こんばんわ、ウキョーです。
根岸Sは、レモンポップとギルデッドミラーの白熱した戦いに久しぶりに厚くなりました。何度も言いますが、ダート戦が大好きなので、こういうライバル物語が見られるのは非常にうれしく思います。
武蔵野S、根岸Sときて、いよいよ本番のフェブラリーS。また2頭の叩き合いをこの目で見たいと思いました。
各開催場の馬場差
中山 芝 | -1.0 |
中山ダート | +0.3 |
中京 芝 | -0.9 |
中京ダート | +0.9 |
小倉 芝 | -0.6 |
小倉ダート | -1.3 |
中山 芝 | -1.0 |
中山ダート | +0.7 |
中京 芝 | -0.8 |
中京ダート | +0.8 |
小倉 芝 | +0.5 |
小倉ダート | -1.2 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は開幕戦らしく、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。
中京は、土日ともに芝の時計が速く、ダートはかなり時計がかかっていた。
小倉は、土日ともに芝の時計は遅く、ダートは高速馬場となっていた。
レモンポップとギルデッドミラーは本番でも面白い存在/根岸S
馬場差+0.7で、レースタイム差-0.7
日曜の東京ダートは時計がかかっていたが、根岸Sはレースタイム差-0.7の高速決着となった。この日の東京ダート戦で、レースタイム差がマイナスになったのは根岸Sだけ。この時計は掛け値なしに速い。年明けまだ1カ月しか経っていないが、年内でも屈指の高レベルレースと言っても過言ではない。
〇オーロラテソーロとヘリオスが競り合い、前半600m34.6秒-後半600m35.9秒のハイペース。馬場差がプラスの東京ダ1400m戦で、勝ちタイム1.22.5より速く、前半600mが34.6秒より速かったのは、2000年以降に2鞍しかない。2002年の欅S(勝ち馬スターリングローズ)と、2007年のペルセウスS(勝ち馬トーセンブライト)だけ。
東京ダ1400mはそもそも時計がかかるコースなので、馬場差がプラスになるコンディションで、レースタイム差をマイナスにするのも難しい。
勝った◎レモンポップは、スタートで若干内にヨレたもののすぐに挽回してポジションをキープ。好位5番手を追走し、直線を向いても他馬が仕掛ける中、一頭だけ手応えが違った。残り300m付近で先頭に立つと、×ギルデッドミラーの追撃を半馬身抑えて重賞初制覇を成し遂げた。
2着×ギルデッドミラーは、後方10番手から上り最速35.0秒で差し込むも、半馬身及ばなかった。初めてのオールダート戦で、行き脚がつかなかった部分もあったか、いつもより後方の位置取りとなった。それでも、いつもと同じような末脚を繰り出しているのだから、力は示せたといえる。
◎レモンポップも×ギルデッドミラーも、本番へ向けて視界良好。再び相まみえる時が楽しみで仕方ない。
また、3着バトルクライ、4着タガノビューティーも僅差で、この2頭も今後のダート重賞戦線を賑わしてくれるだろう。
ナムラクレアが斤量克服し鮮やかな勝利/シルクロードS
馬場差-0.8で、レースタイム差-1.3。
日曜の中京芝は時計が速く、シルクロードSもレースタイム差-1.3の高速決着となった。
▲マッドクールが逃げて、前半600m33.8秒-後半600m33.5秒の平均ペース。これだけの高速馬場となると、後方勢はほぼノーチャンス。
勝った〇ナムラクレアは、好位の後ろ7番手あたりを追走。直線のエンジンのかかりが若干遅いような気もしたが、ギアが入ってからは上がり最速32.9秒と切れに切れた。ファストフォースが差し返してきたところで、こちらも差し返すという熱の入った攻防。
このメンバーを相手に、56.5キロを背負ってのパフォーマンスだから文句なし。当然本番でも有力視したい一頭だ。
◎ウインマーベルは、出脚がつかず最後方からの競馬。そこから挽回しようと脚を使って、直線は伸びかけたものの脚が残っていなかった。59キロの斤量が堪えたのか、本番を見据えて仕上がり途上だったのかわからないが、ちぐはぐな競馬になってしまった。プラス12キロの馬体重は成長分かとも思ったが、重め残りだったのかもしれない。
1番人気▲マッドクールは、マイペースの逃げに見えたが、最後の最後で2頭にかわされてしまった。それでも、初重賞挑戦でスピード負けはしていなかったし、4着以下を2馬身半離しているのだから、重賞でもやれることはわかった。今後に期待したい。