こんばんわ、ウキョーです。
今年の有馬記念は、とても素晴らしいレースでした! 勝ったエフフォーリアと横山武史騎手、勝ちに行って2着を死守したディープボンドと和田竜二騎手、有終の美は飾れなかったけど強さを見せたクロノジェネシスとルメール騎手。
どれが欠けてもダメだった!
各開催場の馬場差
中山 芝 | -1.3 |
中山ダート | -0.1 |
阪神 芝 | -1.1 |
阪神ダート | +0.5 |
中山 芝 | -0.3 |
中山ダート | +0.7 |
阪神 芝 | -0.4 |
阪神ダート | -0.4 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は、土日ともに芝の時計はかかっており、ダートはほぼ基準タイム。
阪神は、土曜の芝は時計が速かったが、日曜になって一気に時計がかかった。ダートは、土日ともに時計がかかっており、とくに日曜はかなり遅くなっている。
現役最強どころか歴代最強も見えてきたエフフォーリア/有馬記念
馬場差+0.1で、レースタイム差-1.5
日曜の中山芝は時計がかかっていたが、有馬記念はレースタイム差-1.5の高速決着。
前半1000m59.5秒-後半1000m61.5秒のハイペース。レース上り12.2秒-12.0秒-12.5秒の消耗戦となった。それでいてレースタイム差-1.5だから、レースレベルは最高級といっていい。
勝ったエフフォーリアは、中団から折り合いを欠くこともなく、スムーズな競馬。道中は◎クロノジェネシスをマークしながらの競馬で、常にクロノを内にみる素晴らしいポジション取り。
4角手前から仕掛けるロングスパートで、残り200mきってから手前を替えて、さらに加速しての勝利だから、文句のつけようがない勝利。
想定以上に時計が速くなったのはアドバンテージだったが、ここまでスローの瞬発力勝負で結果を出してきただけに、この消耗戦でも勝ち切るのだから驚いた。
中山芝2500mは、東京芝2000mと東京芝2400mとリンクしていない特殊なコースで、過去、東京芝2000mと東京芝2400mのG1を同年に2勝して有馬記念を勝ったのは、ゼンノロブロイとテイエムオペラオーだけ。
3歳の時点で、この両馬に並ぶのだから、歴代最強への道が拓かれたといっても過言ではないだろう。
◎クロノジェネシスは、道中はエフフォーリアに、4角ではステラヴェローチェにマークされる厳しい戦いを強いられながら3着を確保するのだから強かった。
惜しむらくは、もう少し時計がかかってほしかった。
距離短縮で本領発揮のグレナディアガーズが完勝/阪神C
馬場差-0.8で、レースタイム差-0.7
土曜の阪神芝は時計が速く、阪神Cもレースタイム差-0.7の高速決着となった。
ファストフォースがハナを奪って、前半600m34.3秒-後半600m35.0秒の平均やや速めのペース。
勝った〇グレナディアガーズは、これまでの先行策から一転、折り合い重視の後方待機策。
引っ掛かる素振りを見せることもなくスムーズな競馬ができており、上り最速の34.0秒で見事な差し切勝ち。ここまで上がり最速で勝ったのは未勝利戦だけだから、新境地を開拓できたといえよう。
◎ソングラインは、3角付近ですでに手応えが怪しく、案の定直線は下がる一方で15着に大敗。まったく走る気が見えず、敗因がわからない。もしかしたら右回りがダメなのかもしれない。