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【新潟2歳Sの回顧】ここまで切れたら認めるしかないセリフォスの潜在能力

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こんばんわ、ウキョーです。
今年の3歳牝馬は層が厚いですね。アイビスSDをオールアットワンス、北九州記念をヨカヨカ、札幌記念をソダシが制し、先週はキーンランドCをレイハリアが制しました。

秋の3歳牝馬戦線が非常に楽しみになってきました。

各開催場の馬場差

8月28日(土)
   新潟 芝-1.2
 新潟ダート-0.7
   小倉 芝-2.5
   小倉ダート-0.7
   札幌 芝-0.1
   札幌ダート-0.4
8月29日(日)
   新潟 芝-0.9
 新潟ダート-1.5
   小倉 芝-2.1
   小倉ダート-0.5
   札幌 芝-0.1
   札幌ダート-0.2

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の新潟は、芝もダートも高速決着が続き、時計が速い方がよいスピードタイプが大活躍でした。

小倉も新潟と同じく、土日ともに芝もダートも時計が速かった。

札幌は、開催も後半になって、芝もダートも時計がかかっていた。

ここまで切れたら認めるしかないセリフォスの潜在能力/新潟2歳S


馬場差-0.9で、レースタイム差-1.6

日曜の新潟芝は時計が速く、新潟2歳Sもレースタイム差-1.6の高速決着となった。

◎オタルエバーが押し出されるようにハナに立ち、前半800m48.5秒-後半800m45.3秒の超スローペース。レース上りが33.6秒という瞬発力勝負となった。

勝った〇セリフォスは、中団6番手追走から、上り最速32.8秒で2着以下に1+1/4馬身差の完勝。直線では左へ逃げようとするのを鞍上の川田騎手が修正しながらで、まっすぐ走れれば、もう少し時計は詰められたかもしれない。
個人的にはスローの上り勝負は評価しないのだが、ここまで切れると評価せざるを得ない。

過去10年で、2歳のマイル戦で勝ちタイムが1分33秒台より速く、かつ上り3F33秒台より速かったのは、モンストールが勝った新潟2歳S(2011年)だけである。
ちなみに、このときの2着はジャスタウェイだ。
〇セリフォスも、今後の活躍が楽しみである。

◎オタルエバーは、デビュー戦に続く逃げとなってしまった。個人的には馬群の中での競馬を見たかったのだが、展開上のことだから仕方ない。
ただ、ここまでスローになってしまうと切れ負けしてしまうようだ。もう少しペースが流れてくれれば、重賞でもまだまだ見限れない。

前走がフロックではなかったことを証明したレイハリアが重賞連勝/キーンランドC


馬場差-0.1で、レースタイム差+0.7

日曜の札幌芝は若干時計がかかり出していたとはいえ、キーンランドCのレースタイム差+0.7は、重賞としては評価できない。

メイケイエールがハナを切り、前半600m34.0秒-後半600m35.1秒のハイペース。レースタイム差+0.7だったことを考慮すると、前半は見た目以上のハイラップといえる。

勝ったレイハリアは、抜群のスタートから一気に内へ切れ込みポジションを取りに行った。メイケイエールがハナに立つと2番手に控え、カイザーメランジェが早めに仕掛けて前が壁になると、4角で外に回す。
直線でも脚色は衰えず、エイティーンガールの追撃をアタマ差振り切って重賞連勝。

前走と違って、ある程度の人気を背負っての重賞挑戦でも、鞍上の亀田騎手はじつに落ち着いていた。

時計が速くなったときにどこまで対応できるかは未知数だが、スプリンターズSに向かっても面白そうだ。

◎ロードアクアは、序盤の追走は問題ないように見えたし、勝負どころでもしっかり反応していた。それでコンマ8秒差13着敗退。
時計がかかっても大丈夫だと思っていたのだが、これで1分9秒台で2連敗。TVh賞勝ちが1.07.8だから、もう少し時計が速くなった方がいいのかもしれない。

1番人気のメイケイエールは、案の定折り合いを欠いてしまっていた。直線では、もう走る気をなくしており、惰性のまま流れ込んだ格好。
しかし、それでいてコンマ3秒差の7着。やはり、そのスピードは桁違い。あの気性さえなんとかなればと、本当にやきもきさせる馬である。


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