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【回顧】上位2頭が抜けて強かった皐月賞【皐月賞のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
皐月賞は、トライアルを使わなかった2頭のワンツーでした。今後も、こういう馬が増えてくるでしょうから、仕上がりだけでなく、力関係も正確に把握していく必要がありそうです。

各開催場の馬場差

4月18日(土)
   中山 芝+5.2
   中山ダート-1.8
   阪神 芝+0.3
   阪神ダート-0.8
   福島 芝+1.2
   福島ダート+0.4
4月12日(日)
   中山 芝+0.6
   中山ダート-2.4
   阪神 芝-0.1
   阪神ダート-0.3
   福島 芝+1.9
   福島ダート-0.4

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土曜の土砂降りで芝の時計はかなり遅くなっていた。逆に、ダートは高速決着の連続だった。

<p阪神は、多少雨の影響はあったが、中山ほど時計はかかっていない。ダートは、土日ともに速かった。

福島は、雨の影響が色濃く、芝の時計は土日ともにかかっていた。ダートは、日曜になって、ようやく時計が速くなった。

コントレイル、サリオス上位2頭が抜けて強かった/皐月賞

2020年皐月賞

馬場差+0.6で、レースタイム差-0.6。

日曜の中山芝は、土曜から多少は回復したが、それでも時計はかかっていた。しかし、皐月賞はレースタイム差-0.6の高速決着。この馬場差で、このレースタイム差は、なかなかお目にかかれない。
かなり優秀な時計といえる。実際、3馬身半差離された3着馬の時計はレースタイム差+0.1である。例年なら、おそらくガロアクリークが勝っていたタイム。それを遥かに超えてきたのだから、▲コントレイル○サリオスの2頭の強さは尋常じゃない。

少なくも、3着以下の馬たちがダービーで巻き返すのは非常に厳しいと言わざるを得ない。

◎サトノフラッグは、4角で前を射程圏に入れた勝ちパターンだったが、上位2頭に内、外から進出されると抵抗できず、明らかに力負けの結果。
それでも5着に踏みとどまれた力は、G2までなら上位争いできそうだ。

また、前半1000m59.8秒-後半1000m60.7秒のペースは、馬場差を考えれば速いラップといえ、それを2番手追走から4着に粘ったウインカーネリアンも優秀。
ダービーでも逆転は難しいとしても、G2くらいまでなら勝機はある。

好メンバーの大混戦を制したのは8歳馬ウェスタールンド/アンタレスS

2020年アンタレスS

馬場差-0.1で、レースタイム差-0.6。

日曜の阪神ダートはほぼ基準通りの時計だったが、アンタレスSはレースタイム差-0.6と及第点。

◎メイショウワザシは、躓くようなスタートから、鞍上秋山真騎手が押してハナに立つと、口を割りながらの逃げとなり、前半800m48.9秒-後半800m48.7秒の平均ペース。

勝ったウェスタールンドは、後方2番手から、直線一気で1+3/4馬身差。スピードランク10位の同馬にとって、今回の時計が合ってっていたとは言えないだけに、この勝利は今後につながるだろう。
8歳馬とはいえ、まだまだ現役バリバリでやっていける力を示した。

◎メイショウワザシは、上記の通り、折り合いを欠いて自滅の競馬。
あそこまで引っかかったら、ハイペースで飛ばしてほしかったが、秋山騎手は3F目で13.1秒と抑えてしまった。なんだかちぐはぐな競馬で、秋山騎手らしくなかった。

そこで、南井調教師と秋山騎手の成績を調べてみたら、秋山騎手が南井陣営の馬に騎乗するのは、9割以上がメイショウさんの馬だった。
つまり、馬主の意向で乗っているということで、両者間のコミュニケーションが、あまり取れていないのだろう。今後も、このコンビは要注意かもしれない。

タイセイビジョン馬場相性関係なしの強い勝ちっぷり/アーリントンC

2020年アーリントンC

馬場差+0.3で、レースタイム差+0.6。

土曜の阪神芝は時計がかかっており、アーリントンCもレースタイム差+0.6と遅かった。

逃げたのは▲ノルカソルカで、前半800m45.7秒-後半800m48.6秒のハイペース。ラスト3Fが11.7秒-12.1秒-12.9秒の消耗戦となった。

勝った×タイセイビジョンはスピードランク2位で、今回の時計が合っているわけではない。にもかかわらず、上がり最速36.2秒で2馬身差だから、相当に強い競馬をしている。
ただ、合わないコースで好走すると反動があるケースも多いので、次走の気配には注意したい。

勝ち馬より評価したいのが、2着シーズンズギフトと、6着◎ハーモニーマゼランの2頭。
前者は、13-9-7と徐々にポジションを上げながら、ラスト34.5秒だから、長く良い脚を使えている。今回は勝ち馬の末脚に屈したが、本番で巻き返しがあっても不思議ではない。
後者は、このハイラップを直線で先頭に立ちながらコンマ6秒差なら、本番での逆転は視野に入った。

次走の注目馬・ドミナートゥス(福島民報杯・福島芝2000m)

ドミナートゥス

日曜の福島芝は時計がかかっており、福島民報杯もレースタイム差+2.2とかなり遅い時計の決着となった。

実際、勝ったマイネルサーパスのスピードランクが11位である。
ところが、2着の○ドミナートゥススはスピードランク1位だった。本来であれば、ここまで時計が遅くなると馬群に沈んでもおかしくない。15か月の休み明けを叩いて、ガラリと一変した。
これなら、オープンでもやっていける。


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