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【フェブラリーS 2024の回顧】問答無用の強さでペプチドナイルがGI初制覇

フェブラリーSの回顧
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こんばんわ、ウキョーです。

先週のフェブラリーSですが、ペプチドナイルってあんなに強かったの!? いきなり覚醒モードに入ったかのような圧巻のレースぶりに目を疑いましたよ。

各開催場の馬場差

2月17日(土)
   東京 芝-1.3
 東京ダート+0.5
   京都 芝-0.8
 京都ダート-0.7
   小倉 芝-1.0
 小倉ダート+0.5
2月18日(日)
   東京 芝+0.1
 東京ダート+0.6
   京都 芝-0.6
 京都ダート-0.1
   小倉 芝-0.9
 小倉ダート+0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土曜の芝は速かったが、日曜になって芝の時計が突然かかり出した。ダートは両日ともに速かった。

京都は、芝の時計は両日ともに速かった。ダートは土曜は速かったが、日曜はほぼ標準。

小倉は、先週とは一転して芝は高速馬場になっていた。ダートはほぼ標準の時計。

問答無用の強さでペプチドナイルがGI初制覇/フェブラリーS 2024回顧

馬場差-0.1、レースタイム差-1.1

日曜の京都芝はほぼ標準通りの時計だったが、京都記念はレースタイム差-1.1の高速決着。この時計は評価していい。

ハナを奪ったドンフランキーのペースは、前半800m45.6秒-後半800m50.1秒という、目を疑うような超ハイペース。さすがに、ここまでのハイペースは予想できなかった。▲ウィルソンテソーロが終始プレッシャーをかけてくる中で、ドンフランキーが一歩も退かなかったことで、とてつもない乱ペースとなってしまった。

勝ったペプチドナイルは、このペースを4番手追走。先行勢が4角でバテていくのを尻目に、一頭だけ手応えを残したまま直線に向くと、早め先頭から押し切るという驚異のパフォーマンス。とりあえず、今回の出走馬たちとの勝負付けは済んだと思えるほど、圧巻の強さを見せた。

レモンポップウシュバテソーロデルマソトガケがいない低調メンバーと言われたが、個人的には、彼らが出走していてもペプチドナイルが勝ったのではないかと思う。それくらい今回のペプチドナイルの強さには脱帽するしかない。

11番人気の低評価だったが、フロックでできる芸当ではない。砂の王者に相応しい勝利だった。

◎ドゥラエレーデは、ペプチドナイルと同じ位置取りから、4角で早くも失速。超ハイペースで逃げたドンフランキーを交わすこともできずに12着敗退。ここまでのハイペースを経験していなかった弱さが露呈した形。距離が短かったともいえるが、今回は力負け。この敗戦を糧に、次につなげてもらいたい。

1番人気〇オメガギネスは、好位後ろの6番手追走。こちらも4角ではすでにガス欠状態。直線もまったく伸びず、2.3秒差14着に惨敗という厳しい現実を目の当たりにするしかなかった。今回のハイペースで引っ掛かることはなかったが、気性的に難しいところがある馬だけに、いくらルメール騎手といえどもテン乗りでは厳しかったか。

距離短縮のソーダズリングが重賞初制覇/京都牝馬S 2024回顧

馬場差-0.8、レースタイム差-0.7

土曜の京都芝は時計が速く、京都牝馬Sもレースタイム差-0.7の高速決着となった。とはいえインが伸びず、外差し傾向になっているのは先週と同じ。

モズメイメイが逃げて、前半600m34.5秒-後半600m34.5秒の平均ペース。最初の1Fが12.1秒で、あとはすべて11.6秒以下のハイラップで、悪化した馬場コンディションを考えると、かなりタフなレースとなった。生粋のスプリンターでは厳しいレースと言える。

勝った×ソーダズリングは、好スタートから中団8番手を追走。折り合いもつき、特段の不利もないスムーズな競馬ができていた。直線抜け出し、ゴール前で◎ナムラクレアに並ばれると、そこからもうひと伸びしてクビ差の接戦を制して重賞初制覇。

1400mは初距離だったが、前記の通りタフな競馬となったことで、フローラS2着などマイル以上で走ってきた経験が生きた形。これで高松宮記念で上位争い必至とはいえないが、ヴィクトリアマイルなら面白い存在になれそうだ。

◎ナムラクレアは、互角のスタートを切ったものの、周りが速くて相対的に後方からの競馬となった。二の足が速いタイプではないので、これは仕方ない。後方で脚を溜めて、早めにスパートする強気の競馬だったが、×ソーダズリングにクビ差及ばなかった。

ただ、陣営も戦前から「前哨戦」であることを強調していたから、前哨戦としては十分な内容だったといえる。本番へ向けて好スタートを切ったと言っていい。

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