こんばんわ、ウキョーです。
G1連戦が終わって、2歳戦も始まり、いよいよ夏競馬まっ盛りというところです。
今週はエプソムCです。ジャスタウェイ、エイシンヒカリ、サトノアラジンらが好走してきた出世レースです。
東京芝1800mの傾向
有利枠 | 5枠・6枠・7枠・8枠 | |
不利枠 | 1枠・3枠・4枠 | |
脚質 | 差し・追込 | |
騎手 | 3割超え | ルメール騎手 |
人気 | 武豊騎手・福永騎手 | |
人気薄 | 北村宏騎手・横山典騎手 |
予想優先順位 | ||||
1位 展開 | 2位 戦績 | 3位 タイム | 4位 騎手 | 5位 コース |
東京芝1800mは、時計が速くなるコースで、今のコンディションを考えれば、今週も高速馬場となりそう。
差し・追込馬に有利なコースで、先行勢は厳しくなる。
有利枠は5枠、6枠、7枠、8枠で、不利枠は1枠、3枠、4枠
連対率3割を超える騎手はルメール騎手(サーブルオール騎乗予定)。
人気で安定しているのは武豊騎手(スマートオーディン騎乗予定)と福永騎手(グリュイエール騎乗予定)。
人気薄なら北村宏騎手(アデイインザライフ騎乗予定)、横山典騎手(ダイワキャグニー騎乗予定)。
エプソムCで人気、話題になりそうな馬
エアアンセム 評価:C
戦績ランク16位 スピードランク4位
戦績のトータルは「-4」で、出走登録馬中16位とまったく走れていない。
相性の良いコースで【0 1 0 2】と走れておらず、逆に相性の悪いコースで【1 2 2 2】と好走歴が多く、戦績面ではまったく買えない。ただ、スピードランク4位とあるように、時計勝負に強いタイプなので、今の高速馬場はマッチする。7歳にしてオープン返り咲きの遅咲きで、時計だけで上位に食い込むのは難しそうで、好走するには有利枠が是非とも欲しい。
グリュイエール 評価:C
戦績ランク11位 スピードランク8位
戦績のトータルは「+-0」で、出走登録馬中11位と強調できない。
約2年ぶりだった前走をあっさり勝っているように、その潜在能力は確か。未勝利(京都芝2000m)、名古屋城S(中京芝2200m)で二度のレコード勝ちを記録しているように、時計勝負に対応できるスピードは持ち合わせているが、今回のメンバーではスピードランク8位と若干足りない。騎乗予定の福永騎手がコースを得意にしているので、有利枠さえ引ければ上位争いも可能になる。
サトノアーサー 評価:A
戦績ランク4位 スピードランク5位
戦績のトータルは「+4」で、出走登録馬中4位とかなりの安定感。
今回のメンバーで戦績項目とタイム項目の両方でプラスになったのは同馬だけ。相性の良いコースで【2 1 1 0】の安定感で、相性の悪いコースでは走ったことがない。ここに照準を絞ってきたかのようなローテーションである(そんなわけないが)。崩れたのはダービー(東京芝2400m)と菊花賞(京都芝3000m)だけで、G3レベルなら力は通用するはず。
サーブルオール 評価:B
戦績ランク8位 スピードランク3位
戦績のトータルは「+1」で、出走登録馬中8位と可もなく不可もなし。
1000万→1600万と連勝中で、前々走の1000万下(東京芝1800m)は相性の良いコースで、レースタイム差-0.7の高速決着を制しており、時計面でもまずまず評価できる。ただ、相性の悪いコースで【1 2 0 2】と好走歴が多く、戦績面では行って来い。それでも、前走の美浦S(中山芝2000m)では、1000m通過60.4秒の平均ペースを積極的に動いて後続を完封する強い競馬で、オープン初挑戦で相手は揃ったが、ここで好走できれば次につながる。
スマートオーディン 評価:B
戦績ランク7位 スピードランク2位
戦績のトータルは「+2」で、出走登録馬中7位と可もなく不可もなし。
相性の良いコースのトータル成績は【3 0 0 1】で、掲示板を外したのは共同通信杯(東京芝1800m)6着の一度だけ。その共同通信杯はレースタイム差-0.2と、思ったより時計が速くならなかった。今回スピードランク2位の同馬にとっては、時計が速くなればなるほどアドバンテージになるはず。前走のダービー(東京芝2400m)でも、勝ったマカヒキに0.5秒差の6着だから、ここでも力は通用する。ただ、2年ぶりの実戦では、やはり手は出せない。
ダイワキャグニー 評価:B
戦績ランク6位 スピードランク1位
戦績のトータルは「+3」で、出走登録馬中6位と可もなく不可もなし。
昨年のプリンシパルS(東京芝2000m)では、1000m通過59.0秒のハイペースを、4番手追走から2馬身半差で突き抜けており、そのレースタイム差は-2.5の超高速決着。週中の雨の影響が心配だが、時計が速くなればなるほどアドバンテージになる。今回のメンバーは戦績レベルが高いが、この馬も相性の良いコースで【4 0 0 1】の安定感を誇り、掲示板を外したことは一度もない。オープン特別3勝で重賞はいまだ未勝利だが、力は十分通用する。
ハクサンルドルフ 評価:C
戦績ランク8位 スピードランク14位
戦績のトータルは「+1」で、出走登録馬中8位と安定感はない。
去年の甲斐路S(東京芝1800m)勝ちがレースタイム差+8.4の極悪馬場で、それ以外も2着だった長岡S(新潟芝1600m)がレースタイム差+1.0、多摩川S(東京芝1600m)が同+0.5だったように、時計がかかって良いタイプなので、時計が速い今の東京芝は合っていない。ただ、開催も進み、週中の雨の影響が残るようならチャンスは出てくる。コース得意の川田騎手が騎乗予定なのは心強い。
ベルキャニオン 評価:B
戦績ランク1位 スピードランク12位
戦績のトータルは「+5」で、出走登録馬中1位とかなりのアドバンテージ。
相性の良いコースのトータル成績が【2 2 0 2】で、掲示板を外したのは昨年のアメジストS(東京芝2000m)7着だけ。そのアメジストSがレースタイム差-2.0の高速決着で、時計が速すぎると甘くなるので、ここもなるべく時計がかかってほしい。騎乗予定の石橋脩騎手がランク外なので、好走のためには有利枠を引きたいところ。オープン昇級後も差のない走りを続けており、ここでも連対圏の力はある。
マイネルフロスト 評価:B
戦績ランク4位 スピードランク7位
戦績のトータルは「+4」で、出走登録馬中4位とかなりの安定感。
相性の良いコースで掲示板を外したのは、一昨年のアイルランドS(東京芝2000m)6着の一度だけ。逆に、相性の悪いコースでは【0 1 0 6】とまったく走れておらず、東京芝1800mは絶好の舞台となる。時計勝負に対応できるスピードもあるが、今回はスピードランク7位止まりなので、週中の雨は恵みの雨となりそう。あとは、休養明けが苦手なので、当日の仕上がりには注意したい。
エプソムCの注目馬はトーセンマタコイヤ
今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬は、サトノアーサーだけで、そのサトノアーサーは人気どころなので、ここでは次点扱いのトーセンマタコイヤを取り上げる。
相性の良いコースのトータル成績は【3 2 0 2】で、掲示板を外したのは去年のノベンバーS(東京芝2000m)6着と、ジューンS(東京芝2000m)7着の2回。2000mになると若干甘くなるため、1800mへの距離短縮はアドバンテージになるだろう。
前走の新潟大賞典(新潟芝2000m)は、1000m通過62.3秒のスローペースで脚を余した格好となったが、休み明けでイマイチ行き脚がつかなかったもので、叩き2走目の今回は、もう一列前で競馬ができるはず。
54キロのハンデ戦でちょい足らずだったが、それは2000m戦でのもの。
デビュー3連勝で1000万を卒業した素質馬が、ここでその能力を爆発させる。