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【回顧】現役最強馬の面目躍如アーモンドアイ【天皇賞(秋)のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
アーモンドアイ、めちゃくちゃ強かったですね。かなりの好メンバーが揃った中で、スローの上り勝負で3馬身差は圧倒的です。
実力が拮抗する古馬G1戦で、スローペースになって3馬身差以上で勝ったのは、2000年以降、リスグラシュー(’19宝塚記念)、ゴールドシップ(’14ゴールドシップ)、ウォッカ(’09安田記念)、ディープインパクト(’06天皇賞春)の4頭です(良馬場のみ)から、アーモンドアイの強さが際立ちました。

各開催場の馬場差

10月26日(土)
   東京 芝-1.6
   東京ダート-2.2
   京都 芝+1.7
   京都ダート-2.0
   新潟 芝+0.2
   新潟ダート-1.2
10月27日(日)
   東京 芝-0.6
   東京ダート-0.7
   京都 芝+0.8
   京都ダート-1.3
   新潟 芝+0.8
   新潟ダート-0.7

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、重馬場から始まった土曜だったが芝の時計はかなり速かった。そこで酷使したためか、日曜になって時計がかかり出した。ダートは土日ともに時計が速かった。

京都は、雨の影響が色濃く残り、土日ともに芝の時計がかかっており、ダートは時計が速かった。

新潟は、京都と同じく、土日ともに芝の時計が遅く、ダートの時計は速かった。

現役最強馬の面目躍如アーモンドアイ/天皇賞(秋)

G1馬10頭が集い、大激戦が期待された天皇賞(秋)は、○アーモンドアイの独壇場で幕を閉じた。

馬場差-0.6で、レースタイム差-2.9。

日曜の東京は、若干時計がかかりだしていたが、天皇賞(秋)のレースタイム差は驚きの-2.9!
馬場差がそれほど速くなく、しかもレースタイム差も出にくい中距離戦で、このレースタイム差は圧巻である。

逃げた▲アエロリットのペースは、前半1000m59.0秒-後半1000m57.2秒のスローペース。
ただ、最初の1Fを除いてすべて11秒台のハイラップで、地力が問われるレースとなった。

勝った○アーモンドアイの強さには、もはや言葉もない。
着差のつきにくいスローペースで、リスグラシューなどがいないとはいえ、G1馬が10頭も集まった中で、2着以下に3馬身差なのだから、現役最強の名に恥じない見事な勝ちっぷり。
去年のジャパンCも衝撃的だったが、今回もそれに勝るとも劣らない。

2着ダノンプレミアムを無印にしたのは、相性の良いダービーと安田記念で負けており、ちょっと買いにくかった。
安田記念の大敗も懸念材料だったのだが、マイルのスピード比べに参加できなかったことが、逆に奏功した感じ。川田騎手の、馬を信じ切っているかのような落ち着いた騎乗もすばらしかった。相手が悪かったとしか言えない。

◎スワーヴリチャードは、ここまで時計が速くなると厳しい。

2番人気サートゥルナーリアは、予想のところでも書いたが、現段階では東京芝2000mが合っていない。コンマ9秒差に踏みとどまれたのなら頑張ったと思う。
相性の悪いコースで勝ち負けするまでの力はなかったということで、さらなる経験値の上積みが必要。




時計は遅かったがダイアトニックは価値ある勝利/スワンS

土曜の阪神で行われたスワンSは、○ダイアトニックが初重賞制覇を成し遂げた。

馬場差+1.7で、レースタイム差+0.7。

土曜の京都芝はかなり時計がかかっており、スワンSもレースタイム差+0.7まで。
時計面では物足りないものの、この馬場差なら及第点は与えられる。

イエローマリンバの逃げは、前半600m34.6秒-後半600m35.0秒の平均ペース。
これなら先行勢が残れそうだが、馬場差+1.7のコンディションを考慮すると、かなりのハイラップとも言える。見た目以上にタフなレースだったのかもしれない。

土曜の京都芝は前半から時計がかかっていたので、スピードランク1位の○ダイアトニックには厳しいかと思ったが、まったく問題とせず、上がり最速33.6秒でハナ差の勝利。
時計がかかった今回で結果を出せたのは、○ダイアトニックにとっては、かなりの経験値となったはずで、次走以降が楽しみになった。

◎キャナルストリートは、後方のまま良いところなく1.1秒差13着の完敗。
重賞ではまだまだ力が足りなかった。また、戦績通り左回りの方が良いのかも。

次走の注目馬・ソーグリッタリング(カシオペアS・京都芝1800m)

日曜 京都第11R カシオペアS・芝1800m 3着ソーグリッタリング

日曜の京都芝は時計がかかっており、カシオペアSもレースタイム差+1.3とかなり時計がかかっていた。
勝った△テリトーリアルがスピードランク7位で、2着ベステンダンクが同9位。さらにスピードランク1位の◎ランスオブプラーナが9着だから、やはり時計勝負に強いスピードタイプには厳しかった。

そんな中、スピードランク2位だった○ソーグリッタリングは、タイム差なしの3着。
これなら時計が速いコースに替われば、巻き返しは必至だろう。

2歳戦の注目馬はマイネルデステリョ/未勝利(東京芝2000m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第2Rに行われた未勝利戦(芝2000m)である。

馬場差-1.6で、レースタイム差-2.9。

土曜の東京芝は高速馬場で、マイネルデステリョが勝った未勝利戦もレースタイム差-2.9と、かなり速くなった。

レースは、前半1000m58.9秒-後半1000m60.9秒のハイペース。勝ったマイネルデステリョは、この展開を3番手追走から、2着以下に2馬身半差だから強かった。
この時期に、ハイペースの高速決着を経験できたのはアドバンテージになるはずで、次走以降の走りが楽しみだ。


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