こんばんわ、ウキョーです。
今年のダービーを制したのはドウデュースでした。とんでもないレコードを叩き出し、世代の頂点を極めました。
そして、53歳にしてダービーを制した武豊騎手には、本当に頭が下がります。レジェンドなんかではない。いまだ現役バリバリです。
各開催場の馬場差
東京 芝 | -0.5 |
東京ダート | -0.7 |
中京 芝 | -0.6 |
中京ダート | -0.5 |
新潟 芝 | -0.1 |
新潟ダート | +0.6 |
東京 芝 | -1.9 |
東京ダート | -0.9 |
中京 芝 | -1.1 |
中京ダート | -1.2 |
新潟 芝 | -0.5 |
新潟ダート | -0.1 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、芝もダートも高速馬場になっていた。とくに日曜の芝はとんでもない速さ。時計勝負に対応できない馬たちは、揃って馬群に沈みました。
中京も東京と同じく、土日ともに芝もダートも時計が速かった。
新潟は、芝の時計は若干速い程度。ダートはどちらかといえば時計がかかっていた。
レコード決戦を制したのは武豊騎手ドウデュース!/ダービー
馬場差-1.9で、レースタイム差-4.4
日曜の東京芝は時計が速く、ダービーもレースタイム差-4.4のダービーレコード。じばらく更新されないだろうと思われた、昨年のレコードをコンマ6秒も短縮してみせた。
戦前の予想通り、逃げたのはデシエルト。前半1200m70.6秒-後半1200m71.3秒の平均やや速めのペース。2000m通過が1.58.2という速さ。いくらパンパンの良馬場とはいえ、とてつもないラップと時計である。地力に劣る馬たちに出番はなかった。
勝った×ドウデュースは、スタート直後から後方からの決め打ち。道中折り合いを欠くことなく、非常にスムーズな競馬ができていた。4コーナーで仕掛けると抜群の反応を見せ、一気に先行集団を飲み込んだ。ラスト33.7秒の末脚を発揮し、見事に世代の頂点に輝いた。
直線では、前走の皐月賞での競馬が布石となっており、陣営の手腕も見事というしかない。
◎イクイノックスは、×ドウデュースのさらに後ろから。前走でも掛かっていただけに、さすがに大外枠からポジションが取りに行けなかった。
追い出しも若干遅れたように見え、直線でもなかなか手前を替えなかった。それでも時計差なしの2着なのだから、秋が非常に楽しみになった。
1番人気〇ダノンベルーガは、隣のジャスティンロックとマテンロウオリオンが出遅れたおかげで、すんなりポジションを取ることができた。道中掛かることもなくスムーズに進められていたが、最後は粘る▲アスクビクターモアをかわすことなく4着敗退。
個人的には、距離が長かったのかなと思う。
父に芝重賞初Vを届けたウインマーベル/葵S
馬場差-0.6で、レースタイム差-0.9
土曜の中京芝はまずまず時計が出ており、葵Sもレースタイム差-0.9の高速決着となった。
過去3年の平均レーティングが105を超えて、晴れてG3昇格となった今年の葵Sを制したのは▲ウインマーベル。今年のレーティングがどうなるかわからないが、ハイレベルな一戦となった。
時計もさることながら、ラップも凄かった。最初から最後まで、全ラップが11秒台。2F~3Fが10.2秒-11.2秒の速さなら、最後も11.6秒-11.9秒と止まらなかった。
改装後の中京芝1200mで、勝ちタイム1.08.2より速くて、全ラップが11秒台だったのは6鞍だけ。その中にはアレスバローズ(2018年CBC賞)、ダノンスマッシュ(2020年セントウルS)の名もあり、▲ウインマーベルの今後も楽しみになった。
◎コラリンは、出遅れてまったく競馬にならず。ハイラップの流れで追走一杯で、最後まで良いところなしのまま13着敗退。今回の経験を糧に、次走以降の巻き返しに期待したい。