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【ジャパンCの回顧】現役最強馬の面目躍如。有終の美を飾ったアーモンドアイ

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こんばんわ、ウキョーです。
アーモンドアイ、お疲れさまでした。
ウェイトゥパリス、本当にありがとうございました。
それにしても、3強は強かった。アーモンドアイは引退してしまうけれど、コントレイルとデアリングタクトの3歳勢は、しっかり来年に向けてすばらしいレースを見せてくれました。

各開催場の馬場差

11月28日(土)
   東京 芝+0.2
   東京ダート-0.1
   阪神 芝-0.3
   阪神ダート+0.7
11月29日(日)
   東京 芝-0.2
   東京ダート-0.1
   阪神 芝-0.4
   阪神ダート+0.5

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、最終週らしく芝の時計はかかっていた。ダートはほぼ標準の時計となっていた。

阪神は、芝の時計は若干速かった程度だった。ダートは、土日ともに時計がかかっていた。

現役最強馬の面目躍如。有終の美を飾ったアーモンドアイ/ジャパンC

2020年ジャパンカップ

馬場差-0.2で、レースタイム差-1.9。

日曜の東京芝はそれほど時計は速くなかったが、ジャパンCはレースタイム差-1.9という高速決着。

ハナを切ったのはキセキで、前半1200m69.4秒-後半1200m73.6秒の超ハイペース。2F目から8F目まですべて11秒台のラップを刻んでおり、いくら離し逃げだったとはいえ、レース全体がかなり厳しいペースである。

勝った○アーモンドアイは、4番手追走から、トーラスジェミニが下がって空いた所を抜け出し、馬場の良い真ん中を力強く走り切った。このペースをラスト34.7秒で走られてしまっては、後続の出る幕はない。

2着▲コントレイルは、中団やや後方の9番手追走。「勝に行ってほしかった」なんて論調を見かけるが、長距離を使った後で折り合い重視は当たり前。もしここでも掛かってしまったら悪癖がついてしまう。菊花賞で掛かっていたのだから、福永騎手の判断は正しい。
アーモンドアイには負けてしまったが、牝馬3冠のデアリングタクトや、G1馬のグローリーヴェイズを負かしているのだから、称賛に値する2着だった。

◎デアリングタクトは、3角付近で荒れた内を嫌って外から追走。直線も十分に脚があったと思うが、残り300mくらいから内にモタれだして、鞍上松山騎手が必死に誘導するがまっすぐ走れない。
初めての一線級で、初めて受けるプレッシャー。最後は疲れてしまったのかもしれない。しかし、それでも最後に盛り返す根性を見せ、カレンブーケドールとグローリーヴェイズに先着したのだからあっぱれ。
3歳牝馬のレベルが疑問視されていたが、一線級でもやっていける力は見せてくれた。



記録面では評価できないがレースセンス光ったワンダフルタウン/京都2歳S

2020年京都2歳S

馬場差-0.3で、レースタイム差+-0。

土曜の阪神芝はやや時計が速かったものの、京都2歳Sはレースタイム差なしと、時計面では評価できない。

タガノカイがハナに立ち、前半1000m61.5秒-後半1000m60.1秒のスローペース。レースの上りは11.7秒-11.6秒-12.2秒。ラップ面でも、それほど評価できない。

しかし、勝ったワンダフルタウンのレースセンスは疑いようもない。前走の萩Sではスローの上り勝負で切れ負けした格好だったが、今回は同じスローペースでも、早めに動いて後続を完封。
連続騎乗のメリットが活かされており、今後も和田竜騎手とのコンビ継続を望みたい。

◎ビップランバンは、ゲート抜群に3番手追走。直線に向いても脚がありそうだったが、ラスト35.9秒でまったく話にならず。
4角で仕掛けたものの、なんとなく鞍上の川田騎手が仕掛けを躊躇しているように見えた。残念ながら、現段階では力負け。

次走の注目馬・ダノンスプレンダー(カノープスS・阪神ダ2000m)

2020年カノープスS

日曜の阪神ダートは時計がかかっており、カノープスSもレースタイム差+1.3 と、かなり時計がかかっていた。
実際、勝ったハナズレジェンドがスピードランク15位、2着×メイショウエイコウが同10位である。時計勝負に強いスピードタイプには厳しいレースとなった。

スピードランク上位馬は、1番人気◎メイショウカズサをはじめ総崩れとなったが、スピードランク2位×ダノンスプレンダーは、コンマ4秒差の3着に踏みとどまった。

レースも、前半1000m61.3秒-後半1000m63.6秒のハイペースを4番手追走から、4角2番手の積極策。この時計なら惨敗があってもおかしくなかったが、最後までしぶとかった。

これなら、時計が速いコースに替わればオープン初勝利も目前だ。

2歳戦の注目馬はレモンポップ(カトレアS・東京ダ1600m)

2020年カトレアS

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第9Rに行われたカトレアS(ダ1600m)である。

土曜の東京ダートは時計がかかっていたが、カトレアSはレースタイム差-2.3という破格の時計。
1.36.4の勝ちタイムは、2歳戦では過去20年で4鞍あったが、その中にはデュードヴァンとルヴァンスレーヴの名がある。しかし、この4鞍はすべて不良馬場。良馬場で、この勝ち時計は出色である。

レースは、レモンポップタケルペガサスの一騎打ちとなり、3着以下に10馬身の差をつけた。
勝ったレモンポップは、前半800m46.7秒-後半49.7秒の超ハイペースを、2番手追走から上がり最速の36.8秒。スローで切れた新馬戦とは真逆のレースでも上がり最速なのだから、レースセンス抜群である。

ダート界を席巻する逸材となり得る好素材である。




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