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ゴールドドリーム外に持ち出し余裕の勝利【フェブラリーSのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週のフェブラリーSはゴールドドリームが、ソラを使いながらの余裕の勝利をあげ、完全に世代交代を果たしました。

各開催場の馬場差

2月18日(土)
東京 芝 +0.1 
東京ダート+0.4 
京都 芝 +1.0 
京都ダート-0.4 
小倉 芝 -0.1 
小倉ダート+0.4 

各開催場の馬場差

2月19日(日)
東京 芝 -0.7 
東京ダート+0.3 
京都 芝 +1.0 
京都ダート+0.4 
小倉 芝 -0.2 
小倉ダート+0.5 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土曜は芝もダートも時計がかかっていたが、日曜は芝が回復して時計が速くなった。
京都は、結局コンディションは回復せず、土日ともに芝の時計がかなり遅くなっている。
小倉は、開幕2週目とは思えないほど時計がかかっており、とくにダートの時計が遅い。

ゴールドドリーム外に持ち出し余裕の勝利/フェブラリーS

×ゴールドドリームが歴戦の強者たちをねじ伏せたフェブラリーSを振り返る。

馬場差+0.3で、レースタイム差-0.3。

レースタイム差-0.3はG1としては物足りない時計ではあるが、馬場差がプラスのなかでのものなので、及第点は与えられる。
とはいえ、勝った×ゴールドドリームがスピードランク15位、2着×ベストウォーリアが同7位、3着カフジプリンスが同8位だから、時計勝負に強い馬たちには厳しい時計となった。

レースは、大外からインカンテーションが押して逃げ、それを▲ニシケンモノノフが追いかける形で、600m通過34.0秒-800m通過46.2秒のハイペース。
そこからの1Fで12.8秒とペースが落ちたため、記録としては平均やや速めといったところだが、序盤のペースを考慮に入れると先行勢には厳しいペースと言える。

勝った×ゴールドドリームは、4角前まで内を進み、いつの間にか外に持ち出すと、そこから直線一気に先頭に躍り出たが、抜け出してソラを使っていた。
ところが、×ベストウォーリアに並ばれると、そこから差し返す根性を見せて、クビ差で競り勝ち。
時計、展開が向いたとはいえ、かなり強い勝ち方で強烈なインパクトを与えた。
時計勝負になったときに未知数だが、本気で走ることを覚えたら、とんでもない力を発揮しそうだ。

2着×ベストウォーリアは、完璧な立ち回りだったと思う。それで2着なら仕方ない。明けて7歳でこの走りなら、まだまだ現役で頑張れる。それにしても、この安定感には頭が下がる。

1番人気カフジテイクは、最後方から上がり最速34.9秒で上がってきたが、コンマ1秒差の3着まで。
鞍上津村騎手が「もう1列前で運びたかったけど、できなかったのは僕のミス」とコメントしていたが、この馬はそもそも序盤にポジションを取ることができない。
根岸S(東京ダ1400m)を勝った時、福永騎手が「違う競馬をしたかったのにできなかった」と言っていたように、これがカフジテイクの真骨頂。3着なら十分な結果と言える。

◎ノンコノユメは、直線で伸びかけるも反応がイマイチで、コンマ6秒差の7着敗退。
去勢手術を施してから、どうも”やる気”に欠けるように見え、しばらく静観した方が良いのかもしれない。


マルターズアポジー殺人ハイラップをものともしない圧勝劇/小倉大賞典

日曜小倉で行われた小倉大賞典は、マルターズアポジーの圧勝だった。

馬場差-0.2で、レースタイム差-0.3。

レースタイム差-0.3だけを見ると物足りないが、小倉芝1800mは基準タイム-1.8とかなり速いコースなので、このレースタイム差でも高速決着と言える。

ところが、勝ったマルターズアポジーがスピードランク14位、2着ヒストリカルが同12位、3着クラリティスカイが同14位という真逆の結果。

これは、マルターズアポジーが刻んだハイラップにより、展開と枠順のアドバンテージが高くなったことに起因していると思われる。

マルターズアポジーの逃げは、1F目から12.2秒のハイラップで、そこからラスト1Fを除いてすべて11秒台という殺人ペースである。最後に12.9秒を要したことからわかるように、かなりタフなレースとなった。

前々走の福島記念(福島芝2000m)を勝ったときは、1000m通過61.0秒のスローペースだったため、完全にみくびっていた。ハンデ2キロ増で、こんなレースができるとはまったくの予想外。
中央場所に戻って同じようなレースができるかが課題になるが、今後もきっぷのいい逃げでレースを盛り上げてほしい。

1番人気の▲ストロングタイタンは、コンマ5秒差の5着に敗退したが、オープン2戦目でこのペースを経験できたのは大きなアドバンテージになるだろう。
今回のタフなレースで走ることに嫌気が差していなければ、次走で面白い存在となりそう。

 

3歳戦の注目馬はスズカヘルメス/未勝利(京都芝1600m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の京都第5Rに行われた未勝利戦(芝1600m)である。

馬場差+1.0で、レースタイム差-1.2。

日曜の京都芝はかなり時計が遅かったが、スズカヘルメスのレースタイム差は、まさかの-1.2。
この日、芝レースでレースタイム差マイナスを記録したのはスズカヘルメスだけで、この時期の3歳戦としては出色の時計である。

スズカヘルメスは、前走の未勝利戦(中京芝1400m)がレースタイム差-1.4で10着に大敗していたが、そこを叩いてまさに一変。
この時計なら、昇級しても即通用のレベル。
序盤にポジションを取りに行くと甘くなってしまうので、どうしても後方からのレースしかできないことがネックだが、時計だけならオープンに入っても遜色ない。
 
 

次走の注目馬・ラインハート

土曜 京都第11R 京都牝馬S・芝1400m 10着ラインハート

土曜の京都芝は時計がかかっており、京都牝馬Sもレースタイム差+1.9とかなり時計の遅い決着となった。
勝ったレッツゴードンキがスピードランク15位、2着ワンスインナムーンが同9位では、時計勝負に強い馬たちでは歯が立たない。

スピードランク1位タイのエテルナミノルが15着、エスティタートが4着、同3位タイのフィドゥーシアが18着で、ラインハートは10着だった。

この中で、1秒差以内に踏みとどまったのが、エスティタートラインハートの2頭。

このうちエスティタートは以前も取り上げたので、ここではラインハートを注目馬に取り上げる。

ラインハートは、松若騎手が手綱を取ると、なぜか後方からのレースになってしまうので、今回はノーカウントでいいだろう。
次走以降、時計が速くなるコースに替われば、オープンでも大丈夫。
 

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