こんばんわ、ウキョーです。
ドウデュースが最後の大一番で、人馬ともに復活勝利を果たしました。3冠馬を除いて、ダービーと有馬記念を制したのは、1980年以降、ダイナガリバーとトウカイテイオーに次いで3頭目です。
各開催場の馬場差
中山 芝 | -0.7 |
中山ダート | +0.3 |
阪神 芝 | -1.1 |
阪神ダート | +0.8 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
最終の中山は、芝は最後まで速く、ダートは時計がかかっていた。
阪神は、芝は相変わらずの高速馬場で、ダートはかなり時計がかかっていた。
牝馬レガレイラが牡馬陣を撫で斬ってGI制覇/ホープフルS 2023回顧
馬場差-0.7、レースタイム差-2.0
日曜の中山芝は時計が速かったとはいえ、ホープフルSのレースタイム差-2.0は掛け値なしに速い。
逃げたのは△ヴェロキラプトルで、前半1000m60.0秒-後半1000m60.2秒の平均ペース。それでいて、レース上り3F12.4秒-12.0秒-11.5秒の加速ラップ。
勝ったレガレイラは、スタート一息で後方からの競馬。そのため、鞍上のルメール騎手は折り合いを重視しインを追走。勝負どころでは、バテた×センチュリボンドと入れ替わるように大外へ持ち出し、上り最速35.0秒で見事な差し切り。しかも見た感じ、まだまだ余裕のある勝ちっぷりで、クラシック戦線で堂々主役を張れる逸材である。
レガレイラは前走のアイビーSでも上り最速の32.7秒を繰り出しており、両極端なレースで上り最速なのだから牝馬らしからぬ強さを持っている。
2着シンエンペラーは、好スタートから好位3番手追走から、終始インを回るロスのない競馬。道中は、前走と同じく頭の高い走りだっただけに、その辺りが修正されれば、さらに走ってくるだろう。ただ、ゴール前で大きく斜行して、3着×サンライズジパングの進路を塞いでしまったのはいただけない。個人的には継続騎乗の方が良いタイプに思えるので、鞍上は固定してほしい。
3着×サンライズジパングは、あの不利がなければ2着はあったかの勢いだった。それだけに、最後の最後で致命的な不利を受けてしまったのはかわいそうだった。芝重賞でもやれるところは見せつけたので、今後の飛躍に期待したい。
惜しかったのは、5着ミスタージーティー。鞍上の坂井騎手は勝負どころでイン突きを選択。しかし前が開かずに、まともに追えたのは最後の100m程度だった。それでコンマ5秒差なのだから、次走で大いに期待できる走りだった。