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勝ったミッキーアイルに罪はないが最悪の結末【マイルCSのタイム分析】

マイルCSの回顧
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こんばんわ、ウキョーです。
先週のマイルCSは、勝ったミッキーアイル鞍上の浜中騎手が、直線で外に斜行してしまい23日間(開催8日間)の騎乗停止となりました。
着順に変更はありませんでしたが、その理由は「被害馬が加害馬より先着することはなかった」というものですが、被害を受けたディサイファ、サトノアラジン、ダノンシャークは、たしかに勝てはしなかったかもしれないけれど、2着、3着なら十分あったと思われます。
馬券を買っていたファンにしてみると、ふざけんじゃねえといったところですよね。

開催8日間の騎乗停止というかなり重い罰則が適用されているにも関わらず、失格にはならない。
現行ルールにも通る筋はあるけれど、やっぱり納得いかないところです。

各開催場の馬場差

11月19日(土)
東京 芝 +0.6
東京ダート-2.4
京都 芝 -0.2
京都ダート-1.9
福島 芝 +2.0
福島ダート+0.3

各開催場の馬場差

11月20日(日)
東京 芝 +0.4
東京ダート-1.6
京都 芝 -0.3
京都ダート-1.4
福島 芝 +1.7
福島ダート+0.5

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

東京は、週末の雨の影響で土日ともに芝の時計が遅く、ダートの時計が速かった。とくに、土曜のダートはかなり時計が速くなっている。

京都は、相変わらず芝もダートも時計が速いが、雨の影響で芝の時計はかかり出している。

福島も雨の影響が色濃く、とにかく芝の時計が遅すぎる。ダートも時計がかかっており、いつもの福島とはまったく違う様相を呈している。

勝ったミッキーアイルに罪はないが最悪の結末/マイルCS

浜中騎手の最悪の騎乗で、後味の悪さばかりが残ったマイルCSを振り返る。

馬場差-0.3で、レースタイム差-0.4。

浜中騎手の騎乗、JRAの対応や現行ルールの是非など、言いたいことは山ほどあるが、ここでは純粋にタイム分析をしていく。

時計がかかり出した中、マイルCSのレースタイムは-0.4で、基準よりやや速い程度のタイム。
◎ミッキーアイルの逃げは、600m通過34.4秒-800m通過46.1秒-1000m通過57.5秒のハイペース。
このペースでも、ラスト3Fは11.7秒-11.6秒-12.3秒だから、スピードの持続力がケタ違い。

◎ミッキーアイルはテンに速いのだが、1200mになるとハナを奪われるケースもあり、また、逃げたとしても今回のような淀みのないペースで逃げることがなく、そのため他馬が息を入れられるパターンが多い。
個人的には、1200m戦より1600m~2000mの方が戦いやすいと思う。

このタフな流れにもっとも向かないのが、5着に敗れたサトノアラジンである。
サトノアラジンは、スローペースの瞬発力勝負が得意なタイプで、強力な逃げ馬がいるレースでは、どうしても伸びあぐねてしまう。
直線の不利は痛かったが、勝つのは難しかったと思う。

2着の▲イスラボニータは、前走の富士S(東京芝1600m)が超スローペースで上がり33.7秒で2着。そして今回が、ハイペースのタフな展開をラスト35.0秒で2着だから、マイル戦ならどんな展開でも好走できる。
今後も、マイルなら重賞でもまだまだ現役。

3着のネオリアリズムは、◎ミッキーアイルが作ったハイペースを追いかけて、最後までバテずにコンマ1秒差だから、かなり頑張っている。
しかも、これが生まれて初めてのマイル戦なのだから驚きの3着である。
かなり力をつけており、1600m~2000mなら、重賞を2つ、3つ勝てるのではないだろうか。

ブレスジャーニーのレースセンスは非常に高い/東スポ杯2歳S

◎ブレスジャーニーが勝った東スポ杯2歳Sを振り返る。

馬場差+0.6で、レースタイム差+0.3。

×マイネルエパティカが逃げ、1000m通過60.6秒のスローペースで、直線ヨーイドンの瞬発力勝負となった。

◎ブレスジャーニーは、7番手追走から直線弾けてラスト33.7秒の末脚で、2着▲スワーヴリチャードをクビ差退けた。
鞍上の柴田善騎手は余裕綽々のレース運びで、完全に手の内に入れている。

ただ、前走のサウジアラビアロイヤルC(東京芝1600m)も800m通過47.7秒のスローペースの瞬発力勝負だったため、ハイペースになったときに同じような末脚を繰り出せるかとなると、まだ未知数。
ここまでキャリア4戦のすべてがスローのヨーイドンなので、経験値としては他馬に譲ってしまうので、クラシックへ向かう前に、どこかでハイペースを経験しておきたいところ。

2着の▲スワーヴリチャードは、ほぼ最後方からラスト3F33.6秒で◎ブレスジャーニーにクビ差まで迫ったが、恐らく仕掛けどころは間違いなかった。
もう少しペースが上がった方がレースはしやすそうな感じで、距離もあった方が良さそう。

1番人気を裏切って3着に負けた△ムーヴザワールドは、◎ブレスジャーニーと同じような位置からクビ+ハナ差及ばなかった。
鞍上のルメール騎手が仕掛けても、なかなか反応しなかった分の負けといえるが、これが若さならば成長すれば問題ないが、そうでなければ今後も善戦マンとなり得る。
次走が試金石となりそうだ。

2歳戦の注目馬はアドマイヤプリヴ/未勝利(京都芝1600m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の京都第4Rに行われた未勝利(芝1600m)である。

馬場差-0.2で、レースタイム差-1.0。

土曜の京都は雨の影響で芝の時計がかかり出しており、メインのアンドロメダSもレースタイム差は-0.4止まりだった。
その中で、2歳未勝利戦でレースタイム差-1.0はそこそこ評価していい。

レースは、ジョーアラビカが逃げて、半マイル通過47.1秒の平均やや速めのペース。
アドマイヤプリヴは、4角から押してスピードに乗ると、ラスト3F35.9秒で差し切った。
時計面でも、ペース面でもアドマイヤプリヴにとっては、かなり良い経験になったはず。
ただ、鞍上の福永騎手の仕掛けになかなか反応していないので、オープンでやっていくには、さらなる成長が必要。

次走の注目馬・アルタイル

日曜 東京第10R 錦秋S・ダ1600m 5着アルタイル

錦秋Sは、アルタイルが大外からハナを主張し、1000m通過58.0秒のハイペース。
そのまま息を入れることなく、1400m通過82.0秒という玉砕ペース。
このラップでコンマ3秒差の5着なのだから、アルタイルの脚力は大したもの。
また、時計勝負になると甘くなるタイプなので、この高速馬場で粘れたことは今後への糧になる。

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