レース回顧 PR

【回顧】モズアスコット圧巻の2連勝でダート界制圧【フェブラリーSのタイム分析】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわ、ウキョーです。
フェブラリーSのモズアスコットを本命にできなかったのは、前哨戦の根岸Sの差し切りが鮮やかすぎたため、芝スタートで好位に収まったときに、同じようなレースができるか不安だったからです。
でも、まったく問題なかったですね。はい、強かったです。

各開催場の馬場差

2月22日(土)
   東京 芝-0.5
   東京ダート+0.2
   京都 芝+3.4
   京都ダート-0.9
   小倉 芝+2.5
   小倉ダート-0.9
2月16日(日)
   東京 芝+0.4
   東京ダート-0.2
   京都 芝+2.7
   京都ダート-1.1
   小倉 芝+1.8
   小倉ダート-1.4

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、先週のコンディションとは一変し、芝もダートも時計がかかっていた。

京都は、相変わらず芝の時計はかなり遅く、ダートは土日とも時計が速くなった。

小倉は、芝の時計がかなりかかっており、ダートは両日ともに速かった。

モズアスコット圧巻の2連勝でダート界制圧/フェブラリーS

2020年フェブラリーS

馬場差-0.2で、レースタイム差-0.2。

日曜の東京ダートはそれほど時計は速くならず、フェブラリーSもレースタイム差-0.2と、G1戦としては物足りない時計となった。

ワイドファラオ▲アルクトスの競り合いが続き、前半800m46.4秒-後半800m48.8秒のハイペース。
このラップでも、ラスト2Fが11.9秒-12.4秒のハイラップだから、時計面では評価できなくても、レースレベルは決して低くない。

勝った×モズアスコットは、スピードランク1位で、今回の馬場コンディションに合っているわけではなかったが、ラスト35.4秒の末脚で後続に2馬身半差だから強かった。
根岸Sでは安全策で外を回してきたが、今回は内々でレースを進め、残り300m付近でタイムフライヤーの外に出すと、一気に伸びた。
ダートに転身して驚くほどの変わり身を見せ、クリソリベルやゴールドドリームとの対決が非常に楽しみになってきた。

2着のケイティブレイブを無印にしたのは、それまでの実績は認めながらも、インティ、ワイドファラオ、アルクトスらの強力先行馬に加え、モズアスコットも好位から早めに動くと思っていたので、浦和記念の先行レースを見た限りでは、芝スタートの今回は厳しいと考えたから。
ところが、まさかの中団待機。4角で外に持ち出してから、息の長い末脚を繰り出しての2着確保は、鞍上長岡騎手のファインプレーと言っていい。

◎デルマルーヴルは、道中でキックバックの砂を嫌がる素振りを見せたり、4角では外に逃げようとするなど、まったくレースに集中できていなかった。
力負けではないにせよ、レースに向かうメンタル面の立て直しが必要そうだ。

特殊な馬場で各馬の明暗分かれ評価は難しい/小倉大賞典

2020年小倉大賞典

馬場差+1.8で、レースタイム差+2.2。

日曜の小倉芝はかなり時計がかかっており、小倉大賞典もレースタイム差+2.2と時計は遅かった。

逃げたのはランスオブプラーナで、そのペースは前半800m48.2秒-後半800m48.0秒の平均ペース。
馬場差を考えれば、見た目ほどラップは緩くない消耗戦と捉えていいだろう。

勝ったカデナは、スピードランク12位だったように、今の小倉芝コンディションは合っており、差しが決まっている馬場もバッチリだった。
これで完全復活とは言えないが、57キロを背負っての結果だから、時計がかかるコースなら今後も期待できる。

断然1番人気の×ヴェロックスは、レースタイム差-3.4の高速決着だった皐月賞で2着に来ているように、今の小倉芝では走れない。
しかも、重賞未勝利の身で57キロのトップハンデだから、いくらなんでも人気になりすぎ。
負けて当然のレースなので、時計が速いコースに替われば巻き返す力はあるはずで、これで人気を落とすようなら狙い目になる。

◎エメラルファイトは、後方待機から見せ場もなく流れ込んだだけの9着敗退。
買いかぶりすぎていたのかもしれない。ペースも時計も、同馬にとっては悪くなかったはずで、重賞では足りないのだろうか。

時計もペースも遅くレースレベルは低い/京都牝馬S

2020年京都牝馬S

馬場差+3.4で、レースタイム差+2.6。

土曜の京都芝はかなり時計がかかっており、京都牝馬Sもレースタイム差+2.6とかなり時計を要した。

逃げた◎メイショウショウブのペースは、前半800m48.4秒-後半800m47.2秒のスローペース。馬場コンディションが相当に悪かったので、瞬発力勝負に強い。時計がかかってよいタイプが台頭することになった。

勝った△サウンドキアラは、レースタイム差+0.5の京都金杯を勝っており、今回はスピードランク10位と、時計面で助けられたのは明らか。
それでも、4-4-7と位置取りを下げながら、ラスト34.5秒で突き抜けた末脚は見応えがあった。高速決着になって同じような脚を使えるかは未知数だが、しっかり経験を積んできての結果だから、次走以降も安定した走りが期待できる。

◎メイショウショウブは、スピードランク9位でもあり、この時計ならまったく問題なかったはず。
押し出されて逃げてしまったが、マイペースでの完敗となってしまった。個人的には、もう少しペースを上げて消耗戦に持ち込んでほしかったが、仕方ない。

3歳戦の注目馬はワイドソロモン(未勝利・京都ダ1800m)

ワイドソロモン

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の京都2Rに行われた未勝利戦(ダ1800m)である。

日曜の京都ダートは時計が速かったが、ワイドソロモンが勝った未勝利戦は、レースタイム差-2.9の速さで、土日合わせてもっともレースタイム差の速いレースとなった。

レースは、前半800m48.6秒-後半800m50.4秒のハイペースで、ワイドソロモンは4角先頭の積極策から、ラスト37.7秒で後続に3馬身差だから完勝と言っていい。
昇級して同じような積極策で通用すればオープン級だが、少なくとも1勝クラスは早々に卒業できるだろう。


応援よろしくお願いします!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA