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【レパードSの回顧】ケンシンコウ時計もラップも優秀で前途洋々

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こんばんわ、ウキョーです。
先週は、新潟の時計はまずまず読み通りだったのですが、日曜の札幌ダートが想定以上に時計がかかっていました。日曜は速いままだったので、日曜もそのまま行くのかと思ったら、突然時計がかかってしまいました。
高速決着を予想していたエルムSは、大ハズレとなりました。

各開催場の馬場差

8月8日(土)
   新潟 芝+0.1
   新潟ダート-1.6
   札幌 芝-1.3
   札幌ダート-1.2
8月9日(日)
   新潟 芝+1.4
   新潟ダート-1.5
   札幌 芝-1.4
   札幌ダート-0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の新潟は、雨の盈虚が大きく、土日ともに芝の時計は遅く、ダートは時計が速かった。

札幌の芝は相変わらず時計が速かった。ダートは、日曜になって突然時計がかかり出した。

ケンシンコウ時計もラップも優秀で前途洋々/レパードS

2020年レパードS

馬場差-1.5で、レースタイム差-2.8。

日曜の新潟ダートはかなりの高速馬場だったとはいえ、レパードSのレースタイム差-2.8は掛け値なしに速い。

×タイガーインディが逃げようとしたところ、×ケンシンコウがハナを奪って、前半800m48.3秒-後半800m48.5秒の平均ペース。
しかし、6F目で11.9秒とペースアップしてから、12.2秒-11.9秒-12.5秒と最後まで脚色が衰えることなく、2着◎ミヤジコクオウに2馬身半差だから強かった。
このパフォーマンスで、直線では舌を出して走っており、手前も替えていない。まだまだ成長途上なのだから恐れ入る。今回は7番人気と下馬評は低かったが、フロックではない。

2着▲ミヤジコクオウは、4角手前からムチが入っており、かなりズブい。
直線も、鞍上の和田竜騎手が必死に追って、ようやくエンジンがかかっていた。それでいて2着確保だのから、こちらも強い。もしかしたら左回りが苦手なのかもしれないが、いずれ重賞に手が届くだろう。

◎ライトウォーリアは、好位キープから直線まったく伸びず、見せ場なしの12着敗退。
スピードランク5位で、ある程度の時計なら対応できると思っていたが、ここまで速くなってしまうと、さすがに厳しかった。今回の経験を糧にできればとは思うが、オープンではまだ地力が足りない。

実績馬たちが上位独占の好レース/エルムS

2020年エルムS

馬場差-0.1で、レースタイム差-0.1。

日曜の札幌ダートはあまり時計が出ておらず、エルムSもレースタイム差-0.1止まり。

逃げたのは大方の予想通りリアンヴェリテで、1000m通過61.1秒のスローペース。
見た目はスローペースだが、もっとも遅いラップが12.4秒と、かなりのハイラップ。残り2Fでは11.7秒にペースアップしており、先行勢には厳しいペースとなった。

勝ったタイムフライヤーは、スピードランク11位だったことからも、レースタイム差-0.1の時計が功を奏した。
それでも、後続に2馬身差だから悪くない。今後は高速決着に対応できるようになれば、G1戦線でもやっていけそうだ。

2着ウェスタールンドは、最後方の定位置から、4角手前からまくって行って上がり最速の35.5秒。
このハイラップの中での強引な積極策。小回りは向かないかと思っていたが、自力で何とかした格好。こちらも強い競馬をしている。

3着アナザートゥルースと、4着○ハイランドピークも、このラップを先行してコンマ4秒差、コンマ6秒差だから、負けて評価が下がるものではない。

次走の注目馬・アルピニズム(1勝クラス・新潟芝1400m)

アルピニズム

日曜の新潟芝は、大雨の影響でかなり時計がかかっていたが、アルピニズムが勝った1勝クラスは、レースタイム差-0.6と、この日唯一レースタイム差がマイナスになった。

アルピニズムは自ら逃げて、前半600m33.9秒-後半600m36.2秒のハイペース。ラスト1Fは、さすがに12.6秒と時計を要したが、このラップでこの時計で勝ったのはすばらしい。
ダートを挟んで、距離を短くして2連勝。藤田騎手が乗っての2キロ減が利いたのは確かだが、それにしても速くて強かった。

このパフォーマンスなら、昇級しても楽しみだ。

2歳戦の注目馬はテーオーメアリー(新馬・札幌芝1200m)

テーオーメアリー

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の札幌第5Rに行われた新馬戦(芝1200m)である。

土曜の札幌芝は時計が速く、テーオーメアリーが勝った新馬戦もレースタイム差-2.4の高速決着となった。土日を通して、札幌日経OPに次ぐレースタイム差で、2歳戦としては破格の時計である。

レースはテーオーメアリー自らが逃げ、前半600m34.7秒-後半600m35.2秒の平均ペース。道中は3F目から11.3秒-11.4秒-11.5秒というラップで、それでいてルメール騎手曰く「息が入っていた」というのだから、ここではスピードが違った。

兄は、ダートで4勝して重賞でも連対経験のあるテーオージーニアス。その他の兄弟も、テーオーポシブル、テーオープライムとダート馬ばかり。この血統で芝でデビュー勝ちは価値がある。
次走が楽しみだ。


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