【みやこSの回顧】レベルは低かったがメイショウハリオの勝利には価値がある

こんばんわ、ウキョーです。
先週は4重賞に加えて、BCも買えるとあって、楽しい馬券ライフでした。
BCではラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが戴冠を果たし、新たな歴史が開かれました。2頭とも本当に凄い！　とくに本場のダートで結果を出したマルシュロレーヌにはビックリです。

各開催場の馬場差

※馬場差：当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、日曜になって芝の時計が一気にかかり出した。ダートは、土日ともに時計がかかっていた。

阪神は、土日ともに芝の時計は速く、ダートは時計がかかっていた。

福島は、土日ともに芝の時計が速く、ダートの時計は遅かった。

レベルは低かったがメイショウハリオの勝利には価値がある／みやこS

馬場差－0.4で、レースタイム差＋0.4

日曜の阪神ダートはそれほど時計が速くはなかったが、みやこSのレースタイム差＋0.4は、重賞にしてはいかにも遅い。

逃げたのは、アナザートゥルースで前半800m50.0秒－後半800m48.7秒のスローペース。阪神ダ1800mで、前半800mが50.0秒なんてオープン戦ではついぞ見られない。レベルは低いと言わざるを得ない。
時計面からも、ラップ面からも、条件戦のようなレース内容だった。

ただし、メイショウハリオの勝利には価値がある。というのも、同馬のスピードランクは、今回のメンバーで3位。時計が速くなって良いタイプなだけに、この時計で、しかも重賞初制覇なのだから、今後の戦略の幅も広がるというもの。
まだ4歳でもあり、今後のダート戦線で楽しみな一頭だ。

◎スワーヴアラミスは、スタートで安めをうって後方からの競馬。これでは真価は発揮されない。案の定、4F～5Fあたりでペースアップしたときに瞬時に反応しきれず、後手を踏む格好。直線は差を詰めたものの、コンマ9秒差7着敗退。今回は発馬に失敗しただけと思いたい。

1番人気の△クリンチャーは、4角3番手の絶好位から直線伸びずに6着敗退。スピードランク7位なので、時計がかかったことは良かったはず。これまでの成績どおり、休み明けは一息なので、ここを叩いた次走は注意したい。

トップハンデもなんのその。オーソリティが連覇達成／アルゼンチン共和国杯

馬場差－0.2で、レースタイム差+1.2

日曜の東京芝は、土曜と打って変わって時計がかかり出していた。とはいえ、アルゼンチン共和国杯のレースタイム差＋1.2は遅すぎる。

×ボスジラがハナを奪って、300mからのラップが11.6秒－12.1秒－13.4秒－12.9秒と、ハナを切るのに脚を使って中盤緩めるという、意味のわからないペース。これでは、逃げ馬以外はラクなペース。

勝った▲オーソリティは、3番手追走から、直線では楽に先頭に立つと、あとは離すだけの完勝劇。骨折半年明けだったが、これだけラクなレースなら疲れは残らないだろう。
もう1つ上のメンバーでどうかとなると、今回のレース結果だけでは判断のしようがなく、もう1戦見てみたい。

◎アンティシペイトは、2番手追走から、最後は切れ負けしてコンマ8秒差の8着。この展開で、自身の上りが34.9秒だから、重賞では力不足だった。

応援よろしくお願いします。