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【回顧】やっぱりアーモンドアイは強かった【ヴィクトリアMのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
アーモンドアイは強かったですね。わかっていたことですが、とんでもなく強かったです。

各開催場の馬場差

5月16日(土)
   東京 芝-1.3
   東京ダート-0.1
   京都 芝+1.6
   京都ダート-1.6
   新潟 芝+0.8
   新潟ダート-0.2
5月17日(日)
   東京 芝-1.8
   東京ダート-0.1
   京都 芝+0.6
   京都ダート-1.7
   新潟 芝+0.3
   新潟ダート-0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、雨の影響はほとんどなく芝は土日ともに高速決着の連続となり、ダートはほぼ基準通りだった。

京都は、雨の影響が色濃く、土日ともに芝の時計は遅く、ダートはかなり速くなっていた。

新潟は、芝の時計がかかっており、ダートはほぼ基準通りだった。

やっぱりアーモンドアイは強かった/ヴィクトリアマイル

2020年ヴィクトリアマイル

馬場差-1.8で、レースタイム差-2.3。

日曜の東京芝はかなりの高速馬場となっており、ヴィクトリアマイルもレースタイム差-2.3の高速決着だった。

逃げたのは、トロワゼトワルで、前半800m45.6秒-後半45.0秒の平均ペース。
とはいえ、もっとも遅いラップが12.0秒だから、かなりのハイラップである。高速馬場でこのハイラップだと紛れはない。実力通りの結果と言っていい。

勝った○アーモンドアイは、持ったままで直線に向くと、ルメール騎手が促すまでもなく自ら手前を替えてギアチェンジ。ノーステッキで前を一掃すると、2着以下に4馬身差の圧勝。さらに、最後には左手前に替える余裕もあり、ここでは完全に格が違った。
有馬記念の惨敗から見事に復活を遂げた現役最強馬は、やっぱり果てしなく強かった。

2着サウンドキアラは、大外からポジションを取りに行って、最後までしぶとく2着確保。
鞍上の松山騎手がムチを入れたのは、アーモンドアイにかわされてからだった。アーモンドアイに抵抗しようとしたが、まったく相手にならなかった。それでも2着なのだから、重賞3連勝はダテじゃなかった。

◎ビーチサンバは、結局ポジションを取れず、1.2秒差の9着に敗退。
戦前の作戦では好位を取りに行くはずだったのに、終わってみればテンについて行けなくなっている。齢を重ねて(まだ4歳だけど)気性がおとなしくなったのか、距離を延ばした方が良いかもしれない。

ダノンスマッシュは本番へ向けて厳しいレース内容/京王杯SC

2020年京王杯SC

馬場差-1.3で、レースタイム差-1.0。

土曜の東京芝は高速馬場のままで、京王杯SCもレースタイム差-1.0の高速決着となった。

逃げたのは、意外にも▲ダノンスマッシュで、前半600m35.2秒-後半600m33.1秒の超瞬発力勝負。
このラップで逃げられたら、他馬の出る幕はない。2着、3着も先行馬で、ラヴィングアンサーが上がり最速の32.4秒で上がっても4着までだから、レースレベルは高くはない。

さて、問題はこのレースが本番の安田記念につながるかどうか。勝った▲ダノンスマッシュは、ここで逃げてしまったのは、次走へつながらないと思う。陣営にどんな思惑があったのかわからないが、差し馬優勢の東京マイルへの前哨戦としては、いただけない。
戦績通り、マイルは長いと見て、安田記念へ向かう気はないのだろう。

2着○ステルヴィオは、ここ数戦ポジションを取れないレースが続いており、ここで好位を取っての2着好走は、次につながる。
左回りの好走は3歳時の毎日王冠2着以来で、安田記念への前哨戦としては満点。

さて、◎ドーヴァーは、シンガリ追走から直線もそのままシンガリ負け。
正直、もっと時計がかかると思っての予想だったので、この時計では見当違いだった。申し訳ない。

次走の注目馬・フォーテ(青竜S・東京ダ1600m)

青竜S

日曜の東京ダートはとりわけ速かったわけではないが、青竜Sはレースタイム差-1.5の高速決着。土日合わせて、青竜Sがもっともレースタイム差が速かった。

レースは、前半800m46.8秒-後半800m49.4秒の超ハイペース。
これだけのハイペースで、さらにレースタイム差-1.5より速いというのは、3歳戦ではユニコーンSでたまに見かける程度で、なかなかお目にかかれない。良馬場ならなおさらである。

勝った▲デュードヴァンも当然次走以降が楽しみな一頭ではあるが、それよりも、このペースで逃げながらコンマ5秒差に踏みとどまった7着×フォーテの方に食指が動く。

時計勝負に強いタイプでもあり、時計が速くなるコースならオープンでも好勝負できるはず。


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