こんばんわ、ウキョーです。
毎日王冠は、3歳馬のサリオスが圧倒的な強さで勝利を飾りました。この勝利は、サリオスだけでなく、同世代の馬たちにとっても留飲を下げるものとなりました。
一番ほっとしているのは、三冠を目前に控えたコントレイルではないでしょうか。今年の3歳馬は、弱くなんかなかった!
各開催場の馬場差
東京 芝 | +3.8 |
東京ダート | -1.7 |
京都 芝 | +0.8 |
京都ダート | -2.3 |
新潟 芝 | -0.2 |
新潟ダート | -0.5 |
東京 芝 | +0.3 |
東京ダート | -1.7 |
京都 芝 | +0.2 |
京都ダート | -1.6 |
新潟 芝 | -0.6 |
新潟ダート | -0.5 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、雨の影響が色濃く、芝の時計は土日ともかなり遅くなっている。ダートは、逆に両日ともに時計が速かった。
京都も、雨の影響で芝の時計はかかっており、ダートは高速決着の場となった。
新潟は、秋の開幕週らしく芝の時計は土曜より日曜の方が速かった。ダートは、土日ともに時計が速かった。
サリオス 最弱世代の風評を一蹴する圧巻の勝利/毎日王冠
馬場差+0.3で、レースタイム差-0.6。
日曜の東京芝は雨の影響で時計がかかっていたが、毎日王冠はレースタイム差-0.6の高速決着となった。
トーラスジェミニの逃げは、前半800m46.2秒-後半800m47.5秒のハイペース。馬場差を考えると、かなりのハイラップで、先行勢には厳しいペース。
勝った○サリオスは、4番手追走から上り最速の34.1秒で、2着馬に3馬身差だから完勝と言っていい。
たしかに馬場は回復していたが、最終の2勝クラスがレースタイム差+0.7だから、1.45.5という勝ちタイムは評価していいだろう。
今回のレースぶりを見る限り、2000mまでは十分に対応は可能だろう。次走はマイルCSになるようだが、天皇賞(秋)でもその走りを見たかった。
2着◎ダイワキャグニーは、このペースを3番手追走から2着確保なら、十分に力は示せた。今回は勝ち馬が強かっただけで、自身もレースタイム差-0.1で走り切っているのだから、評価できる。
去勢手術明けという懸念も払しょくし、6歳馬ながら、まだまだ重賞で勝ち負けできる。
2番人気×サトノインプレッサは、相変わらずゲートが安定しない。むしろ、春より悪くなっている。
能力はあるだけに、陣営の修正能力に期待したい。
鞍上川田騎手の好騎乗で幸先良いスタートを切ったグローリーヴェイズ/京都大賞典
馬場差+0.2で、レースタイム差+0.9。
日曜の京都芝は時計がかかっており、京都大賞典もレースタイム差+0.9と時計がかかった。
最内のダンビュライトが逃げ、800m47.8秒-1600m50.6秒-2400m47.2秒の中だるみからの瞬発力勝負となった。
ただ、前半が速いので、序盤に逃げ馬について行った×カセドラルベル、バイオスパーク、ステイフーリッシュらには厳しかったと思われる。
勝った△グローリーヴェイズは、天皇賞(春)でもそうだったが、とにかく折り合いに不安がないのが、何よりのアドバンテージ。道中にラップが緩んでも折り合いを欠くことなく、常にマイペースでレースを進めており、その余裕が最後の脚につながっている。
5番手追走から、上り34.5秒なら完勝と言っていい。今後も、2400m以上なら安定した成績を残せるのではないか。
2着○キセキは、スタート一息から道中は後方待機。4角手前からまくって行くと、上がり最速の34.3秒で2着確保。相変わらず詰めが甘いが、現役最高峰の力は見せつけた。
◎ミスマンマミーアは、序盤の早いラップについて行けず、緩んだ中盤でも鞍上池添騎手が出していかなかったところを見ると、折り合いに不安があるのかもしれない。
2400m以上でも結果を出しているが、2000mまでがいいだろう。
次走の注目馬・リバティハイツ(オパールS・京都芝1200m)
土曜の京都芝は時計がかかっており、オパールSもレースタイム差+0.4と時計がかかった。さらに、前半600m33.0秒のハイペースでは、時計勝負に強いスピードタイプには厳しかった。
実際、2着ケープコッドスピードランク7位で、3着トウショウピストが同16位、4着○アマルフィコーストが同11位、5着タマモメイトウが同5位だった。
逆に、スピードランク1位のレジェ―ロは17着の大敗である。
ところが、スピードランク2位のリバティハイツが勝ったのだからビックリ。
一昨年のフィリーズレビュー以来の勝利で、短距離戦線ならまだまだ現役でやれる。
2歳戦の注目馬はドンカポノ(新馬・京都ダ1800m)
先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の京都第3Rに行われた新馬戦(ダ1800m)である。
ドンカポノが勝った新馬戦は、レースタイム差-2.4の高速決着だったが、馬場差-1.6を考慮すると、それほど強調はできない。
しかし、レース内容は評価できる。前半800m49.5秒-後半800m50.2秒の平均ペースで、レース上りが13.2秒-12.1秒-12.0秒の加速ラップである。7F目で13.2秒と時計を要したのが要因ではあるが、それでも2番手追走から上がり最速の37.2秒なら、ここでは力が違った。
2着馬とは1馬身半差で、3着馬はそこから7馬身差の圧勝。昇級しても即通用の記録である。
また、2着に逃げ粘ったアレグリッシモも、次走確勝級。