こんばんわ、ウキョーです。
メンバーが揃った今回が試金石だと思っていたジャックドールですが、とてつもなく強かったですね。
パンサラッサと競演したら、一体どんなラップが刻まれるのか。非常に興味深いですね。
各開催場の馬場差
中山 芝 | -0.4 |
中山ダート | +0.5 |
阪神 芝 | -1.5 |
阪神ダート | +0.7 |
中京 芝 | -1.8 |
中京ダート | +0.2 |
中山 芝 | -0.5 |
中山ダート | +1.0 |
阪神 芝 | -1.1 |
阪神ダート | +0.4 |
中京 芝 | -0.4 |
中京ダート | -0.7 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は、芝の時計はそこそこ出ていたが、ダートはとにかく時計がかかっていた。
阪神は、土日ともに芝は高速馬場となっていた。ダートは両日ともに時計がかかっていた。
中京は、芝の時計は土日で速くなっていた。ダートは、日曜になって時計が速くなった。
底知れぬ強さを見せつけたジャックドール/金鯱賞
馬場差-0.4で、レースタイム差-3.4
日曜の中京芝はそこそこ時計が出ていたとはいえ、金鯱賞のレースタイム差-3.4はとてつもなく速い。この馬場差でこの時計は、なかなかお目にかかれない。
戦前の予想通り〇ジャックドールがハナを奪い、前半1000m59.3秒-後半1000m57.9秒のスローペース。この後半1000mのラップは尋常ではない。
中京競馬場が改装されてから、後半1000m57.9秒以下で、さらに走破時計が2分を切ったのは初めて。しかも、これを逃げ切ってしまうのだから末恐ろしい。
〇ジャックドールは、残り800m~600mでラップを加速させるという、かなり特殊な逃げ馬だ。今回が11.6秒-11.0秒で、前走の白富士Sが11.5秒-10.9秒、ウェルカムSが11.9秒-11.0秒という具合。
序盤からハイラップで逃げるパンサラッサや、かつてのツインターボ、サイレンススズカらとは、また違った逃げ馬といえる。長く愛される馬になるだろう。
これからの活躍が、本当に楽しみな一頭である。
◎ポタジェは、良くも悪くも相手なり。それほど速くないペースにも関わらず、序盤から追走にてこずっていた。直線はしっかり脚を使えていたので、重賞でも力は足りるのだが、今後は序盤にどれだけ前進気勢を見せられるかに尽きる。
スピード能力は世代中でも頭ひとつ抜けているサブライムアンセム/フィリーズレビュー
馬場差-1.1で、レースタイム差-1.2
日曜の阪神芝は高速馬場となっており、フィリーズレビューもレースタイム差-1.2の高速決着となった。
しかし、1.19.9の勝ち時計は凄い。フィリーズレビューで1分20秒を切ったのは初だし、前半1000m56.4秒というハイラップも、2000年以降の当コースで4鞍しかない。
その中には、ミッキーアイル、イスラボニータといったG1馬が名を連ねており、〇サブライムアンセムのスピード能力は一級品といえる。
スピードだけでは桜花賞で通用しないが、今後のスプリント戦線で上位を賑わしそうな一頭だ。
◎ウィリンは、まさかのシンガリ負け。前半のペースについていけずに、終始馬なり。直線に入るとすでに余力なく、まったく追わずのシンガリ負けだから、残念ながら力負け。
重賞でやるには、もっと経験を積まないと厳しい。