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リオンディーズとエアスピネルが抜けている/朝日杯FS

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こんばんわ、ウキョーです。
朝日杯FSのリオンディーズにはビックリしました。
キャリア1戦でG1制覇とは、無印にしてスミマセン……。。

各開催場の馬場差

12月19日(土)
中山 芝 +-0 
中山ダート+0.1 
阪神 芝 -0.1 
阪神ダート-0.1 
中京 芝 -1.4 
中京ダート-0.9 
12月20日(日)
中山 芝 -0.6 
中山ダート+0.1 
阪神 芝 -0.6 
阪神ダート+0.1 
中京 芝 -2.0 
中京ダート-1.1 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
 

中山の芝は、日曜日速くなったが、土曜は基準タイムのまま。ダートは土日ともに時計がかかっている。

阪神は、芝もダートもほぼ基準タイムと同じ。

中京は、芝もダートも速かった。とくに日曜の芝はかなり速く、時計がかかる中京の芝コースにしては、時計勝負に強い馬たちの出番もちらほら見られた。
 
 

リオンディーズとエアスピネルが抜けている/朝日杯FS

リオンディーズが、2戦目でG1勝利という離れ業を演じた朝日杯FSから見てみる。
馬場差-0.1で、レースタイム差が-0.1。
走破タイムだけ見ると、大した時計ではない。時計だけを見れば、先週の阪神JFの方が価値があった。

△ウインオスカーの逃げは、半マイル通過47.3秒のスローペース。
リオンディーズは、このスローペースをほぼ最後方からのレースで、ラスト3Fは33.3秒という瞬発力を見せた。
ラスト2F目は10.8秒の流れを一気に抜け出しているから、リオンディーズ自身は、ここで10秒台前半の脚を使っている。新馬戦とはまったく違うレースでG1制覇だから、時計面で評価できなくても価値は高い。

リオンディーズの新馬戦は、ラスト3Fが11.8-11.1-11.0秒と、最後まで加速しっぱなしで長く脚を使っていた。
それを今回は、一瞬の切れ味で○エアスピネルを差し切るのだから、競馬センスが抜けている。

2着の○エアスピネルは、3着以下に4馬身差をつけているのだから、相手が悪かったとしか言いようがない。
この馬の場合、もっとペースが上がった方が、レースはしやすそうで、2着に負けたからといって悲観することはない。
ただ、これまでハイペースのレースを経験していないので、今後のレースで経験値を重ねていきたいところ。それは、リオンディーズも同じ。

時計がかかって恵まれたのが、3着のシャドウアプローチである。
ただ、3着以下はドングリの背比べで、シャドウアプローチにしても、次走が試金石となりそう。

3番人気で5着に敗れた▲シュウジは、ラスト1Fで失速しており、おそらく距離が長い。
個人的には、クラシックを諦めてスプリント路線で力を発揮してほしいと思う。

◎ツーエムレジェンドは、時計が速い方が良いタイプなので、この時計では遅すぎる。
上位2頭には離されたが、3着とはコンマ1秒差の6着だから、オープンでも力は通用する。
 
 

時計が遅すぎて評価が難しい/ターコイズS

次は、土曜の中山で行われたターコイズSを見てみよう。
馬場差+-0で、レースタイム差が+2.2。
いくらなんでも、時計が遅すぎる。とてもじゃないが、重賞とは思えない時計で、ここまで遅いと評価が難しい。

逃げたオツウのペースは、なんと半マイル通過48.4秒という超スローペース。
後続馬がまったく抵抗しないものだから、直線に入ってもペースが上がらない。勝った×シングウィズジョイの上りが34.5秒だから、1000万クラスの時計である。
オープンクラスでこのペースと展開では、先行馬が止まるわけがない。

この遅すぎる時計で恵まれたのが、今回のメンバーでもっとも時計勝負に向いていない×シングウィズジョイである。

逆に、時計面で不利だったのが、キャットコイン(13着)と、カレンケカリーナ(10着)の2頭である。
この2頭は、時計が速い馬場に替われば一変があっても驚けない。

さて、16番人気で2着のダンスアミーガだが、本来は時計が速い馬場に向くタイプで、今回の時計では遅すぎるはず。
それに、勝った気性が災いして、好発から前列で流れに乗れるタイプでもないのに、今回は超のつくスローペースをすんなり先行できており、不思議で不思議で仕方ない。
春先はオープンでもそこそこやれていた馬だし、叩いて良くなるタイプなのはたしかだが、それよりも鞍上の大野騎手と手が合うのだろう。

とにかく、こんなダンスアミーガは初めて見た。次走以降も、同じような競馬ができれば、一気に飛躍できるかもしれない。
鞍上は、大野騎手限定でお願いします。
 
 

2歳戦の注目馬はスマートシャレード/樅の木賞(阪神ダ1800m)

土曜の阪神第9Rに行われた樅の木賞(2歳500万下・ダ1800m)の時計が速かった。

勝った◎スマートシャレードの勝ちタイムは1.52.6。馬場差-0.1で、レースタイム差-1.7だから、2歳戦としてはかなり時計は速い。
同コースで行われた第10Rの摩耶Sが、レースタイム差-0.3だから、◎スマートシャレードの時計は価値が高い。

阪神ダ1800mの時計はそもそも速いうえに、レースタイム差-1.7は相当に速いと言っていい。
◎スマートシャレードは、同じ阪神ダ1800mの新馬戦を勝ち上がり、2戦目のもちの木賞は時計が速い京都ダ1800mで2着だから、時計が速い馬場に向くのは間違いない。
2着の×タイセイブルグ、3着の○ケイティブレイブは、次走が時計の速い馬場なら確勝級。

これら以外で注目したいのが、日曜日の中京第8R 500万下戦(芝2000m)である。

馬場差-2.0で、レースタイム差-4.1。
時計が出る馬場だったとはいえ、レースタイム差-4.1は尋常ではない速さである。

勝ったパフォーマプロミスの走破タイムは2.00.5。
パフォーマプロミスは、これで2戦2勝。2戦目にしてこの好パフォーマンスなのだから、恐れ入る。

500万下の中京芝2000mで、2分0秒台で勝ち上がったのは、過去にアドマイヤディープ(2.00.4)だけ。
そのアドマイヤディープは、次走の1000万下戦を楽勝している。その後は怪我で引退してしまったため、どこまで活躍できたかわからないが、少なくとも1000万下クラスの力量はあると言っていい。

2着インターンシップ、3着ゼウスバローズ、4着ウェルブレッドまで、次走に注目したい。
 
 

次走の注目馬・グレイスフラワー

日曜 中山第11R ディセンバーS(OP)・芝2000m7着グレイスフラワー

グレイスフラワーは、時計が速いと甘くなるタイプで、ディセンバーSのレースタイム差-1.1秒では速すぎた。

中山芝2000mは、それほど時計は速くならないのだが、日曜の中山の芝コンディションは抜群だったようで、馬場差が-0.6だから、グレイスフラワーにとっては厳しい条件となってしまった。

半年の休み明けでプラス18キロは重すぎたし、叩いて良くなるタイプ。
次走、時計がかかる馬場に出走してきたら狙ってみたい。
 

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