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【七夕賞の回顧】2000mハンデ戦のステイゴールド産駒の強さ

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こんばんわ、ウキョーです。
2000mのハンデ戦でステイゴールド産駒が強いのはわかっていたのですが、今回は、リュヌルージュの方に魅力を感じてしまいました。
プロキオンSのサンライズノヴァは、左回りの帝王賞を狙っていたものの、除外で仕方なく回ってきた感じが嫌で、軽視してしまいました。

各開催場の馬場差

7月11日(土)
   福島 芝-0.3
   福島ダート-0.3
   阪神 芝+1.9
   阪神ダート-1.9
   函館 芝-1.6
   函館ダート-0.7
7月12日(日)
   福島 芝+2.1
   福島ダート-2.2
   阪神 芝+1.0
   阪神ダート-0.9
   函館 芝-0.7
   函館ダート-0.6

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の福島は、雨の影響があったものの、土曜芝はなんとかコンディションを保っていたが、日曜は一気に悪化した。ダートも、日曜は高速決着が続いた。

阪神は、土日ともに芝の時計がかなり遅く、ダートは速かった。

函館は、土日ともに芝もダートも時計は速かった。ただ、日曜の芝は後半戦に入って時計がかかり出しており、今週末の時計には注意。

2000mハンデ戦のステイゴールド産駒の強さ/七夕賞

2020年七夕賞

馬場差+2.1で、レースタイム差+2.9。

日曜の福島芝は、雨の影響で時計がかかっており、七夕賞もレースタイム差+2.9とかなり時計を要していた。

前半1000m61.3秒-後半1000m61.2秒の平均ペースながら、ラスト1Fで13.0秒もかかっており、かなりタフな馬場だった。
こうなると瞬発力勝負に強い切れ味自慢の馬には厳しく、高速馬場で真価を発揮するスピードタイプにも厳しい。
勝った▲クレッシェンドラヴがスピードランク10位で、2着△ブラヴァスが同8位、3着ヴァンケドミンゴが同13位だった。

▲クレッシェンドラヴは、後方からまくって行くいつもの競馬だが、今回は他馬が外を回す中、内からまくっていった。鞍上の内田博騎手の好騎乗で、4角では苦もなく5番手と絶好の位置取り。
それにしても、2000mのハンデ戦だと、ステイゴールド産駒は強い。これで【18 16 14 147】の好成績。産駒も残り少ないが、同条件に出走してきたら注意したい。

2着△ブラヴァスは、基準タイム差-1.6の高速決着だった新潟大賞典で4着に遅れを取ったように、現状では時計がかかった方が良い。
時計が速くなって同じような結果を出せるかは疑問だが、オープン2戦目での好走で、まだ4歳。力があるのは間違いないだろう。

◎リュヌルージュは、クレッシェンドラヴよりさらに内を回って直線に向いたが、そこから伸びずバテずの競馬。時計がかかる分には問題ないが、ここまで馬場が悪化した力の要る馬場だと力負けしてしまうようだ。

サンライズノヴァ 59キロの酷量も意に介さない完勝劇/プロキオンS

2020年プロキオンS

馬場差-0.9で、レースタイム差-0.9。

日曜の阪神ダートは時計が速く、プロキオンSもレースタイム差-0.9と速かった。

逃げたのは×ラプタスで、前半600m34.3秒-後半600m35.6秒のハイペース。1200m通過が1.09.5だから、先行馬にはかなり厳しい。

勝ったサンライズノヴァは、ほぼ最後方追走からラスト34.4秒の豪脚で貫禄勝ち。
展開に恵まれたとも言えるが、それにしてもラスト34.4秒は強烈。2000年以降、ダート戦で上がり34.5秒より速かったのは8レースしかなく、その内6レースは1000m戦だ。2009年の欅S(東京ダ1400m)を差し切ったダイショウジェットに次ぐもので、好記録と言っていい。
59キロを背負ってのパフォーマンスだから、今後のダート戦線でも主役級の活躍を期待できる。

2着エアスピネルは、初ダートでこの結果なら、今後の選択肢も増えた。ダートで続戦するのか、芝に戻るのかわからないが、楽しみが増えた。
ちなみに、個人的には初ダートが重賞の場合、どんな馬でも買わないことにしているので、これは逆立ちしても買えなかった。

◎トップウィナーは、前走の欅Sより600m通過1.2秒速いペースを2番手追走から、最後はさすがに一杯になってしまったが、それでもコンマ6秒差5着なら、重賞でも通用する力は見せた。

次走の注目馬・アルティマリガーレ(マレーシアC・阪神芝1800m)

2020年マレーシアC

土曜の阪神芝は、雨の影響で芝の時計はかなりかかっており、マレーシアCもレースタイム差+2.4と、時計勝負に強いスピードタイプには厳しい条件となった。

勝ったタガノアスワドがスピードランク9位で、2着×ダブルシャープがスピードランク5位だった。

そして、3着アルティマリガーレは、スピードランク2位である。勝ち馬にはコンマ6秒離されたが、4着馬とは4馬身差。
4か月の休み明けで、古馬の牡馬を相手にするのは初めて。それで、得意とはいえない状況下での好走なら、現級にはめどを立てた。

時計が速い馬場に替われば、現級卒業も目前だろう。

2歳戦の注目馬はモントライゼ(未勝利・阪神芝1200m)

モントライゼ

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の阪神第1Rに行われた未勝利戦(芝1200m)である。

先週の阪神芝は時計がかかっており、レースタイム差は軒並みプラスを計上していた。
しかし、モントライゼが勝った未勝利戦だけレースタイム差-0.8と、唯一マイナスを記録した。

レースはモントライゼが逃げ、前半600m35.2秒-後半600m35.0秒の平均ペース。直線入り口で促されると即反応し、あとはノーステッキで持ったまま、後続に大差をつける圧勝劇。
相手が弱かったという点を差し引いても、持ったままでレースタイム差-0.8は掛け値なしに速い。いや、速すぎて反動を心配してしまうほどだ。

マイルまでなら守備範囲。次走以降が楽しみな一頭だ。



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