【みやこSの回顧】サンライズホープが5歳にして新境地を開拓して1年ぶりの美酒

こんばんわ、ウキョーです。

先週は重賞が4つもあって、どのレースを取り上げようか迷いましたが、個人的にダート好きなのでみやこSは確定。あとは、2歳戦のどちらかということで、予想が的中した自慢も含めて京王杯2歳Sにしました。

各開催場の馬場差

※馬場差：当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

阪神も東京と同じく、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

福島は、開幕週でもあり芝の時計は土日ともに速かった。ダートは、土曜は時計が出ていたが、日曜になって時計がかかり出した。

サンライズホープが5歳にして新境地を開拓して1年ぶりの美酒／みやこS

馬場差＋0.1で、レースタイム差+1.2

日曜の阪神ダートはそれほど速い馬場ではなかったが、それにしてもみやこSのレースタイム差＋1.2は、重賞としてはいかにも物足りない。

逃げたのはウィリアムバローズで、前半800m49.6秒－後半800m51.1秒のハイペース。ただ、これは全体時計がかかっているだけで、ラップは緩め。時計も合わせて考えると、条件戦並の評価しか与えられない。

勝ったサンライズホープは、出遅れて後方からの競馬を強いられた。これまでの先行策から一転することになったが、これが功を奏した。まさかの上り次点36.5秒の末脚を繰り出せるとは予想できなかった。

レースレベルから評価は難しいが、先行して途中で競馬をやめてしまうことが続いていただけに、新たな戦法で勝ち切れたのは、今後につながるはず。まさに怪我の功名。

◎ハピは、今春より道中の集中力はましになっているが、それでも序盤に進んで行かないのは変わらない。それでも直線に向いて本気で走り出すと、すばらしい伸び脚。今回は、残念ながら前に届かなかったが、力は見せた。

今後も同じような競馬が続くのだろうが、いずれ重賞にも手が届くだろう。

1番人気〇オメガパフュームは、いつも通りの最後方からの競馬。最後は上がり最速36.0秒の末脚で、コンマ1秒差の3着。59キロを考慮に入れれば、よく頑張ったともいえるが、このラップなら豪快に差し切ってほしかったというのが本音。

ただ、叩き台なのは明らか。5連覇の偉業がかかる東京大賞典に向けて悪くはなかった。

大波乱となったがレースレベルは決して低くない／京王杯2歳S

馬場差－1.4で、レースタイム差－1.8。

土曜の東京芝は時計が速く、京王杯2歳Sもレースタイム差－1.8の超高速決着となった。速い馬場だったとはいえ、この時計は優秀。

逃げたのは×フロムダスク。最初の1Fを12.2秒で入ってから、後は最後まで11.9秒以下のラップを刻んでおり、かなりのハイラップ。逃げた×フロムダスクが2着に粘り、2番手追走の△スピードオブライトが3着、4番追走の◎オオバンブルマイが勝ったことで、先行有利だったといわれるが、ラップを見るとそうでもない。

勝った◎オオバンブルマイは、好スタートから好位をのポジションを取り切り、道中は折り合い抜群にスムーズな競馬。直線に入って進路がなかなか開かなかったが、外に切り替えてからはすばらしい末脚で、×フロムダスクを捕らえて初重賞制覇。

今回の競馬を見る限り、1600mまでならなんとかなりそう。今後は短距離戦線での活躍が楽しみだ。

1番人気×ロンドンプランは、好位4～5番手からの追走で道中は悪くなかったが、直線入って追い出してから反応がなく、1.1秒差の14着に大敗。

距離が長かったのか、坂が苦手なのか、今回の結果だけではなんともいえないが、過剰評価だったといわざるを得ない。

応援よろしくお願いします。