こんばんわ、ウキョーです。
札幌は、午後に叩きつけるような大雨に見舞われ、天候調査が行われました。2019年5月に、東京でひょうが降ったとき以来の出来事で心配しましたが、大雨は一時的なもので、その後のレースが中止になることはありませんでした。とはいえ、以降のレースは一気に時計がかかりました。
各開催場の馬場差
新潟 芝 | -0.3 |
新潟ダート | -0.6 |
小倉 芝 | -0.8 |
小倉ダート | -1.6 |
札幌 芝 | -0.1 |
札幌ダート | +0.3 |
新潟 芝 | -0.7 |
新潟ダート | -0.1 |
小倉 芝 | -1.4 |
小倉ダート | -1.2 |
札幌 芝 | +1.6 |
札幌ダート | -0.3 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の新潟は、開催5週目となり、さすがに芝の時計がかかり出した。雨がまったく降らないダートはほぼ基準通り。
小倉は、芝もダートも時計が速かった。
札幌は、芝の時計は土曜は基準通りだったが、日曜は雨の影響でかなり遅くなった。ダートは、土日ともにほぼ基準通り。
貫禄見せたナムラクレアが重賞4勝目!/キーンランドC 2023回顧
馬場差+1.6、レースタイム差+1.5
日曜の札幌芝は時計がかかっており、キーンランドCもレースタイム差+1.5と、かなり時計を要していた。
シナモンスティックが、好発から迷うことなくハナを取り、前半600m34.3秒-後半600m35.6秒のハイペース。後半のラップは11.5秒-11.8秒-12.3秒で、時計も含めてかなりタフな消耗戦となった。
勝ったナムラクレアは、好スタートから枠なりに外目7番手を追走。そのまま4コーナーでも外を回して上り最速35.2秒で、後続に1馬身差の横綱相撲。スプリント重賞3勝の実力を如何なく発揮した貫禄の勝利といえよう。
鞍上の浜中騎手は、4コーナー手前の勝負所でトウシンマカオをブロックする攻撃的な騎乗で、他馬に先んじる積極策。見事な騎乗で、またこれに応えたナムラクレアも素晴らしかった。
◎ヴァトレニは、序盤から押して出して行って2番手追走。多少脚は使ったものの、序盤はリズムの良い走りに見えた。ただ、4コーナーで〇シュバルツカイザーがかわしてきたところでついて行けず、エンジンのかかりが遅かった。最後までバテずに伸びているが、ギアチェンジが瞬時に行えなくなっているようだ。テン乗りは合わないかもしれない。
幼さを見せながら完勝したアスコリピチェーノの将来性は抜群/新潟2歳S 2023回顧
馬場差-0.7、レースタイム差-1.6
日曜の新潟芝は時計が速く、新潟2歳Sもレースタイム差-1.6の高速決着。時計は優秀で評価できる。
逃げたのはショウナンマヌエラで、前半800m47.7秒-後半800m46.1秒のスローペース。上り3F11.3秒-11.2秒-11.5秒の超瞬発力勝負となった。新潟マイルの2歳戦で勝ち時計が1.33.9以下、上り3F34.0秒以下となると、過去にセリフォス(’21新潟2歳S)、ロードクエスト(’15新潟2歳S)、モンストール(’11新潟2歳S)の3頭がいるだけ。レベルの高いレースとなった。
勝った×アスコリピチェーノは、スタートは一息だったが、少頭数で流れが落ち着いたことで、脚を使うことなく好位5番手を追走できた。最後も上がり33.3秒の、究極ともいえる瞬発力を発揮して、後続に1馬身差の完勝。素質、潜在能力、完成度が違った。
ただ、序盤からちっとも手前を替えていなかったのは気になる。手前を替えればいいというものでもないが、ずっと同じ手前で走るのは一方に負担がかかり過ぎるような気がするが、どうなのだろうか。
◎エンヤラヴフェイスは、好スタートを切ったものの、あっという間に他馬に先に行かれて後方8番手。道中の動きもおっとりしていて、今回は走る気になっていないように見えた。
個人的には、新馬戦と同じように先行策から積極的に動いて、後続に脚を使わせるような展開をイメージしていただけに、まったく逆の結果となってしまった。