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【天皇賞(春)の回顧】ステイヤーの資質を存分に活かし切ったテイオーロイヤルが圧巻の勝利

天皇賞(春)の回顧
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こんばんわ、ウキョーです。

テイオーロイヤル強かったですね。3000m超のレースを2回使って、天皇賞(春)を勝つなんて、まさにスタミナお化けです。昨今の長距離戦はメンバーが集まらなくてレベルは低くなりがちですが、さすがGIともなると、レベルの高いレースとなりました。

各開催場の馬場差

4月27日(土)
   東京 芝-1.2
 東京ダート-0.6
   京都 芝-1.5
 京都ダート+1.0
   新潟 芝+0.6
 新潟ダート+0.5
4月28日(日)
   東京 芝-1.5
 東京ダート-0.1
   京都 芝-1.3
 京都ダート-0.1
   新潟 芝+0.8
 新潟ダート+0.4

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は開幕週らしく、芝のは土日ともに高速馬場となっていた。ダートは、土曜は速かったが、日曜はほぼ標準通りの時計に収まった。

京都は、土日ともに芝の時計はかなり速くなっていた。ダートは、土曜の時計がかなり遅かったが、日曜には標準の時計まで戻した。

新潟は、開幕週とは思えないほど芝の時計がかかっていた。ダートも、土日ともに遅かった。

ステイヤーの資質を存分に活かし切ったテイオーロイヤルが圧巻の勝利/天皇賞(春)2024回顧

馬場差-1.3、レースタイム差-1.4

日曜の京都芝は時計が速く、天皇賞(春)もレースタイム差-1.4の高速決着となった。

マテンロウレオが逃げ、前半1000m59.7秒-中盤1000m61.7秒-後半1000m60.0秒の平均ペース。マテンロウレオがやや離しての逃げとはいえ、2番手以降も淀みのない流れとなっていた。

勝ったテーオーロイヤルは、好スタートから好位4番手を追走。ほぼほぼ完璧な折り合いで、非常にスムーズな競馬ができていた。この鉄壁の折り合いこそテーオーロイヤルのストロングポイントであり、ステイヤーとしての資質でもある。

初めての京都でも落ち着いており、堂々とした立ち回りができていた。鞍上の菱田騎手は、調教師の四位元騎手からアドバイスを受けたそうで、3コーナーの下りから直線にかけて「四位さんのアドバイス通りのイメージで乗れた」とコメントしている。

テーオーロイヤルは、今年に入ってから3000m超のレースが、これで3戦目という異例のローテーション。個人的には、このローテーションが気になって無印にしてしまったのだが、まったく無尽蔵のスタミナというしかない。

是非ともメルボルンCでの雄姿を見てみたい。

◎サヴォーナは、スタートで後手を踏むも、鞍上の池添騎手は躊躇なくポジションを取りに行った。ハナからテーオーロイヤルをマークする競馬に徹し、インを掬って勝負に出たが、残念ながら直線で力尽きて6着敗退。それでもコンマ7秒差だから、悲観する内容ではなかった。次走以降の巻き返しに期待したい。

2番人気ドゥレッツァは、序盤から引っかかってしまい、直線入り口で早々にバテてしまった。3200mがどんと来いというタイプでもないので、これでは厳しい。ただ、これがドゥレッツァの本来の力ではないはず。こちらも次走以降の巻き返しに期待だ。

シュガークンが3連勝で重賞ぶっこ抜きダービー切符を獲得/青葉賞2024回顧

馬場差-1.2、レースタイム差-0.1

土曜の東京芝は高速馬場となっていたが、青葉賞はレースタイム差-0.1までと時計は若干物足りない。

パワーホールの離し逃げで、前半1000m59.5秒-後半60.7秒のハイペース。ただ、離れた2番手以降は、前半1000m推定60.5秒-後半1000m推定59.3秒のスローペースといえよう。

勝った×シュガークンは、好スタートからハナを奪いそうな勢いで出ていくが、パワーホールが先手を主張するとすぐさま引いて、好位の内に収まった。道中で折り合いを欠くこともなく、大逃げのパワーホールに対して早めに仕掛けるライバルたちを尻目に、追い出しを待つ余裕まであった。

先に抜け出した〇ウインマクシマムが、ラスト12.4秒-11.7秒で粘り込みをはかる中、×シュガークンは上り33.9秒で見事な差し切り勝ち。兄キタサンブラックが涙を飲んだダービーへの出走を確実にした。

ただ、この時期の3歳馬が2400mを連戦で乗り切るのは、なかなか難しい。折り合い、操縦性ともに問題ないだけに期待はしたくなるが、人気になるようなら疑ってかかりたい。

◎マーシャルポイントは、ゲートは悪くなかったが、かなりゆったりした発馬となっており、折り合いを気にしてかポジションを取りに行かず後方からの競馬。レース後の鞍上津村騎手のコメントに「距離が長いかも」とあるように、さすがにここで出して行くことはできなかったか。しかし、直線での反応は鈍く、まったく脚を見せられないまま13着に敗退。まだまだ力不足だった。

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