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皐月賞のレベルの高さを証明したマイルC【先週のタイム分析】

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各開催場の馬場差

5月9日(土)
東京 芝 -0.6 
東京ダート-1.0 
京都 芝 -2.3 
京都ダート-0.3 
新潟 芝 -0.2 
新潟ダート-0.2 
5月10日(日)
東京 芝 -0.4 
東京ダート+-0 
京都 芝 -1.1 
京都ダート-0.6 
新潟 芝 +0.2 
新潟ダート-0.3 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

京都の芝が相変わらず速い。土曜日は-2.3秒という開幕週なみの馬場差となっている。京都は、ダートもそこそこ速かった。
東京の芝は、土日ともにそこそこ速い馬場だったが、徐々に時計がかかってきており、来週からのG1ウィークは若干タイムが遅くなるかもしれない。
新潟は、2週目にして早くも時計がかかりだした。ダートは若干速い。

皐月賞のレベルの高さを証明したマイルC

日曜東京で行われたNHKマイルCを振り返ってみよう。

馬場差+-0.0で、レースタイム差が-0.8。思った以上に速い決着となり、時計勝負に免疫のないメンバーは揃って討ち死にとなった。

レイングランドの逃げは、半マイル47.2秒のスローペースで、勝った〇クラリティスカイの上りが33.9秒。見た目以上にタフなレースで、先行勢で残った〇クラリティスカイと、アルビアーノは、前途洋洋なレースっぷりとなった。

◎ミュゼスルタンは、33.8秒で猛然と追い込んだが、もっと時計が速ければ着順は変わっていたはずで、これからの活躍に期待を持てる一線とはいえる。

1番人気×グランシルクは、時計勝負に対応できるとはいえ、今回の時計では速すぎた。それでもコンマ4秒差なら、頑張っている。

今回、もっとも時計の速い馬場に向いていると思って期待していた▲ナイトフォックスは、やはりバクシンオー産駒らしく、距離が長かったということだろう。

負けた馬たちの中で、次走が面白そうなのは、4着の△アヴニールマルシェである。それほど時計勝負に向いていないタイプでありながら、直線だけの競馬でコンマ4秒差なら、重賞戦線でやれる力は見せられた。

皐月賞5着の〇クラリティスカイが勝ったことで、異次元の時計をいまいち信用できなかった皐月賞の評価は、字面のままで良い。皐月賞馬のドゥラメンテは、とんでもなく強いということになる。
NHKマイルCの結果を受けて、ダービーが楽しみになってきた。

ドゥラメンテの逆転候補

そのダービーのトライアルが、今週は東京と京都で行われた。まず、プリンシパルSから見てみよう。

馬場差-0.6で、レースタイム差-0.5で、悪くはないが強調できるレースでもない。

1000m通過59.3秒でややハイペースだったが、最速の上りが勝った▲アンビシャスの34.1秒では、ドゥラメンテの逆転候補に推すにはレベルが低い。

京都新聞杯は、馬場差-0.6、レースタイム差-2.6。むちゃくちゃ速い。

勝ったサトノラーゼンはもとより、5着×ダノンリバティあたりまでは、ダービーでも勝負になる時計である。

この時期の3歳馬の2200m以上のレースなら、道中に13秒台のラップがあって当たり前だが、京都新聞杯のもっとも遅いラップは12.6秒。時計もさることながら、このタフなレースを勝ちきったサトノラーゼンは、ダービーで上位を賑わしそうだ。

また、このペースで逃げてコンマ4秒差に踏みとどまったスピリッツミノルも良かった。
まだまだG1では足りないが、G3くらいならすぐ勝てそう。

今週で注目したいレースは、日曜日の東京第1R 3歳未勝利戦(ダ1600m)。
馬場差+-0.0で、レースタイム差-0.8は、昇級しても通用するレベル。
勝ったジーガールージュは、時計の速い馬場に向くタイプなので馬場が合ったとはいえ、馬場差+-0.0なのだから褒めていい。ここでは力が違った。

2着ショウナンマラークも、3着場には5馬身の差をつけており、時計面では優秀。次走は確勝級。

次走の注目馬・マテンロウボス

日曜 新潟第11R 新潟大賞典(G3・芝2000m)16着マテンロウボス

新潟大賞典は、馬場差+0.2で、レースタイム差+1.0。

馬場差がプラスとはいえ、重賞のタイムとしてはかなり遅い。
△マテンロウボスは、出遅れたうえにこの時計では、まったくレースにならなかった。
今回の敗戦で人気がなくなるようなら、時計の速い馬場で狙ってみたい。

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