レース回顧 PR

【スプリンターズSの回顧】ハイペースの消耗戦だがレベルは低い

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわ、ウキョーです。

オールカマーが終わると凱旋門賞ですね。今年は、日本から4頭が出走を予定しています。絶対に無理だろうけど、日本馬が結託して包囲網を作ることができれば勝機も生まれるんじゃないかなと思ったり、思わなかったり。

各開催場の馬場差

10月1日(土)
   中山 芝-0.7
 中山ダート-0.4
   中京 芝-1.3
   中京ダート-0.2
10月2日(日)
   中山 芝-0.3
 中山ダート-0.1
   中京 芝-0.1
   中京ダート-0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土曜の芝は時計が速かったが、日曜の芝とダートはほぼ基準タイム通りだった。

中京は、土曜の芝はかなりの高速決着だったが、日曜になって突然時計がかかり出した。ダートは、土日ともにほぼ標準。

ハイペースの消耗戦だがレベルは低い/スプリンターズS

馬場差-0.3で、レースタイム差-0.2

日曜の中山芝の時計はほぼ標準だったとはいえ、スプリンターズSのレースタイム差-0.2は、G1戦としては物足りなかった。

▲テイエムスパーダが出負けて、押してハナを取りに行ったため、前半600m32.7秒-後半600m35.1秒の超ハイペースとなった。しかし、後半に時計を要しすぎた。これでは、G3レベルにも届かない。

勝った×ジャンダルムは、▲テイエムスパーダが出負けたおかげで楽に好位3番手のポジションを取れた。前走、前々走とは違ってスムーズにマイペースな競馬ができており、直線に入ってもまだまだ手応えが残っており、後続の追撃を封じて初G1制覇。

ただ、前述したとおりG1としてはレベルが低く、今後も最前線で勝ち負けを繰り返せるかと言われると、少々疑問ではある。

◎ウインマーベルは、中団8~9番手追走からラスト34.1秒で2着猛追。スピードランク4位と、本質的には時計勝負でこそのタイプで、この時計での2着好走は地力の証。
まだ3歳馬でもあることを考えると、×ジャンダルムよりこちらの方が将来性に期待できる。

1番人気×メイケイエールは、4番追走と絶好のポジションに思えたが、直線手前から手応えが悪く、直線はまったく伸びずに14着惨敗。レコード勝ちの前走から中2週で反動があったのかもしれない。
ただ、だからといって能力の限界というわけではない。次走以降の巻き返しに期待したい。

アルピニスタがG16連勝! モリス騎手は凱旋門賞初制覇/凱旋門賞


フランスのロンシャン競馬場は、レース前に土砂降りの雨が降り、馬場はかなり重め。勝った×アルピニスタがスピードランク11位、2着〇ヴァデニが同14位、3着△トルカータータッソが同18位だから、相当タフな馬場だったことがわかる。

逃げたタイトルホルダーに、ブルームが競りかけたことで前半1000m63.7秒(推定)-後半1000m66.5秒(推定)の超ハイペースになった。レース上りは推定40.2秒という消耗戦。

勝った×アルピニスタは、このハイペースを好位5番手あたりを追走。直線で各馬の手が動く中、一頭だけ持ったまま。はっきり追い出したのは残り300mを切ってからで、そこから最後までスピードを落とさず、後続に半馬身差をつけて戴冠を果たした。G16連勝目が凱旋門賞で、とにかく強かった。

◎アルハキームは、先団3番手追走。直線は一気に脚を伸ばしそうな勢いだったが、残り200mを切ってから先に抜け出した×アルピニスタ〇ヴァデニらと脚色が同じになってしまった。超ハイペースを3番手からでは、さすがに脚は残らなかったか。

さて、日本馬についてだが、まったく歯が立たなかった。雨の影響もあっただろうが、この時期のロンシャンは雨が降って当たり前。陣営ももちろん想定内のことで、いいかげん「雨が降ったから」を敗因にしている時点で、日本馬の勝利は遠い。

残念ながら、日本馬はロンシャン芝2400mには向いていない。もちろん勝ってほしい気持ちは大きいのだが、無理して遠征しなくてもいいとは思う。

それでも、それでも凱旋門賞を勝てる日本馬が出てきたら、言葉では形容できないくらい感動してしまう。上記とは矛盾してしまうけれど、やっぱり勝ってほしいんだ!

想定外の凡レースで評価微妙なジュンライトボルト/シリウスS


馬場差-0.2で、レースタイム差+0.7

土曜の中京ダートは、基準タイムより若干速い程度の通常営業だったが、シリウスSはレースタイム差+0.7とかなり時計がかかっていた。時計面からは評価できない。

逃げたのはクリノフラッシュ。1100m通過が55.2秒で、後半1000mが62.5秒だから平均ペース。とはいえ、13秒台のラップが2回刻まれており、重賞としては緩い流れ。なのにラスト3Fが12.6秒-12.2秒-13.3秒と時計を要しており、予想外に凡レースとなってしまった。

勝った△ジュンライトボルトは、7番手追走から上り最速37.6秒で重賞初制覇。ダートに転向してから2着、1着、1着と、ダートでは底を見せていない。ただ、今回のレースを見る限り1900mは若干長かったか。それでも勝ち切ってしまうあたり、今回のメンバーでは抜けていた。

◎ハヤブサナンデクンは、スピードランク1位だったように、想定外に遅くなってしまった時計に負けた形。4番手から伸びあぐねてしまったが、時計が速ければ違った結果になったはず。次走で改めて見直したい。


応援よろしくお願いします。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA