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【大阪杯2023の回顧】絶妙のペースで逃げ切ったジャックドールがGⅠ初戴冠

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こんばんわ、ウキョーです。

先週は、美浦Sのエンペザー(次走の注目馬)から万馬券だけ買っといて大正解でした。

大阪杯は的中ならずでしたが、個人的に大好きなジャックドールが初GⅠ制覇を成し遂げてくれて嬉しかったですね。それにしても、武豊騎手はこれでGⅠ80勝目だそうです。とんでもない数を勝ってますね。これ、塗り替えられる人が将来でてくるのでしょうか。

各開催場の馬場差

4月1日(土)
   中山 芝-1.1
 中山ダート-0.6
   阪神 芝-0.6
   阪神ダート+0.4

 

43月2日(日)
   中山 芝-0.6
 中山ダート-0.1
   阪神 芝-2.1
   阪神ダート+1.2

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土曜は芝もダートも時計が速く、日曜は芝は速かったがダートはほぼ標準。

阪神は、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。とくに日曜のダートはかなり時計を要しており、時計勝負に強いスピードタイプは壊滅状態だった。

絶妙のペースで逃げ切ったジャックドールがGⅠ初戴冠/大阪杯2023回顧

馬場差-2.1、レースタイム差-2.2

日曜の阪神は超高速馬場となっており、大阪杯もレースタイム差-2.2の高速決着となった。

好スタートから〇ジャックドールが逃げて、前半1000m58.9秒-後半1000m58.5秒の平均ペース。

勝った〇ジャックドールは、鞍上武豊騎手の絶妙なペース。「逃げられれば1000m59秒くらいで行きたかった」とのコメント通り、1000m通過は58.9秒! まさに精密機械のようなペース配分。さらに、そこから11.4秒-11.7秒と早くもギアを上げている。こんなところでペースが速くなると、後続は脚を溜めている暇がない。

後続に2馬身の差をつけて直線に向くと、ラストは12.5秒と一杯になったがなんとか粘り込み、初GⅠ制覇を成し遂げた。後続に脚を使わせながらのマイペース。今回は、武豊騎手の好騎乗が光った。

◎マテンロウレオは、好発からポジションを取りに行って3番手追走。〇ジャックドールを目標に追い上げを開始したものの、ダノンザキッドに前に出られると脚を失くし、さらに後ろから来たスターズオンアースには並ぶ間もなくかわされてしまった。それでもコンマ4秒差4着に踏みとどまったのは偉かったが、そもそも〇ジャックドールの作ったペースでは、後方の馬に出番はない。力負けといっていいだろう。

1番人気スターズオンアースは、またしても出遅れ。さらに1コーナーでは△キラーアビリティに弾かれてしまい、後方からの競馬を余儀なくされた。前記の通りのペースでは万事休すなはずが、上り最速34.4秒で〇ジャックドールにハナ差まで詰め寄ったのだから驚いた。負けて強しとは、まさにこの馬のことである。2冠牝馬の実力を、まざまざと見せつけた。

本番には直結しないが価値ある勝利インダストリア/ダービー卿CT 2023回顧

馬場差-1.1で、レースタイム差-0.3。

日曜の中山芝は高速馬場だったが、ダービー卿CTはレースタイム差-0.3まで。重賞としては、時計面では物足りない。

逃げたのはベレヌスで、前半800m47.2秒-後半800m46.0秒のスローペース。レース上り11.6秒-11.3秒-11.2秒の加速ラップとなった。

勝った▲インダストリアは、中団6~7番手追走から折り合い抜群。道中外に出して、馬場の良いところを通って一気につけ抜けた。差してきたジャスティンカフェを、ゴール前で突き放す完勝劇で、得意の中山で一発回答は見事。

とはいえ、ペースも遅いし時計も遅いし、本番の安田記念に直結するとは言えない。それでも、ここで賞金を加算できたのは▲インダストリアにとってはアドバンテージになるはず。

◎ゾンニッヒは、好位4番手追走から上り33.7秒でコンマ2秒差の3着。大外からポジションを取りに行った分、最後の最後に脚が止まってしまったが、重賞でもやれる力は見せてくれた。今後に期待。

2着ジャスティンカフェは、コース形態を考えてか、鞍上のルメール騎手が序盤からポジションを取りに行った。ところが、それで馬が引っかかってしまった。ちょっとでも促すと引っかかってしまう弱点は相変わらずで、今後もさして届かずのシーンが増えそうだ。

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