こんばんわ、ウキョーです。
アーモンドアイ、お疲れさまでした。
ウェイトゥパリス、本当にありがとうございました。
それにしても、3強は強かった。アーモンドアイは引退してしまうけれど、コントレイルとデアリングタクトの3歳勢は、しっかり来年に向けてすばらしいレースを見せてくれました。
各開催場の馬場差
東京 芝 | +0.2 |
東京ダート | -0.1 |
阪神 芝 | -0.3 |
阪神ダート | +0.7 |
東京 芝 | -0.2 |
東京ダート | -0.1 |
阪神 芝 | -0.4 |
阪神ダート | +0.5 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、最終週らしく芝の時計はかかっていた。ダートはほぼ標準の時計となっていた。
阪神は、芝の時計は若干速かった程度だった。ダートは、土日ともに時計がかかっていた。
現役最強馬の面目躍如。有終の美を飾ったアーモンドアイ/ジャパンC
馬場差-0.2で、レースタイム差-1.9。
日曜の東京芝はそれほど時計は速くなかったが、ジャパンCはレースタイム差-1.9という高速決着。
ハナを切ったのはキセキで、前半1200m69.4秒-後半1200m73.6秒の超ハイペース。2F目から8F目まですべて11秒台のラップを刻んでおり、いくら離し逃げだったとはいえ、レース全体がかなり厳しいペースである。
勝った○アーモンドアイは、4番手追走から、トーラスジェミニが下がって空いた所を抜け出し、馬場の良い真ん中を力強く走り切った。このペースをラスト34.7秒で走られてしまっては、後続の出る幕はない。
2着▲コントレイルは、中団やや後方の9番手追走。「勝に行ってほしかった」なんて論調を見かけるが、長距離を使った後で折り合い重視は当たり前。もしここでも掛かってしまったら悪癖がついてしまう。菊花賞で掛かっていたのだから、福永騎手の判断は正しい。
アーモンドアイには負けてしまったが、牝馬3冠のデアリングタクトや、G1馬のグローリーヴェイズを負かしているのだから、称賛に値する2着だった。
◎デアリングタクトは、3角付近で荒れた内を嫌って外から追走。直線も十分に脚があったと思うが、残り300mくらいから内にモタれだして、鞍上松山騎手が必死に誘導するがまっすぐ走れない。
初めての一線級で、初めて受けるプレッシャー。最後は疲れてしまったのかもしれない。しかし、それでも最後に盛り返す根性を見せ、カレンブーケドールとグローリーヴェイズに先着したのだからあっぱれ。
3歳牝馬のレベルが疑問視されていたが、一線級でもやっていける力は見せてくれた。
記録面では評価できないがレースセンス光ったワンダフルタウン/京都2歳S
馬場差-0.3で、レースタイム差+-0。
土曜の阪神芝はやや時計が速かったものの、京都2歳Sはレースタイム差なしと、時計面では評価できない。
タガノカイがハナに立ち、前半1000m61.5秒-後半1000m60.1秒のスローペース。レースの上りは11.7秒-11.6秒-12.2秒。ラップ面でも、それほど評価できない。
しかし、勝ったワンダフルタウンのレースセンスは疑いようもない。前走の萩Sではスローの上り勝負で切れ負けした格好だったが、今回は同じスローペースでも、早めに動いて後続を完封。
連続騎乗のメリットが活かされており、今後も和田竜騎手とのコンビ継続を望みたい。
◎ビップランバンは、ゲート抜群に3番手追走。直線に向いても脚がありそうだったが、ラスト35.9秒でまったく話にならず。
4角で仕掛けたものの、なんとなく鞍上の川田騎手が仕掛けを躊躇しているように見えた。残念ながら、現段階では力負け。
次走の注目馬・ダノンスプレンダー(カノープスS・阪神ダ2000m)
日曜の阪神ダートは時計がかかっており、カノープスSもレースタイム差+1.3 と、かなり時計がかかっていた。
実際、勝ったハナズレジェンドがスピードランク15位、2着×メイショウエイコウが同10位である。時計勝負に強いスピードタイプには厳しいレースとなった。
スピードランク上位馬は、1番人気◎メイショウカズサをはじめ総崩れとなったが、スピードランク2位×ダノンスプレンダーは、コンマ4秒差の3着に踏みとどまった。
レースも、前半1000m61.3秒-後半1000m63.6秒のハイペースを4番手追走から、4角2番手の積極策。この時計なら惨敗があってもおかしくなかったが、最後までしぶとかった。
これなら、時計が速いコースに替わればオープン初勝利も目前だ。
2歳戦の注目馬はレモンポップ(カトレアS・東京ダ1600m)
先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第9Rに行われたカトレアS(ダ1600m)である。
土曜の東京ダートは時計がかかっていたが、カトレアSはレースタイム差-2.3という破格の時計。
1.36.4の勝ちタイムは、2歳戦では過去20年で4鞍あったが、その中にはデュードヴァンとルヴァンスレーヴの名がある。しかし、この4鞍はすべて不良馬場。良馬場で、この勝ち時計は出色である。
レースは、レモンポップとタケルペガサスの一騎打ちとなり、3着以下に10馬身の差をつけた。
勝ったレモンポップは、前半800m46.7秒-後半49.7秒の超ハイペースを、2番手追走から上がり最速の36.8秒。スローで切れた新馬戦とは真逆のレースでも上がり最速なのだから、レースセンス抜群である。
ダート界を席巻する逸材となり得る好素材である。