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【天皇賞(秋)の回顧】エフフォーリアが世代間対決を制して頂点に立つ

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こんばんわ、ウキョーです。
コントレイルとグランアレグリアを降し、エフフォーリアが頂点に立ちました。予想のところでも書きましたが、やっぱり負け戦の言い訳を用意していたコントレイル陣営と、ここに照準を定めて狙い撃ちしてきたエフフォーリア陣営の差が出ました。

各開催場の馬場差

10月30日(土)
   東京 芝-1.5
 東京ダート-0.1
   阪神 芝-0.4
   阪神ダート+0.1
   新潟 芝+0.1
   新潟ダート-0.9
10月31日(日)
   東京 芝-0.8
 東京ダート+0.1
   阪神 芝-0.8
   阪神ダート+0.1
   新潟 芝+0.6
   新潟ダート-0.9

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、一気に馬場が回復し、土日ともに芝は高速馬場となっていた。ダートは、両日とも時計がかかっていた。

阪神は、ある程度の時計は出ていたが、最終週らしく時計はかかり出していた。ダートは、土日ともに時計がかかっていた。

新潟は、土日ともに芝の時計がかかっており、ダートは時計が速かった。

エフフォーリアが世代間対決を制して頂点に立つ/天皇賞(秋)


馬場差-0.8で、レースタイム差-1.6

日曜の東京は時計が速く、天皇賞(秋)もレースタイム差-1.6の高速決着となった。

逃げたのは、カイザーミノルで、前半1000m60.5秒-後半1000m57.4秒のスローペースので、上り3F33.6秒という超瞬発力勝負となった。
東京芝2000mのオープン戦で、後半1000m57.4秒以下のレースなんて、過去に4鞍しかない。すべて天皇賞(秋)で、勝ち馬はカンパニー(2009年)、レイデオロ(2018年)、アーモンドアイ(2019、2020年)。

勝った〇エフフォーリアは、この超スローペースでも折り合い抜群。夏を超えての成長が見られた。難なく好位を取って、馬群の真ん中を追走。4角で鞍上の横山武騎手が後ろを振りかえる万全の仕掛けで、あとは得意のロングスパートで前を行くグランアレグリアをかわすと、後続を完封しての完勝劇。
今回の出走馬との勝負付けは済んだ。

◎ポタジェは、好位4番手からの競馬で位置取りは文句なし。折り合いも問題なく、直線に入っても手応えはあったように見えた。
しかし、進路が開いてここからというときに、外によれてしまい、鞍上の川田騎手が必死に修正するものの、まっすぐ走れない。
2000mが長いというわけではないだろうから、初G1のプレッシャーで最後に力尽きた感じ。G2、G3からの仕切り直し。

▲コントレイルは、スタート一息でポジション取りに若干脚を使った感じだったが、致命傷ではなかったはず。ただ、最後は疲れて内にモタれていた。やはり7カ月の休み明けでは厳しかった。とはいえ2着確保だから、力は見せた。

×グランアレグリアは、2000mが長い。それだけ。それでも3着なのだから、この馬もやはり強い。

ダノンファンタジーが重賞6勝目で本番へ向けて視界良好/スワンS


馬場差-0.4で、レースタイム差-0.3

土曜の阪神芝はほぼ基準通りのタイムで、スワンSもレースタイム差-0.3と、それほど時計は出なかった。

×ホウオウアマゾンの逃げは、前半600m34.1秒-後半600m35.1秒のハイペース。それでいて馬群は団子状態で、先行馬はプレッシャーを受ける形で厳しい展開。

勝った〇ダノンファンタジーは、中団7番手追走から、ラスト34.5秒で突き抜けて重賞6勝目。
スピードランク5位で高速決着になると不安だったが、レースタイム差-0.3と、同馬にとってピッタリの時計。4角で若干狭くなったが、ものともしない完勝。次走がどこになるか不明だが、まだまだ衰えは見られない。

◎フィアーノロマーノは、序盤からポジションを取りに行く積極策。結果論だが、そこまで前にこだわる必要はなかった。550キロを超す大型馬でも休み明けは苦にしないタイプだったが、今回はさすがに休みが長かったか。
1.4秒差の16着は惨敗。今回はさすがに狙いすぎた。反省。

サークルオブライフが重賞初制覇でクラシック戦線へ名乗り/アルテミスS


馬場差-1.5で、レースタイム差-1.4

土曜の東京芝はかなりの高速馬場で、アルテミスSもレースタイム差-1.4とかなり時計が速かった。

×ボンクラージュの逃げは、前半800m47.2秒-後半800m46.8秒の平均ペース。それでいてラスト3Fが11.6秒-11.5秒-11.7秒だから、レースレベルはかなり高い。

勝ったサークルオブライフは、後方8番手追走から、上り最速の33.5秒で見事な差し切り。鞍上のデムーロ騎手は「直線を向いて反応が鈍かった」と言っているが、映像を見た限りではまったくわからない。
あれで本当に反応が鈍いのだとしたら末恐ろしい。

◎シゲルイワイザケは、×ボンクラージュを追いかける形で2番手追走。個人的にはもう少しゆっくり進めてほしかったが、走る気が足りなかったのかもしれない。気合をつけての追走で、最後の最後に粘り切れず、コンマ1秒差の3着。
まだ本調子になかったのか、実に残念な結果となった。


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