芝の時計は抜群に速かったが、日曜になって突然時計がかかり出した。原因は不明。ダートは土日ともに時計がかかっており、来週の時計が非常に読みづらい。

スワーヴリチャード 時計面では及第点以上の評価/アルゼンチン共和国杯

アルゼンチン共和国杯は、ダービー2着以来の△スワーヴリチャードが重賞2勝目を飾った。

馬場差-0.4で、レースタイム差-1.6。

そこそこ時計が出る馬場だったとはいえ、この日の芝レース全6鞍で、レースタイム差が-1.0より速くなったのはアルゼンチン共和国杯だけで、勝った△スワーヴリチャードは、前走のダービー(東京芝2400m)がレースタイム差+0.1だっただけに、このタイムは評価できる。

ただ、レース自体は前半1000m60.3秒-後半1000m59.2秒のスローペースで、展開は△スワーヴリチャードの十八番の瞬発力勝負だった。
ラップからは経験値アップにはつながらなかったが、一気に時計を詰めている点が地力強化の証だろう。

この結果だけで、JC(東京芝2400m)や有馬記念(中山芝2500m)どうこうとは言えないが、来年へ向けて視界良好といえよう。

2着ソールインパクトは、準オープンでも重賞でも、相変わらず相手なり。
ハイペースの消耗戦だった七夕賞(福島芝2000m)でも3着に好走しているように、どんな展開になってもとりあえず自分の脚は使いきるタイプ。今後も、ハンデ戦なら重賞でも警戒しなければならない。

3連勝で臨んだ3歳馬×セダブリランテスは、時計勝負に強いスピードタイプなので、ソールインパクトの後塵を拝したのはいただけない。
とはいえ、一頓挫あってセントライト記念を回避するアクシデントがあり、コンマ6秒差3着なら、まずまずの結果といえるだろう。

◎シホウは、時計勝負に強いタイプなので、この時計ならせめて掲示板は欲しかったところで、重賞に入るとまだパンチ不足。


地力強化のテイエムジンソクは次走以降も楽しみ/みやこS

日曜の京都で行われたみやこSは、テイエムジンソクが待望の初重賞制覇を成し遂げた。

馬場差-0.1で、レースタイム差-0.1。

京都のダートは思ったほど速くならず、みやこSもレースタイム差-0.1止まりとなった。
この時計に助けられたのが、スピードランク11位のテイエムジンソクだった。
とはいえ、京都ダ1800mはそもそも時計が速いコースなので、この時計で勝ち切れたことは、テイエムジンソクにとっては収穫大。

レース自体も800m通過47.8秒-1000m通過60.1秒のハイペース。それを3角から先頭を窺う積極策で、ラスト37.2秒で上がっており、かなり長く脚を使っている。
相手が弱かったとはいえ、こういうレースができれば、今後も重賞戦線で上位を賑わす可能性大。

2着ルールソヴァールは、戦績項目がマイナスだったので、完全にノーマーク。
この馬は、これまでもペースが流れる消耗戦で結果を出してきており、スローのヨーイドンになると切れ負けしてしまう傾向があり、今回は展開が向いた。
しかし、5ヶ月休養明けの重賞初挑戦で、これだけ走れるというのは驚きだった。重賞にも手が届くところまで来ている。

1番人気△エピカリスは、前走からプラス8キロと馬体を戻し、仕上げに抜かりはないように見えた。ここで賞金を加算しないと今後のローテーションが組みづらいのは確かだから、陣営も万全の態勢を整えたはずだ。
それが、1.6秒差の8着だから完敗といって差し支えないだろう。
ドバイ→アメリカの遠征のダメージが残っていると思われ、もう一度休養して本来の姿を取り戻してほしい。

◎アスカノロマンは、まったく覇気がない。
鞍上の和田竜騎手が仕掛けても反応しておらず、精神的なものが年齢的なものかわからないが、往年の力を望むのは酷なのかもしれない。

 

2歳戦の注目馬はミスターメロディ/新馬戦(東京ダ1300m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第5Rに行われた新馬戦(ダ1300m)である。

土曜の東京ダートの馬場差は-0.7でまずまず速い時計が出ていたが、それにしても第5Rのレースタイム差-3.1は出色の時計である。
勝ったミスターメロディは、700m通過41.4秒の平均やや速めのペースを逃げ、ラスト36.0秒で2着馬に8馬身差の圧勝である。
ちなみに、3着はさらに4馬身離されている。

ちょっと仕掛けただけで即反応するセンスの良さと、追うところなしで高速決着を圧巻勝利。相手が弱かった可能性は捨てきれないが、それにしてもラップ、タイムともに優秀。
昇級しても即通用。

 

次走の注目馬・クラウンアイリス(みちのくS・福島芝1200m)

土曜 福島第11R みちのくS・芝1200m 3着クラウンアイリス

土曜の福島芝の馬場差は+0.2と時計がかかっており、みちのくSもレースタイム差+0.6とタイムが遅かった。
勝ったユキノアイオロスがスピードランク10位で、2着×ナインテイルズが同8位である。
この時計では、時計勝負に強いスピードタイプには厳しかった。

その中で、次の注目馬に取り上げたいのが、スピードランク1位のクラウンアイリス
である。

クラウンアイリスは、相性の良いコースで【2 2 1 5】と悪くはないが、強調するほどでもなく、それほど時計が速くならない福島芝1200mで昇級戦では出番はないだろうと踏んでいたのだが、意に反してコンマ1秒差の3着好走。

有利枠の恩恵があったとはいえ、昇級初戦でこの結果なら、現級でのめどは立ったと言える。次走、時計が速くなれば連対圏。

 
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