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【セントライト記念2023の回顧】レーベンスティールが世代トップクラスのベールを脱ぐ完勝

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こんばんわ、ウキョーです。

9月も中旬だというのに、ちっとも暑さが和らぎませんね。夜になっても蒸し暑く、夏が長すぎます。暑さに強いとはいえない馬たちも大変だろうし、関係者の皆さまの試行錯誤にも頭が下がります。

各開催場の馬場差

9月16日(土)
   中山 芝-0.9
 中山ダート+0.1
   阪神 芝-1.8
 阪神ダート+0.1
9月17日(日)
   中山 芝-0.5
 中山ダート+0.5
   阪神 芝-2.3
 阪神ダート+0.5
9月18日(日)
   中山 芝-1.3
 中山ダート+1.4
   阪神 芝-2.0
 阪神ダート+0.9

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、3日間通して芝は高速馬場で、ダートは時計がかかっていた。

阪神も似たようなコンディションで、芝は速くてダートは遅かった。

レーベンスティールが世代トップクラスのベールを脱ぐ完勝/セントライト記念2023回顧

馬場差-1.3、レースタイム差-1.7

月曜の中山芝は時計が速く、セントライト記念もレースタイム差-1.7の高速決着となった。

ドゥラエレーデが逃げ、前半1000m60.1秒-後半1000m58.8秒のスローペースで、レース上りが11.7秒-11.7秒-11.0秒という超瞬発力勝負。

勝った×レーベンスティールは、好スタートから先行勢を前に見る6~7番手追走。道中は、若干周りを気にする素振りを見せながらも、しっかり折り合いはついていた。折り合いを気にして促せなかった前走とはまったく違った。ここにきて気性の成長が顕著で、菊花賞の3000mがどうかとは思うが、ある程度の距離はこなせると思う。

◎シルトホルンは、抜群のスタートを決めたが、前走のように押してポジションを取りにはいかず、出たなりで4番手追走という絶好の位置取り。道中は動く気配はなく、流れに任せたまま直線へ。しかし、そこから伸びることなく7着敗退。残念ながら、瞬発力勝負では分が悪かった。もう少し、早めに動いてほしかったが、それは結果論。

1番人気△ソールオリエンスは、後方9~10番手から上り34.0秒で2着敗退。×レーベンスティールが33.9秒で上がっているから、これでは手も足も出ない。ただ、これは4角でコスモサガルマータに外に振られてしまったことで、大外を回らざるを得なかったからで、もう少しスムーズだったら、際どい勝負になったかもしれない。

とはいえ、京成杯や皐月賞のように、コーナーリングでスムーズさを欠いたわけではなかった。その辺りは成長の跡が窺え、まだ確実ではないものの、右回りへの不安は、春先よりも払拭できたといえる。

マスクトディーヴァが驚愕のタイムで女王に待ったをかける/ローズS 2023回顧

馬場差-2.3、レースタイム差-3.4

日曜の阪神芝は、超がつく高速馬場ではあったが、ローズSのレースタイム差-3.4は驚愕である。

逃げたのはユリーシャで、前半800m45.7秒-後半800m45.7秒の平均ペースながら、最初の1F以外は11.8秒以下というハイラップ。1000m通過は57.3秒という速さだった。

勝ったマスクトディーヴァは、中団8番手あたりを追走。レース上りが11.2秒-11.0秒-11.8秒のハイラップのなか、自身は33.2秒で上がって後続に1馬身半差をつける快勝である。しかも、先頭に立ってからソラを使う余裕もあり、とにかく強かった。

最後の最後までラップが落ちないハイレベルのレースを勝ち切っており、1勝クラス勝ち上がりの馬とは思えないパフォーマンスだ。オークス4着の◎ラヴェルを退けており、これで堂々とリバティアイランドに挑戦状を叩きつけることができる。

ただし、これだけのハイフォーマンスの後だから、やはり反動は心配になる。秋華賞に向かうとすれば中3週。疲れがどこまで残るのかが課題になるだろう。

◎ラヴェルは、序盤から引っかかっており、ハイラップにも関わらずなかなか折り合いがつかない。直線では一旦伸びかけたものの、最後は脚を失くして14着に大敗。今回は、とにかく引っかかってしまったことが敗因であり、ここを叩いてガスが抜ければ、巻き返す可能性はある。

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