こんばんわ、ウキョーです。
天皇賞(春)で、発馬直後に落馬してしまったシルヴァーソニック。ジョッキーなし、直線ではタイトルホルダー鞍上の横山和騎手が振るったムチを顔面に受けながら、3200mをしっかり走り切りました。
偉かった!
各開催場の馬場差
東京 芝 | -1.9 |
東京ダート | -1.8 |
阪神 芝 | -1.3 |
阪神ダート | -0.6 |
福島 芝 | +0.9 |
福島ダート | -1.2 |
東京 芝 | +0.1 |
東京ダート | -1.0 |
阪神 芝 | +0.3 |
阪神ダート | -1.6 |
福島 芝 | +0.5 |
福島ダート | -0.1 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、土曜は芝もダートも超高速馬場となっていたが、雨が降った日曜は一気に芝の時計がかかっていた。
阪神も同じく、芝は土曜が速く、日曜は一気に馬場が悪化した。ダートは土日ともに高速決着。
福島は、芝の時計は土日ともに遅かった。ダートは、先週とは一転して土曜が高速馬場になっていた。
長距離戦なら敵なしの強さを見せつけたタイトルホルダー/天皇賞(春)
馬場差+0.3で、レースタイム差+0.6
日曜の阪神芝は雨の影響で時計がかかっており、天皇賞(春)もレースタイム差+0.6と時計がかかった。
ハナを切ったのは想定通りの〇タイトルホルダー。前半1000m60.5秒-中盤1000m63.1秒-後半1000m60.3秒という、中だるみの平均ペース。
しかし、馬場差+0.3を考慮すると、前半はハイラップと言っていいだろう。そのため、中だるみだったとはいえ、〇タイトルホルダーがギアを上げた残り5F付近で、後続はすでに脚が上がっていた。
ラスト1F13.2秒の消耗戦を、〇タイトルホルダーが上がり最速で上がってしまっては、昨年2着の◎ディープボンドでも手も足も出ない。
これで、菊花賞と同じような競馬で長距離G1を2勝目。長距離戦なら敵なしの強さだと言っていい。
勝った〇タイトルホルダーは、次走は宝塚記念になるのだろうが、パンサラッサやジャックドールといった同型馬を前に、今回と同じような競馬ができるかというと難しいだろう。
とはいえ、次走以降も楽しみなことは間違いない。
◎ディープボンドは、勝負どころで上手に加速できなかったのが痛かった。重馬場だった昨年の阪神大賞典では、しっかりスピードに乗せてコーナーを回れていたので、馬場が合わなかったわけではないだろう。
〇タイトルホルダーのペースに付き合って、序盤から中盤にかけて脚を使いすぎた結果だろうか。
7馬身差は致命的だが、主戦の和田竜騎手も同じ轍は踏むまい。再戦が非常に楽しみだ。
時計だけなら本番ダービーでも通用するプラダリア/青葉賞
馬場差-1.9で、レースタイム差-2.3
土曜の東京芝は高速馬場になっており、青葉賞もレースタイム差-2.3の高速決着となった。
逃げたのは◎ディライトバローズで、前半1200m71.2秒-後半1200m73.0秒のハイペース。それでいて、ラスト3Fに12秒台のラップがないという地力勝負になった。
勝ったプラダリアは、序盤から折り合い抜群。縦長の展開になったことも幸いし、道中は内を追走し、直線は楽に外に出して一気に伸びた。上り34.2秒も及第点。
ここでハイペースを経験できたことは、本番にもつながるはずだ。ただ、ゴール前に内にもたれており、その点の修正が課題になりそう。
◎ディライトバローズは、発馬直後に隣の×オウケンボルトと接触し、がっつり引っかかって、前記のハイペースを演出した。直線で故障を発症(右前浅屈腱断裂)し、殿負け。
鞍上の戸崎騎手も前に馬を置こうとするなどリカバリーしようとしていたが、どうにもならなかった。腱断裂という重症を負ってしまっただけに復帰自体が危ぶまれるが、また力強い走りを見せてほしい。
1番人気〇レヴァンジルは、4番手追走から直線伸びずに5着敗退。レース上りが35.5秒で、自身の上りが35.2秒だから流れ込んだだけという印象。距離が長いのかもしれない。