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【有馬記念2016の回顧】サトノダイヤモンド如実に見えた成長の跡

有馬記念の回顧
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こんばんわ、ウキョーです。
有馬記念は、着差はクビ差ですが、サトノダイヤモンドの圧勝でした。
キタサンブラックも頑張っていますが、ダイヤモンドが今回と同じようなレースをしてきたら、ブラックはちょっと厳しくなりそうです。

各開催場の馬場差

12月23日(金)
中山 芝 +1.0
中山ダート-0.6
阪神 芝 +1.2
阪神ダート-1.6

各開催場の馬場差

12月24日(日)
中山 芝 +1.8
中山ダート+0.7
阪神 芝 +0.9
阪神ダート-1.7

各開催場の馬場差

12月25日(日)
中山 芝 +0.6
中山ダート+0.5
阪神 芝 +1.3
阪神ダート-0.9

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

中山は、金曜のダートは速かったが、あとは芝もダートもかなり時計がかかっており、時計勝負に強いタイプには厳しいレースが続いた。

阪神は、開催3日間を通して、芝の時計が遅く、ダートの時計はかなり速くなっていた。

サトノダイヤモンド如実に見えた成長の跡/有馬記念

サトノダイヤモンドが世代交代を果たした有馬記念を振り返る。

馬場差+0.6で、レースタイム差-0.4。

時計がかかる馬場のなかで、レースタイム差-0.4なら及第点。
ただ、中山芝2500mはそれほど時計が速くならないコースなので、レースタイム差-0.4程度では、時計勝負が得意な馬たちには厳しいタイムと言える。

その中で、スピードランク3位のサトノダイヤモンドの勝利は誉めていい。

マルターズアポジーの逃げは、1000m通過61.0秒の平均ペースで、○キタサンブラック以下の先行勢が動かなかったので、思ったほど速くならなかった。
ところが、1500m通過からサトノノブレスがポジションを上げて11.8秒-11.7秒と一気にペースアップし、本来なら先行馬には厳しいペース。

先行集団から抜け出したサトノダイヤモンド○キタサンブラック◎ゴールドアクターの上位3頭と、それ以下の馬たちとの力差は明らかで、上位3頭は甲乙つけがたい。

サトノダイヤモンドは、これまでスローの瞬発力勝負で結果を残してきただけに、このペースを先行して残れるとは驚きのひと言。
僚馬サトノノブレスがペースを上げたときにはビックリした。個人的にはシュミノー騎手がやっちゃったなと思ったが、どうやら陣営の思惑通り。この乱ペースでも勝てると踏んだ陣営の自信の勝利だろう。
ただ、サトノダイヤモンドは、菊花賞(京都芝3000m)のときも僚馬のアシストつきでの勝利だったため、援護射撃のない勝利を見てみたいものだ。
とはいえ、サトノダイヤモンドの成長の跡が窺える勝利となったのは間違いなく、来年の活躍も約束された。

2着○キタサンブラックは、宝塚記念(阪神芝2200m)でもそうだったが、ペースを崩されると最後の最後で甘くなってしまう。
それでも2着を確保するあたりは地力の証で、負けて強しとは言わないが、さすがの結果。

3着◎ゴールドアクターも、この時計とペースで3着確保なら、かなり頑張っている。
相手が悪かったとしか言えない。


シュウジ時計がかかって奏功したがレースレベルは高くない/阪神C

シュウジが小倉2歳S(小倉芝1200m)以来の勝利を飾った阪神Cを振り返る。

馬場差+0.9で、レースタイム差+1.2。

時計がかかる馬場で、レースタイム差+1.2は重賞としてはかなり時計が遅い。
この時計では、時計勝負に強いタイプの馬たちは歯が立たないのも仕方ない。
勝ったシュウジがスピードランク12位で、2着イスラボニータが同11位。

この時計で割を食ったのが、スピードランク上位のエイシンスパルタンダンスディレクターミッキーアイルの3頭である。

この3頭は、次走以降に時計が速い馬場になれば、一変があっても驚けない。

シュウジは、600m通過34.9秒-800m通過46.5秒の平均ペースを、6番手からラスト34.8秒で突き抜けた。
馬場に助けられたことは確かだが、戦績項目マイナスのコースで重賞を勝てたことは、シュウジにとっては、来年への糧となるはず。

2着イスラボニータは、初の1400m戦が不安だったが、時計に助けられての2着確保。
ここにきて短距離指向を強めてきたが、時計が速くなったときにどうかだが、それにしても安定感は抜群。
3歳時のセントライト記念から勝っていないのが不思議で仕方ない。

1番人気で6着に敗れたミッキーアイルは、時計がかかったことがすべて。
去年の安田記念(東京芝1600m)で15着に負けているように、重い馬場ではスピード半減どころか、まったく力を出せなくなってしまうので、今回の敗戦はノーカウントでいい。これで次の人気が落ちるようなら、積極的に買いたい。

2歳戦の注目馬はレイデオロ/ホープフルS(中山芝2000m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の中山第9Rに行われたホープフルS(芝2000m)である。

馬場差+0.6で、レースタイム差-0.3。

時計がかかる馬場で、2歳馬がレースタイム差マイナスで走れたのは素晴らしい。

1000m通過60.3秒の平均やや速めのペースで、淀みのない流れ。
先行馬は息を入れられずに厳しいペースで、レイデオロは4角8番手から、ラスト35.7秒で差し切り勝ち。
2着に1+1/4馬身差だから、ここでは完成度が違った。

この馬場、この展開、この時計で走れたのは、良い経験値となったはずで、来年のクラシックへ向けての糧となった。

2着以下では、2番手からコンマ5秒差に踏みとどまったサングレーザーにも見どころあり、次走以降の走りに注目したい。

次走の注目馬・エルゴレア

金曜 阪神第11R 六甲アイランドS・芝1400m 6着エルゴレア

金曜の阪神芝の馬場差は+1.2で、六甲アイランドSのレースタイム差は+1.2。

最終週となった阪神芝はかなり時計がかかっており、六甲アイランドSのタイムも準オープンとは思えない遅さで、時計勝負に強い馬たちには厳しい時計となった。

勝ったスナッチマインドこそ、スピードランク1位だったが、これは、戦績項目、騎手項目、コース特性項目のプラスで相殺できたもので、2着テラノヴァはスピードランク6位、3着オーヴィレールはスピードランク11位だった。

エルゴレアは、スピードランク3位で、6着敗退。
とはいえ、着差はコンマ1秒差だから、かなり頑張っていると言える。

レースタイム差-0.5だった前々走の白秋S(東京芝1400m)で2着に好走しているように、時計が速くなってくれれば準オープンでも、人気ほどの力差はない。
次走以降、時計が速いコースに替われば見直したい。

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