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【回顧】もっとも強かったのは2着レシステンシア【桜花賞のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
桜花賞は思った以上に時計がかかってしまい、◎ミヤマザクラは伸びあぐねる結果となってしまいました。馬場読みって難しい……。。

各開催場の馬場差

4月11日(土)
   中山 芝-0.9
   中山ダート-0.5
   阪神 芝-0.4
   阪神ダート+0.2
   福島 芝-1.0
   福島ダート+1.1
4月12日(日)
   中山 芝+0.7
   中山ダート-0.3
   阪神 芝+1.2
   阪神ダート+0.3
   福島 芝-0.7
   福島ダート+0.8

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土曜は芝もダートも速かったが、日曜は雨の影響で芝の時計がかなりかかっていた。

阪神も中山と同じように、雨の影響が色濃く、日曜の芝の時計はかなり遅かった。ただ、ダートの時計もかかっており、これは来週も続きそう。

福島は、開幕週らしく、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

もっとも強かったのは2着レシステンシア/桜花賞

2020年桜花賞

馬場差+1.2で、レースタイム差+1.3。

日曜の阪神芝は、雨の影響でかなり時計がかかっており、桜花賞もレースタイム差+1.3と遅かった。

逃げたのは、宣言通りスマイルカナで、前半800m46.5秒-後半800m49.6秒の超ハイペース。2F目~5F目まで11秒台が続くハイラップで、ラスト3Fは11.7秒-12.6秒-13.8秒と、かなりの消耗戦となった。
前が止まって仕方ないラップだったが、逃げたスマイルカナが3着で、2番手の○レシステンシアが2着。ここまでのハイラップになると、後続は道中で余分な脚を使わされ、さらに雨馬場も加わっては、差しが利きにくい結果となった。まさに、肉を切らせて骨を断つ逃げだった。

勝ったデアリングタクトは、スピードランク14位だったように、予想以上に時計がかかったことが奏功した。
とはいえ、キャリア3戦目での桜花賞制覇は、力がなければ成しえない。後は、時計勝負になったときに、同じような競馬ができるかだが、オークスでも当然有力だろう。

○レシステンシアは、スピードランク1位だったように、本来であれば、ここまで時計がかかってしまうと惨敗もありえた。ところが、このハイラップで2着に残すのだから、今回もっとも強い競馬をしている。
時計が速くなるオークスなら、デアリングタクト逆転の目もある。

◎ミヤマザクラは、3番手追走から、4角で8番手に後退。ここで終わったと諦めたが、そこから巻き返して掲示板確保はお見事。スピードランク5位だったことからも、もう少し時計が速ければ上位進出も可能だったはず。
京都2歳Sで2着に来ているように、2400mへの距離延長は問題ないだろうから、オークスへの視界は良好といえる。

サウンドキアラ 重賞3連勝はお見事というより他ない/阪神牝馬S

2020年阪神牝馬S

馬場差-0.4で、レースタイム差-1.0。

土曜の阪神芝は若干速い程度だったが、阪神牝馬Sはレースタイム差-1.0の高速決着になった。

逃げたトロワゼトワルのペースは、前半800m46.5秒-後半800m46.4秒の平均ペース。翌日の桜花賞のラップが凄すぎたので地味に映るが、悪くないラップである。

勝った▲サウンドキアラは、これまで直線に坂のあるコースで甘くなることが多々あったが、今回は最後までしっかり伸びており、完全に本格化がなった。
これで重賞3連勝。本番のヴィクトリアマイルへ向けて、課題は使い詰めでお釣りが残っているかどうかだが、G1を獲れる力は示せた。

1番人気の×ダノンファンタジーは、半年の休み明けで+22キロの馬体重。陣営は「ほとんどが成長分」と言っていたが、太目が残っていたのではないか。しかし、もし次走で絞ってきたら、成長分がなかったことになるので、次走の馬体重には注意したい。

1番人気の◎ビーチサンバは、中団待機から徐々に差を詰めるもジリジリ。どうもエンジンのかかりが遅く、相変わらずの善戦マン。
もう一列前で競馬ができるようになれば違ってきそうだが、テンに速い方でもないので、悩ましいところだ。

ハイレベルレースで上位馬の前途は洋々/ニュージーランドT

2020年ニュージーランドT

馬場差-0.1で、レースタイム差-1.4。

土曜の中山芝はそこそこ時計が速く、ニュージーランドTもレースタイム差-1.0と及第点。

カリオストロの逃げは、前半800m45.9秒-後半800m47.1秒のハイペース。100m通過57.6秒だから、かなりのハイラップである。

当然のように先行勢が壊滅し、勝ったのは上がり最速の×ルフトシュトローム。展開が向いたと言え、無傷の3連勝は手放しで誉めていい。

勝ち馬より評価したいのが、2着シーズンズギフトと、6着◎ハーモニーマゼランの2頭。
前者は、13-9-7と徐々にポジションを上げながら、ラスト34.5秒だから、長く良い脚を使えている。今回は勝ち馬の末脚に屈したが、本番で巻き返しがあっても不思議ではない。
後者は、このハイラップを直線で先頭に立ちながらコンマ6秒差なら、本番での逆転は視野に入った。

次走の注目馬・ロードアクシス(吾妻小富士S・福島ダ1700m)

ロードアクシス

日曜の福島ダートはかなり時計がかかっており、吾妻小富士Sもレースタイム差+0.3と時計がかかった。それも、勝ったダンツゴウユウが後続に5馬身差をつけており、走破時計以上に時計がかかっている。

実際、ダンツゴウユウのスピードランクが7位で、2着サンデーウィザードが同13位。3着○アディラートも同10位である。

これでは時計勝負に強いスピードタイプには厳しい。
そんな中、スピードランク1位だったロードアクシスは、5着と掲示板を確保してきた。2着馬とはコンマ5秒差。

時計が速いコースに替われば、オープン初勝利も間近だろう。


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