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【有馬記念2023の回顧】強力4歳世代のダービー馬ドウデュースが復活勝利を果たす

有馬記念の回顧
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こんばんわ、ウキョーです。

ドウデュースが最後の大一番で、人馬ともに復活勝利を果たしました。3冠馬を除いて、ダービーと有馬記念を制したのは、1980年以降、ダイナガリバーとトウカイテイオーに次いで3頭目です。

各開催場の馬場差

12月23日(土)
   中山 芝-0.2
 中山ダート-0.3
   阪神 芝-1.3
 阪神ダート+0.3
12月17日(日)
   中山 芝-0.8
 中山ダート-0.1
   阪神 芝-1.2
 阪神ダート+1.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土曜の芝はほぼ標準だったが、日曜になって高速馬場となった。ダートは、両日ともにほぼ標準。

阪神は、土日ともに芝が高速馬場で、ダートは時計がかかっていた。とくに、日曜のダートはかなり時計が遅く、時計勝負に強いスピードタイプには厳しかった。

強力4歳世代のダービー馬ドウデュースが復活勝利を果たす/有馬記念2023回顧

馬場差-0.8、レースタイム差-2.6

日曜の中山芝は馬場差-0.8とまずまず時計が出ていたが、有馬記念はそれを凌ぐレースタイム差-2.6の超高速決着。タイムレベルはかなり高い。

戦前の予想通り×タイトルホルダーが逃げて、前半1000m60.4秒-後半1000m60.1秒の平均ペース。道中は後続を若干離して逃げる、いつもの×タイトルホルダーに戻っていた。

勝った◎ドウデュースは、序盤は折り合いに専念する後方待機から、4角手前でポジションを上げて行き、4コーナーではすでに3番手の積極策に出た。それでいて上り最速の34.3秒を繰り出しているのだから、まさに強さを証明した。最強に登り詰めたイクイノックスを負かした実績は伊達ではなかった。

1980年以降、ダービーと有馬記念を制したのは、3冠馬を除けばダイナガリバートウカイテイオーだけで、なんと30年ぶり。3冠馬を含めても、2011年のオルフェーヴル以来である。

折り合いに不安のあるタイプなだけに、今後の路線は不透明だが、イクイノックスが引退した今、来年の主役はこの馬になるのだろう。

1番人気ジャスティンパレスは、出遅れて最後方からの競馬。前走の天皇賞(秋)でも出遅れており、ちょっと心配になる負け方ではある。それでも、最後は上り次点の34.4秒でコンマ3秒差まで肉薄しており、GI馬としての力は見せつけた。

ウインマーベルが久々の美酒で重賞2勝目/阪神C 2023回顧

馬場差-1.3、レースタイム差-1.7

土曜の阪神芝は時計が速く、阪神Cもレースタイム差-1.7の超高速決着となった。レース自体も前半600m12.3秒-10.2秒-10.6秒のハイラップで、非常に締まった流れとなった。

勝った×ウインマーベルは、好スタートから好位後ろの5番手追走で、前に〇ママコチャを見る形。ハイペースにも動じず、リズムを守って接戦を制した。2着×グレナディアガーズ、3着◎アグリがともに後方から脚を伸ばしているのに対し、5番手からの抜け出しだから、ここでは力が一枚上だった。

もともとスプリンターズSで2着がある実力馬。再び軌道に乗って、GI戦線での活躍が楽しみになった。

◎アグリは、五分のスタートから中団の後ろ10番手あたりを追走。外枠だったものの、道中は内に入れてロスのない展開で、このあたりは、さすがルメール騎手といったところ。ラストも34.1秒で伸びてはいるが、コンマ1秒差の惜敗となった。

以前よりポジションを取れなくなって勝ち味に遅くなった感はあるが、それでも重賞戦線でやれる力はある。いずれ順番は回ってくるだろう。

1番人気〇ママコチャは、ハイペースを3番手追走して、最後は脚が上がってしまったが、コンマ2秒差の5着なら悲観する必要はない。

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