レース回顧 PR

【回顧】見た目以上にタフなレースを勝ったジュールポレール【ヴィクトリアマイルのタイム分析】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわ、ウキョーです。
ヴィクトリアマイルは、◎リスグラシューがハナ差の2着で、勝ったのは×ジュールポレールでした。

各開催場の馬場差

5月12日(土)
   東京 芝-2.4
   東京ダート-0.3
   京都 芝-1.1
   京都ダート-0.2
   新潟 芝+0.1
   新潟ダート-0.6
5月13日(日)
   東京 芝-0.5
   東京ダート-0.2
   京都 芝+3.4
   京都ダート-0.8
   新潟 芝+0.1
   新潟ダート+0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土曜がとんでもない高速馬場となり、好走した馬たちの今後が心配になるほど。日曜午後からまとまった雨が降ったにもかかわらず、土曜の馬場差はマイナスになっている。

京都は、土曜は良好なコンディションで行われたが、日曜の降雨量がハンパではなく、日曜の馬場は泥田と化していた。

新潟は、土曜のダートだけ時計が速く、芝の時計は先週に引き続き時計がかかっていた。

見た目以上にタフなレースを勝ったジュールポレール/ヴィクトリアマイル

×ジュールポレールが初重賞、初G1制覇を成し遂げたヴィクトリアマイルは、見た目以上にタフなレースとなった。

馬場差-0.5で、レースタイム差-0.7。

日曜の東京は午後から雨が降り出したが、ヴィクトリアマイルのレースタイム差は-0.7の高速決着となった。

レースは、前半800m46.8秒-後半800m47.5秒のスローペースだったが、最初の1Fを除いてすべて11秒台と、なかなかの高速ラップ。
こうしたラップでは、たいてい時計勝負に強いスピードタイプが上位を占めるものだが、勝った×ジュールポレールがスピードランク9位、2着◎リスグラシューが同8位、3着レッドアヴァンセが同13位である。

逆に、スピードランク1位の▲アエロリットが4着、同2位の△メイズオブオナーは11着だった。

こういうレースは、実力差がありすぎる条件戦で見られるケースが多く、G1戦ではなかなか見られない。
かといって、上位3頭と他馬との力差がありすぎたのかと言えば、決してそうではないだろう。

つまり、雨が降ったために、見た目以上にタフな馬場になっていたのだが、土曜日の強引な芝整備のせいで、時計だけ出る特殊な馬場状態になっていたということだろう。

問題は、本来合わないはずの馬場で好走してしまった上位3頭と、本来合うはずの馬場で凡走してしまった△メイズオブオナー×エテルナミノル(スピードランク3位)が今後どうなってしまうのか、ということだ。
▲アエロリットミスパンテール(スピードランク4位)は掲示板を確保できたので、一応、好走の域と捉えておく。

中でも、ラスト32.9秒という極限に近い末脚を使ってしまった◎リスグラシューの反動が心配だ。
次走は安田記念というプランもあるらしいが、願わくば休養に入ってほしい。


レコード決着となったが各馬の反動が心配に/京王杯SC

安田記念の前哨戦、京王杯SCはムーンクエイクが初重賞制覇を飾った。

馬場差-2.4で、レースタイム差-1.4。

土曜の東京はとんでもない高速馬場で、京王杯SCもレースタイム差-1.4の高速決着で、レコードを更新した。

レースは、前半800m45.4秒-後半800m45.3秒の平均ペースだったが、2F目から10.9秒-11.0秒-11.2秒-11.2秒-11.2秒という高速ラップで、時計勝負に対応できない馬には厳しかった。

勝ったムーンクエイクは、初重賞ながらもスピードランク1位で、面目躍如といったところ。
初重賞でこの時計を経験してしまったのが、果たして良かったのかどうかわからないが、次走以降も時計が速いコースなら好勝負必至だろう。

1番人気○ダンスディレクターは、スピードランク6位なので守備範囲だったはずが、直線は反応せずに15着に大敗。
前走の高松宮記念(中京芝1200m)で4着に好走し現役力を見せつけたが、やはり年齢による老いは隠せなかったか。

◎フィアーノロマーノは、残り200m地点から鞍上の川田騎手が追うのをやめており、故障したんじゃないかと心配になる。

 

3歳戦の注目馬はフレッチア/500万下(東京芝1400m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の東京第5Rに行われた3歳500万下戦(芝1400m)である。

馬場差-0.5で、レースタイム差-1.9。

日曜の東京芝は午後から雨が降ってきたため馬場差は控えめになっているが、午前中のレースを合わせても、レースタイム差-1.0より速かったのはフレッチアだけだった。

レースは、前半800m46.0秒-後半800m46.4秒の平均ペースで、レース上がりは34.6秒と、字面だけ見ると変哲のないレースだが、上がり3Fは11.5秒-11.7秒-11.4秒と最後の1Fで再加速しており、2着に1馬身半差をつけたフレッチアの瞬発力は評価できる。

次走以降、時計が速いコースなら昇級しても即通用する。
 

次走の注目馬・アポロレイア(3歳500万下・東京ダ1600m)

土曜 東京第6R 3歳500万下・ダ1600m 9着アポロレイア

ディーズフェイクが勝った3歳500万下戦は、前半800m47.0秒-後半800m50.9秒という、3歳500万下とは思えない超ハイペース。

この殺人ラップで逃げたアポロレイアは、残り200m地点でも先頭をキープしていたが、さすがに力尽きてコンマ9秒差の9着。
これだけのスピードがあれば、次走に狙って面白い。

また、2番手追走からコンマ8秒差の6着に踏みとどまったメジャーラプソディも、すぐに順番は回ってくる。

 

応援よろしくお願いします!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA