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【中山金杯2024の回顧】津村騎手の好騎乗でリカンカブールが完勝

金杯の回顧
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こんばんわ、ウキョーです。

ドウデュースが最後の大一番で、人馬ともに復活勝利を果たしました。3冠馬を除いて、ダービーと有馬記念を制したのは、1980年以降、ダイナガリバーとトウカイテイオーに次いで3頭目です。

各開催場の馬場差

1月6日(土)
   中山 芝-1.7
 中山ダート+1.1
   京都 芝-0.5
 京都ダート+0.3
1月7日(日)
   中山 芝-1.3
 中山ダート+1.1
   京都 芝+1.1
 京都ダート+0.7
1月8日(月)
   中山 芝-1.7
 中山ダート+2.3
   京都 芝-0.1
 京都ダート+0.8

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、3日間ともに芝が超高速馬場で、ダートはかなり時計がかかっていた。

京都は、中日の日曜だけ芝の時計が突然かかっており、土曜と月曜はほぼ標準。ダートは、3日間を通して時計がかかっていた。

津村騎手の好騎乗でリカンカブールが完勝/中山金杯2024回顧

馬場差-1.7、レースタイム差-1.0

土曜の中山芝は、馬場差-1.7の超高速馬場で、中山金杯もレースタイム差-1.0の高速決着となった。

〇ゴールデンハインドが逃げて、前半1000m60.5秒-後半1000m58.4秒のスローペース。後半1000mすべてが11秒台のロングスパート戦となり、その上ラスト2Fが11.4秒-11.7秒という超瞬発力勝負。適性の差が勝敗を分けたと言っていいだろう。

勝った×リカンカブールは、これまでと違ってスタート直後からポジションを取りに行き、好位4番手のインを追走。それでも折り合いを欠くことはなく、津村騎手はテン乗りだったが、それまでのイメージに囚われない好騎乗。直線入り口もスムーズに先団の外に出して、最後まで手応えを失わない完勝だった。

ハンデに恵まれた部分はあったが、力をつけている。引き続き重賞戦線で楽しみだ。

◎ククナは、スタート一息で中団後ろの9番手追走。かなり苦しい展開を強いられることになったが、直線では馬群を割ってラスト34.1秒で2着入線。掲示板に来た他馬たちはみな先行勢だったことを考えると、なかなか強い競馬をしている。今年3月で引退なのは惜しい。

1番人気×エピファニーは、1角あたりで引っ掛かって、終始折り合いがつかないまま。もともと折り合いに難のあるタイプだが、ここまで掛かるのは珍しい。休養に入れてリセットしてあげてください。

タフな消耗戦を大外回しで勝ち切ったノーブルロジャーの将来性/シンザン記念2024回顧

馬場差-0.1、レースタイム差+-0

月曜の京都芝はほぼ標準通りの時計で、シンザン記念もレースタイム差+-0。重賞としてはやや物足りないが、馬場差を思えば悪くはない。

ゼルトザームが逃げて、前半800m46.4秒-後半800m48.1秒のハイペース。それでいてラスト3Fが12.0秒-12.2秒-11.9秒だから、かなりタフな競馬となった。実際、上り35秒台が3頭だけで、残りは36秒以上という消耗戦。

勝ったノーブルロジャーはスタート一息で、やや促しながらの追走で中団後ろの10番手追走。3枠5番からの発走だったが、鞍上の川田騎手が序盤から外を意識した競馬。常に外へ出す隙を窺っていた。4角を前にして大外へ持ち出すと、そこから力強く抜け出してきた。おそらく川田騎手は、馬場が良い内は渋滞するだろうという読みがあったのだろう。とにかく、川田騎手の好騎乗が光った。

◎タイキヴァンクールは、スタートからまずまずスムーズな競馬ができていた。しかし、直線でフェリーニが斜行し、まともに不利を被ってしまい万事休す。脚を伸ばしていたところでの急ブレーキで、非常に後味の悪い結果となった。まともなら勝っていたとまでは言わないが、もう少し接戦に持ち込めていたのではないだろうか。

1番人気△エコロブルームは、好スタートから好位4番手追走。直線の不利も被ることなく、終始スムーズな競馬ができていた。これでかわされてしまうのだから、今回は相手が一枚上手だった。とはいえ、スピードランク1位で、この馬場コンディションの中を2着に踏みとどまるのだから力は見せた。時計の速い馬場なら巻き返しは可能だろう。

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