こんばんわ、ウキョーです。
先週の中京芝は、非常に馬場が読みづらく辟易しました。外差し有利かと思ったら、インが伸びてましたね。思ったより前が残り、競馬って難しい!
各開催場の馬場差
中山 芝 | -0.1 |
中山ダート | +0.6 |
阪神 芝 | +0.6 |
阪神ダート | -1.9 |
中京 芝 | +1.6 |
中京ダート | -1.7 |
中山 芝 | -0.6 |
中山ダート | -0.2 |
阪神 芝 | +0.8 |
阪神ダート | -1.0 |
中京 芝 | +1.5 |
中京ダート | -1.8 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は雨の影響はほぼなく、土曜の芝はほぼ標準で、ダートは時計がかかっていた。日曜は芝が速くなり、ダートは標準に戻した。
阪神は、雨の影響が色濃く、土日ともに芝の時計がかかっており、ダートは高速馬場と化していた。
中京は、土日ともに芝の時計がかなり遅く、ダートは超高速馬場となっていた。
群雄割拠のスプリント界をマッドクールが制す/高松宮記念2024回顧
馬場差+1.5、レースタイム差+0.7
日曜の中京芝はかなり時計がかかっており、高松宮記念もレースタイム差+0.7と時計がかかった。
×ビクターザウィナーがハナを叩き、前半600m34.9秒-後半600m34.0秒のスローペース。思ったよりペースが上がらず、さらに馬場の見た目と裏腹にインが伸びていたことから、後方勢には厳しい展開となった。
勝ったマッドクールは、好スタートから3番手追走。枠なりにインを走り続け、直線では外へ出す馬が多かったところを、最後までインにこだわった鞍上坂井騎手の好判断が光った。結局、ラスト3Fを33.7秒で上がって、〇ナムラクレアの猛追をアタマ差退けて初重賞制覇をGIで飾った。
それにしてもマッドクールは、スプリント戦となると時計不問で走れるのがストロングポイントといえる。知立Sを1.07.2で勝っていながら、今回は1.08.9で高松宮記念を勝ってしまうのだから恐れ入る。今後も、得意の1200mなら馬場不問で注意を払わねばならない。
2着〇ナムラクレアは、先行有利の中、後方10番手から上り最速33.2秒の豪脚でアタマ差の2着なのだから、こちらも強さを見せつけた。いつでもGIを勝てるだけのパフォーマンスで、こちらもまだまだ楽しみな一頭だ。
◎ソーダズリングは、互角のスタートから中団を追走。しかし、いつもは折り合いに苦労する馬なのに、今日はそういった素振りは見せない。それどころか、覇気がないように見えた。馬場がダメなのか、精神的にダメだったのかわからないが、おとなしすぎた感がある。次走で見直したい。
1番人気ルガルは、直線まではスムーズな競馬ができていたように見えた。ところが、直線に入って躓いたような感じで減速してしまった。脚元に何事もなければいいが……。
抜群の勝負根性を発揮してシュトルーヴェが重賞初制覇/日経賞2024回顧
馬場差-0.1、レースタイム差-2.0
土曜の中山芝はほぼ標準通りの時計だったが、日経賞はレースタイム差-2.0の高速決着で、時計面ではS級評価を与えていい。
マテンロウレオが大逃げを打って、前半1000m60.0秒-後半1000m60.7秒の平均ペース。後続はスローペースだったが、ラスト3Fは11.8秒-12.0秒-12.4秒時計を要しており、上り最速の×シュトルーヴェが35.3秒だから、結果的にタフなレースとなっている。
勝った×シュトルーヴェは、後方2番手からの競馬で、マテンロウレオのペースに惑わされることなく、4角まで死んだふり。直線に入ると、鞍上の鮫島駿騎手は内に入れて馬群を割って進出。ここで持ち前の勝負根性を発揮すると、◎クロミナンス、▲マイネルウィルトスをかわしてゴール。
テン乗りの鮫島駿騎手の好判断と、それに応えた×シュトルーヴェの地力が最高の状態で噛み合った感じで、お見事な重賞初制覇でした。
◎クロミナンスは、道中で内に入れられずにずっと外を追走する形。4角で一瞬反応がなくなってしまったが、直線では再び脚を伸ばして2着を確保。反応がなくなった理由は分からないが、意外と乗り難しいタイプなのかもしれない。それでも、前走に引き続き重賞でもやれる力は示せたので、タイトル奪取も近いだろう。
1番人気×ボッケリーニは、終始スムーズな競馬ができていたが、最後はマテンロウレオもかわせないまま5着敗退。ただ、着差はコンマ3秒差である。そこを考えれば、いつもの×ボッケリーニといえなくもない。