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【天皇賞(秋)の回顧】アーモンドアイが前人未到の偉業達成

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こんばんわ、ウキョーです。
今秋は記録づくめの中央競馬ですが、今度はアーモンドアイが史上初のG1レース8勝目を挙げ、またしても歴史に名を刻みました。
勝利インタビューのルメール騎手も、すごくカッコよかったです。

各開催場の馬場差

10月31日(土)
   東京 芝-0.7
   東京ダート-0.6
   京都 芝+0.1
   京都ダート-0.6
   福島 芝-1.0
   福島ダート+1.1
11月1日(日)
   東京 芝-0.1
   東京ダート-0.5
   京都 芝+0.4
   京都ダート-0.7
   新潟 芝-0.5
   新潟ダート+1.0

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、久しぶりに1週間雨量なしとなって、芝のコンディションは一気に回復して高速馬場となりましたが、さすがに日曜になって時計がかかり出しました。ダートは、土日ともに速い時計となりました。

京都はある程度、芝の時計は回復しましたが、最後までパンパンの良馬場とはいきませんでした。逆にダートは、高速決着が続出しました。

福島は、開幕週らしく芝の時計はかなり速くなりました。ダートは、開幕週とは言え時計がかかりすぎていたようです。

アーモンドアイが前人未到の偉業達成/天皇賞(秋)

2020年天皇賞(秋)

馬場差-0.1で、レースタイム差-1.7。

日曜の東京芝は、後半になるにつれて時計がかかっていたが、天皇賞(秋)のレースタイム差は驚愕の-1.7。この馬場差で、このレースタイム差だと絶対的な力勝負。現段階で強い順に掲示板に並んだと見ていいだろう。

ハナを切ったのは△ダノンプレミアムで、前半1000m60.5秒-後半1000m57.3秒の超スローペースで、究極の瞬発力勝負となった。

勝った○アーモンドアイは、スタート、折り合いとも抜群に3番手追走から、ラスト33.1秒で完勝。
最後、▲フィエールマンクロノジェネシスに詰め寄られたが、○アーモンドアイ自身がラスト33.1秒なのだから、とにかく強かった。

2着▲フィエールマンは、距離もあったか、序盤からスピード全開とはいかず後方追走。それでも、スイッチが入ってからはさすがの切れ味。○アーモンドアイに半馬身まで詰め寄ったのだから評価できる。
前述のとおり、今回の天皇賞(秋)は瞬発力勝負ではあったが、力のある順番に掲示板を埋め尽くしたと考えられる。中長距離なら、いつでもチャンスはある。

◎キセキは、瞬発力勝負では分が悪い。ダイワキャグニーがもうちょっと前にプレッシャーをかけてくれればとは思うが、そこは△ダノンプレミアム鞍上の川田騎手の技量なのだろう。
◎キセキも動くに動けない格好で、最後は切れ負けしてしまった。

カツジ 復活の大激走/スワンS

2020年スワンS

馬場差+0.1で、レースタイム差+0.3。

土曜の京都芝は時計がかかっており、スワンSもレースタイム差+0.3と遅い決着となった。

カツジがハナに立ち、前半600m35.5秒-後半600m34.3秒のスローペース。

勝ったカツジは、みなが内を嫌って外を回す中、最短距離の内を逃げ、直線では外に出す絶妙なコース取り。スピードランク16位が示すように、荒れた馬場を苦にしない特性を見事に引き出した鞍上岩田康騎手は、テン乗りとは思えない好騎乗。
時計勝負になって同じような競馬は難しいだろうが、3歳時のNZT以来の勝利は、今後の自信にもつながるはず。

2着△ステルヴィオは、こちらはスピードランク2位ながらの好走で、G1馬の底力を見せつけた。4角の勝負どころでプロディガルサンにぶつけられてスピードアップが遅れたのが痛かったが、次につながる競馬にはなった。

◎アルーシャは、馬場の良い外目8番手あたりを追走し、ラスト34.0秒でコンマ3秒差の4着まで。
馬場の悪い内を嫌ったにしても、あそこまで外を回してしまうと、さすがに厳しい。スローペースの団子状態で内に入れるタイミングもなかった。それでも最後まで脚を使って掲示板確保なら、今後は重賞でもやっていけるだろう。

1番人気×サウンドキアラは、◎アルーシャとは逆に、なかなか外へ出すことができず、しばらく馬場の悪い内を走らざるを得なかった。
スピードランク2位の同馬にとって、このコース取りはキツかったはず。最後はまったく脚を使えず、コンマ5秒差の10着。着順ほど負けてはいないので、次走の巻き返しに期待したい。

次走の注目馬・ランブリングアレー(カシオペアS・京都芝1800m)

2020年カシオペアS

日曜の京都芝は時計がかかっていたが、カシオペアSはレースタイム差-0.4と速かった。京都芝1800mがそもそも時計の速いコースなので、この馬場差でこのレースタイム差は評価できる。

レースは、前半800m47.1秒-後半800m46.7秒のほぼ平均ペース。
勝った○ランブリングアレーは、隣のブレイキングドーンがあおり気味のスタートで、すぐに外へ出せたのが良かった。中盤も流れるペースで位置を取りやすく、3番手追走からラスト34.5秒の完勝。

前走の小倉記念では早めに先頭に立たされて差し比べに屈したが、今回の勝利でオープンでも遜色ない力は見せられた。改めて、重賞制覇の期待をかけたい。

2歳戦の注目馬はオーソクレース(アイビーS・東京芝1800m)

2020年アイビーS

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第9Rに行われたアイビーS(芝1800m)である。

土曜の東京芝は時計がかかっていたが、アイビーSはレースタイム差-0.7の高速決着。土日合わせて、芝レースではもっとも時計が速かった。
レースは、前半800m48.1秒-後半800m47.5秒のほぼ平均ペース。それでいてラスト1Fは12.4秒と時計を要しており、タフな馬場だったことが窺える。 勝ったオーソクレースは、出負けしてほぼ最後方からの競馬で、直線に入ってもズブさを見せていた。ところが、スパイラルノヴァとラーゴムの間を割ってから一気に加速。
結局、上がり最速の34.2秒でクビ差競り勝った。馬体を合わせてからの根性がすばらしく、これなら昇級しても大丈夫だろう。

ただ、ゲートに不安を残す結果となり、そこが改善されれば、さらに良い。


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