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【回顧】メンバーレベルとは裏腹に消耗戦の高レベルレース【ジャパンCのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
低調なメンバー構成で行われたジャパンCでしたが、レース自体はかなりタフなレースとなって、白熱した戦いが繰り広げられました。
時計のかかる消耗戦となれば、外国馬でも良い勝負になったと思うので、これで来年以降、外国馬の参戦が戻ってくるといいのですが。

各開催場の馬場差

11月23日(土)
   東京 芝+2.6
   東京ダート-1.5
   京都 芝-0.4
   京都ダート-0.6
11月24日(日)
   東京 芝+1.1
   東京ダート-2.4
   京都 芝+0.1
   京都ダート-0.5

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、雨の影響で芝の時計はかなり遅かった。ダートは土日ともにかなりの高速決着。

京都は、土曜の芝は持ちこたえたが、日曜になって時計がかかっていた。ダートは、土日ともに速かった。

メンバーレベルとは裏腹に消耗戦の高レベルレース

馬場差+1.1で、レースタイム差+0.7。

日曜の東京芝は、前日から雨が降り続き、かなり時計を要すタフな馬場コンディションとなり、ジャパンCもレースタイム差+0.7と時計がかかっていた。

逃げたダイワキャグニーのペースは、前半1000m60.3秒-後半1000m61.3秒の平均やや速めのペース。
だが、馬場差+1.1だったことを思えば、かなりのハイラップで、レースの上り37.2秒という消耗戦となった。

勝った▲スワーヴリチャードは、スタート一息だったが、序盤のポジション争いに巻き込まれることなく、すんなり最内に収まることができた。直線も各馬が外に出す中、内をすくって抜け出した。
鞍上マーフィー騎手の好判断は見事だったが、それよりもスピードランク9位で、時計がかかったことが奏功した。

2着○カレンブーケドールは、直線で外へ出したことで、▲スワーヴリチャードに内をさらわれてしまった。もったいない競馬となった。
しかし、先行馬で掲示板を確保できたのは同馬だけ。斤量が軽かったとはいえ、3歳牝馬らしからぬタフさである。なかなか重賞を勝てないでいるが、いつ勝ってもおかしくない。

◎ユーキャンスマイルは、序盤のポジション争いで、外のレイデオロらに押圧されて後方から。これが痛かった。
直線も外へ出さざるを得ず、差を詰めたもののコンマ7秒差の5着まで。
時計がかかる馬場は得意だっただけに、返す返すもポジション争いに負けたのが惜しかった。



勝ったマイラプソディより2着ミヤマザクラを高評価/京都2歳S

土曜の京都で行われた京都2歳Sは、ダントツの1番人気○マイラプソディが、2着以下に2馬身差の完勝を収めた。

馬場差-0.4で、レースタイム差-0.2。

土曜の京都芝はそこそこの時計は出ていたが、京都2歳Sのレースタイム差は-0.2までで、時計面では若干物足りない。

逃げた×ロールオブサンダーのペースは、前半1000m60.4秒-後半800m61.1秒のほぼ平均ペース。

勝った○マイラプソディは、3角付近から徐々にポジションをあげて、ラスト1Fあたりで先に抜けだした◎ミヤマザクラを並ぶ間もなくかわし、2馬身差だから強かった。
ただ、スピードランク6位だった同馬にとって、思ったより時計がかかったことも奏功したのは確かで、高速決着になったときに同じような競馬ができるかは未知数だ。

2着◎ミヤマザクラは、○マイラプソディとは逆に、スピードランク3位と、どちらかというと高速決着向きなので、この時計で2着を確保できたのは力の証。
今後のローテーションがどうなるかわからないが、阪神JFへ出走しても面白そうだ。

次走の注目馬・ペイシャネガノ(シャングリラ賞・東京ダ1400m)

日曜 東京第9R シャングリラ賞・ダ1400m 1着ペイシャネガノ

日曜の東京ダートはかなりの高速馬場で、シャングリラ賞もレースタイム差-2.4の高速決着となった。

ただ、シャングリラ賞ですごかったのはタイムではなく、勝ったペイシャネガノのラップである。
自ら逃げて、800m通過47.4秒のハイラップを刻みながら、上り34.5秒である。これでは他馬の付け入る隙はなく、2着以下に3馬身半差の圧勝だった。

これまでも上がり最速で上がってくることはあったが、それは中団からの競馬。逃げても同じような上がりが使えるとは思ってもいなかった。これなら準オープンでも即通用する

2歳戦の注目馬はファーストフォリオ/新馬(京都芝1400m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の京都5Rに行われた新馬戦(芝1400m)である。

土曜の京都芝は馬場差-0.4と、それほど速くないコンディションだったが、ファーストフォリオが勝った新馬戦は、レースタイム差-1.8である。
土日の芝レースは全13鞍行われたが、レースタイム差-1.5より速かったのはファーストフォリオだけ。

レースも、800m通過46.8秒の平均ペースながら、ラスト2Fで12.1秒-11.9秒と加速してのフィニッシュは評価できる。
シーザリオの仔で、エピファネイアやサートゥルナーリアの下とあっては、次走以降も人気になりそうだが、それを踏まえた上で、今後も注目していきたい。


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