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【神戸新聞杯2023の回顧】サトノグランツ将来が楽しみになる会心の勝利

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こんばんわ、ウキョーです。

トライアルも終わり、秋競馬もいよいよ深まってきました。神戸新聞杯は、8着のマイネルラウレアまでが従来のレコードタイムで走破するという、とてつもない高速馬場で行われました。

ここまで速くなってしまうと、時計勝負に強いスピードタイプばかりが台頭してしまって、競馬の幅が狭くなってしまいます。日本競馬が鎖国化してしまわないか、心配になってきます。

各開催場の馬場差

9月23日(土)
   中山 芝+0.3
 中山ダート-1.0
   阪神 芝-2.0
 阪神ダート-0.4
9月24日(日)
   中山 芝-0.5
 中山ダート+0.6
   阪神 芝-1.5
 阪神ダート+0.3

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土曜は芝の時計が遅く、ダートは速かった。日曜は逆転し、芝が速くて、ダートは時計がかかっていた。

阪神は、土日ともに芝が超高速馬場。ダートは土曜は速かったが、日曜になって時計がかかり出した。

サトノグランツ将来が楽しみになる会心の勝利/神戸新聞杯2023回顧

馬場差-1.5、レースタイム差-2.9

日曜の阪神は高速馬場だったとはいえ、神戸新聞杯のレースタイム差-2.9は出色と言っていい。従来のレコードを0.6秒短縮してみせた。

逃げたのは△ファントムシーフで、前半1000m61.2秒-後半1000m57.2秒の超スローペース。レース上りは、驚きの33.6秒という究極の瞬発力勝負となった。

勝った×サトノグランツは、好発から5番手あたりでポジションを取り、完璧な折り合いで終始インを回る競馬。直線では、なかなか前が開かなかったが、進路が決まってからの抜け出す脚はお見事。操縦性の高さとともに、勝負根性も見せつけた。次走は菊花賞になりそうだが、折り合いにも心配はないし、有力馬の一頭となるだろう。

◎シーズンリッチは、スピードランク5位で時計勝負に対応できるとはいえ、さすがにこの時計では速すぎた。とはいえ、同ランク6位の×サトノグランツが1着、8位の×サヴォーナが2着だから、高速馬場への対応力という面で成長が足りなかった。今回は残念な結果となってしまったが、もう少し時計がかかる馬場で改めて見直したい。

1番人気▲ハーツコンチェルトは、大外ぶん回しの大味な競馬でコンマ1秒差の5着。内に入れるチャンスは何度もあったが、鞍上の松山騎手はそれでも勝てると踏んでいたのか、もまれ弱いのかわからないが、内に入れようとはしなかった。いずれにせよ、ここで出走権を得られなかったのは痛恨の極み。菊花賞への出走が危ぶまれる結果となってしまった。

ローシャムパーク充実一途で重賞連勝/オールカマー2023回顧

馬場差-0.5、レースタイム差-1.1

日曜の中山芝はまずまず時計が出ており、オールカマーもレースタイム差-1.1の高速決着となった。

戦前の予想通り▲タイトルホルダーが逃げ、前半1000m61.1秒-後半1000m58.5秒の超スローペース。

勝った◎ローシャムパークは好発から5番手追走、先行馬たちを前に見ながら絶好の位置取り。▲タイトルホルダーがスローに落としてくれたおかげで、しっかり脚を溜められた。4角でも、ガイアフォースハヤヤッコが早めに動いたため、進路も楽に確保できた。力を温存しながらの勝利ともいえ、これで堂々とGI戦線へ打って出られる。

1番人気▲タイトルホルダーは、2着まで。いつものような後続に脚を使わせるような逃げ戦法ではなく、後続を引き付ける逃げに出た。まだまだ本調子とはいえないが、それでも2着に残すのだから、今回のメンバーではやはり力は一枚上。ここを叩いて、次はもっと走れるようになるだろう。

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