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【回顧】2着マカヒキに復活の予兆【札幌記念のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
札幌記念は、時計面では評価できなかったものの、これまで時計が速い瞬発力勝負でしか結果を出せなかったマカヒキに復調の予兆を感じました。

各開催場の馬場差

8月18日(土)
   新潟 芝-0.1
   新潟ダート-0.1
   小倉 芝-1.9
   小倉ダート-0.4
   札幌 芝-0.3
   札幌ダート-0.5
8月19日(日)
   新潟 芝-1.4
   新潟ダート+0.3
   小倉 芝-1.4
   小倉ダート-0.2
   札幌 芝+0.4
   札幌ダート-0.3

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の新潟は、芝の時計はまだまだ速いが、ダートは時計がかかっている。

小倉は、芝はまだまだ高速馬場だが、ダートは若干時計がかかり出した。

札幌は、芝の時計がかかっており、とくに日曜の芝は遅かった。ダートは高速化が止まり、若干速い程度。

2着マカヒキに復活の予兆/札幌記念

札幌記念は、距離を克服したサングレーザー、これまでの経歴を覆す好走を見せた△マカヒキ、休み明けでも3着に踏みとどまったモズカッチャンと、上位馬は秋へ向けて前途洋洋な結果となった。

馬場差+0.4で、レースタイム差+1.1。

日曜の札幌は時計がかかっており、札幌記念もレースタイム差+1.1と時計がかかった。

最内からマルターズアポジーが逃げるところを、▲ネオリアリズムが追いかける。引いたと思ったら、今度は大外から出ムチをくれてアイトーンが競りかけ、2F~3Fが10.4秒-11.5秒のハイラップで、1000m通過は59.1秒。
札幌芝2000mでレースタイム差+1.1だったことを考えると、超ハイペースと言っていい。実際、後半1000mは62.0秒もかかっており、これでは前に行った馬は残れない。

勝ったサングレーザーは、スピードランク1位のスピードタイプで、この時計で勝つとは思わなかった。展開が向いたのは確かだが、思った以上に力をつけている。
天皇賞(秋)を目指すのか、マイルCSに向かうのかわからないが、いずれにせよ毎日王冠(東京芝1800m)に出走するなら狙いたい。

2着マカヒキは、これまで時計が速い馬場で、スローの瞬発力勝負でしか結果が出なかったが、まさかこの超ハイペースとこの時計で2着に食い込むとは思ってもいなかった。完全復調は目の前と言ってもいいだろう。

3着モズカッチャンは、時計がかかったことが奏功したが、ここまで休み明けで結果が出せなかったのに、ここで3着好走はビックリ。秋へ向けて良好なスタートを切ったと言える。

さて、◎ミッキースワローは、後方で行き場をなくして、直線も前が開かないまま13着でゴール。度外視したいところだが、このメンバーで、この時計なら何とかしてほしかった。G1では、まだまだ力不足かもしれない。


アレスバローズ 時計もラップも高評価/北九州記念

日曜の小倉で行われた北九州記念は、アレスバローズが、CBC賞(中京芝1200m)に続いて重賞連勝を決めた。

馬場差-1.4で、レースタイム差-0.7。

小倉は今週も時計が速く、北九州記念もレースタイム差-0.7の高速決着となった。

◎ゴールドクイーンが最内から逃げるが、スタート後に若干もたついたため、気合いをつけてハナに立ったことで、2F目~3F目が10.2秒-10.6秒と速くなり、後半600m34.2秒のハイペースとなった。

アレスバローズは、時計勝負に対応できるとはいえ、今回はスピードランク9位と若干足りなかった。ところが、終わってみれば2着以下に1馬身半差の完勝だから、とにかくスプリント能力で抜けている。
中山芝1200mでも好走歴があり、スプリンターズS(中山芝1200m)でも好勝負可能だろう。

2着以下は、アレスバローズの影に隠れてしまった感は否めないが、このペースを2番手追走からコンマ3秒差の3着に踏みとどまった×ラブカンプーは、51キロのハンデが利いたとはいえ、今後は怖い存在になりそう。

◎ゴールドクイーンは、テンにもたついたのが痛かった。あれなら、無理やり逃げることもなかっただろうと思うが、もまれ弱いタイプなのかもしれない。もしそうであれば、古馬混合の重賞で好走するには条件が付きそうだ。

2歳戦の注目馬はイッツクール/未勝利(札幌芝1200m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の札幌第1Rに行われた新馬戦(芝1200m)である。

馬場差-0.3で、レースタイム差-1.8。

札幌は雨の影響でそれほど時計は速くならなかったが、イッツクールが勝った未勝利戦は、レースタイム差-1.8の高速決着となった。
レースは、前半600m35.1秒-後半600m34.9秒の平均ペースだったが、イッツクールは2着馬に4馬身差の圧勝。さらに3着以下に4馬身差と、ここでは明らかに力が違った。

スピードの違いで逃げ切っており、まだまだ経験が必要だが、レースを覚えていけばそのスピードは脅威になりそうだ。

 

次走の注目馬・スティッフェリオ(札幌記念・札幌芝2000m)

日曜 札幌第11R 札幌記念・芝2000m 5着スティッフェリオ

札幌記念は、前記の通りのハイペース。
逃げたマルターズアポジーが15着、先に競りかけたネオリアリズムが14着、出ムチをくれたアイトーンは殿負けといいた具合。
その中、5番手追走から早めに仕掛けたスティッフェリオは、コンマ4秒差の5着に踏みとどまっており、初の古馬重賞を考えれば上々の結果と言える。

さらに、今回はスピードランク1位タイでもあり、この時計で走れないのは仕方ない。また、今回は不利枠まで引いた最悪の条件の中での好走だから、価値は高い。
今後の重賞戦線でも面白い存在になりそう。
 

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