こんばんわ、ウキョーです。
大阪杯は、22年ぶりの牝馬ワンツーで決着しました。最近は、牝馬の育て方が非常に進歩したという記事を、どっかの新聞で読みましたが、まさにその通りですね。
勝者のラッキーライラックと、女王アーモンドアイとの対決が楽しみになってきました。
各開催場の馬場差
中山 芝 | -0.2 |
中山ダート | -0.7 |
阪神 芝 | -1.3 |
阪神ダート | +0.3 |
中山 芝 | +0.6 |
中山ダート | -0.1 |
阪神 芝 | -1.0 |
阪神ダート | +0.4 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は、土曜は芝もダートも速かったが、日曜は午後から雨が降り出し、芝の時計はかなり遅くなっていた。
阪神は、土日ともに、芝の時計は速く、ダートは時計がかかっていた。
スローの上り勝負で展開が変われば着順も変わりそう/大阪杯
馬場差-1.0.3で、レースタイム差-1.2。
日曜の阪神芝は時計が速く、大阪杯もレースタイム差-1.2の高速決着となった。
逃げたのは、まさかの1番人気△ダノンキングリーで、前半1000m60.4秒-後半1000m58.0秒の超スローペース。地力のある馬が揃うG1でこのペースだと、後方の馬に出番はない。
4角5番手のラッキーライラックが、ラスト3Fを33.9秒で上がってしまっては、他馬の出る幕はなかった。
ラッキーライラックは、デビュー時から40キロ増という成長ぶりで、まさに今が完成形といえる。
今回も内で脚を溜めつつ、最後は△ダノンキングリーと▲クロノジェネシスの間から力強く伸びており、以前のひ弱さは影を潜めている。今後もG1戦線で期待できる。
◎ワグネリアンは、3角すぎに×ブラストワンピースがポジションを上げたときに動けなかったのがキツかった。
掛かり癖のある同馬だと、あのペースで促すと引っ掛かる可能性があるので仕方ない。想定以上にスローペースになってしまったのが、敗因だろう。
長く良い脚を使えるタイプではないので、後半800m11秒7-11秒3-11秒2-11秒7という超瞬発力勝負も合わない。
個人的な反省としては、ここまでスローになるとは思わなかった展開の読み間違い。勉強不足でした。
1番人気△ダノンキングリーは、またしてもG1獲りはならなかった。
G1を勝てる力は誰の目にも明らかだが、中山記念の回顧でも書いたが、1800mのスペシャリストの可能性が捨てきれない。こうなると、狙うべきG1は2200mで行われる宝塚記念ということになる。
今回の敗戦で、2000mの距離が長いと認識されて人気を落とすようなら、積極的に狙いたい。
豪の女王を追い詰めたクルーガーが久々の美酒/ダービー卿CT
馬場差-0.2で、レースタイム差-0.7。
土曜の中山芝はほぼ基準通りの時計だったが、ダービー卿CTはレースタイム差-0.7と時計は速かった。
逃げたのはナインテイルズで、前半800m45.4秒-後半600m47.4秒のハイペース。
ストーミーシーとトーラスジェミニが差なく続いてきたため、先行勢は息を入れられなかった。
勝ったクルーガーはスピードランク8位。展開が向いたとはいえ、この時計で勝ち切るのだから大したもの。8歳にしてこのパフォーマンスは、さすがウィンクスに詰め寄っただけはある。
1番人気の◎プリモシーンは、ハイペースの消耗戦はもってこいのはずだし、時計勝負にもめっぽう強いはずが、後方から差を詰めてコンマ5秒差まで。
中山にも実績はあるが、齢を重ねて器用さに欠けてきたようにも思える。中山の場合、もうちょっとペースが遅い方が良いのかもしれない。
次走の注目馬・ダンシングプリンス(1勝クラス・中山ダ1200m)
馬場差-0.1で、レースタイム差-1.4。
日曜の中山ダートはそれほど時計は速くならなかったが、ダンシングプリンスが勝った1勝クラスは、レースタイム差-1.4の高速決着。
ダンシングプリンスがすんなりハナに立つと、前半600m33.6秒-後半600m36.7の超ハイペース。
ダンシングプリンスは、ノーステッキで残り200m付近からは、鞍上の三浦騎手はすでに流していた。にもかかわらず、後続に10馬身差の圧勝なのだから恐れ入る。
同コースで行われたメインの3勝クラス・春風Sの勝ち時計が1.10.5。ダンシングプリンスのそれが1.10.3である。
これなら、2勝クラスどころか3勝クラス、オープンまでノンストップでも驚けない。
3歳戦の注目馬はワイドカント(未勝利・阪神ダ1400m)
先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の阪神第2Rに行われた未勝利戦(ダ1400m)である。
日曜の阪神ダートは時計がかかっていたが、ワイドカントが勝った未勝利戦は、レースタイム差-0.8の高速決着となった。
レースは、前半600m35.0秒-後半600m37.9秒のハイペースで、勝ったワイドカントは4角先頭の積極策からラスト37.8秒で、後続に2馬身半差の完勝。
これなら昇級しても即通用するはず。